いやいや、こういう情報が欲しかったですね~。感謝感謝。


<MSN産経ニュースより>


sankei

【記者ブログ】チベット騒乱:新華社の公式分析読んでみる? 福島香織
2008.4.13 01:42
■コメント欄で、中国国内報道もアップしてほしい、との要望があったので、著作権に引っかからないであろう新華社の報道を全文翻訳いたします。4月1日に発表し、人民日報にも大々的に掲載された大分析報道。とりあえず、これ一本読めば中国の立場とか主張がだいたい分かる。納得できるかは別。(誤訳御免)
■長いです。飽きずに最後まで読んでもらうためには、つっこみやら意訳を入れたいところですが、今回は自重。読者各自でつっこんでやってください。
■新華社が報じるチベット騒乱の内幕!
中国公安がネットとVOAを駆使した
ダライ集団の陰謀を暴く。
まさかのエイプリルフール発表。これならあとでわかる真相と違っても逃げが打てるね。
■ダライ集団が操る「チベット人民大蜂起運動の内幕」
■新華社北京4月1日電:
■ラサ3・14打ち壊し略奪焼き討ち暴力事件発生後、すべての良識ある人々はとわずにはおれないだろう:チベット社会秩序は安定し、人々は安心して暮らしていたはずなのに、なぜこのような暴力犯罪がおきたのか、いったい誰が扇動したのか?
■数日来、公安当局は初期捜査を通じて、3・14事件が単独の偶発事件ではなく、ダライ集団が画策、組織、指揮したいわゆる「チベット人民大蜂起運動」と不可分であり、その重要な構成部分であることを証明できる十分な証拠をつかんだのである。
■鉄のような事実が証明するには、3・14事件はダライ集団およびチベット独立勢力が、組織し、あらかじめ陰謀をめぐらし、策を入念にねって扇動したものであった。かれらがどのように偽装しようと、この争うことの出来ない事実は改変しようがない。
■チベット人民大蜂起運動がうまれた背景:
■近年来、中国経済社会は安定し急速に発展、ひとびとの暮らしはたえず向上し、13億中国人は自らの実践をもって、世界が瞠目する中国の奇跡を創造した。
■2008年は中国改革開放30周年であり、北京五輪開催年であるが、この国際的なスポーツの饗宴は、さらに世界の視線を中国に集めることになろう。
■このとき、海外に亡命して40年あまりのダライ集団は、ここに「さらなる関心」を向けさせようとしている。かれらはこの機会を、最後のチャンスとして、チベット地域内外でチベット人民大蜂起運動を起こし、チベット域内の行動を呼び覚まし、それと協調して、中国の危機を作り出そうとしているのである。
■-2007年5月,ダライ集団はベルギー・ブリュッセルで、「第5回国際チベット支援組織大会」を開催し、ダライ亡命政府主席の●倫桑東は会議で「戦略計画」を採択、五輪抵抗運動計画の発動を決定したのである。
※●は口へんに葛
■- そのご、米国でチベット独立組織は、「チベット人民大蜂起」構想を提出。ダライ集団のハイレベル幹部が一緒になってこれを研究、意見を一致させ、2008年にチベット独立を実現できる最後の機会と認識、五輪前の有利な時期を利用して、域内チベット区で全力をあげて組織的騒ぎを動員しようと決定した。
■- 2007年年末、チベット人民大蜂起構想を実現するため、具体的措置が研究され、「チベット青年会議」「チベット婦女協会」「自由チベット学生運動」などチベット独立組織がインドで会議を開き、「ダライラマのチベット帰還を許可せよ」「中国人はチベットより撤退せよ」「すべての政治犯を釈放せよ」などと多くの項目の訴求を提出。同時にもし中国政府がこの要求を満足させることができないならば、域内外で「チベット人民大蜂起運動」を起こすと妄言をはいた。このため、亡命チベット族と域内チベット族のネットワークが構築され、域内との協調した対抗活動が組織された。
■- 2008年1月4日、1月25日に、7つのチベット独立組織がインド・ニューデリーで記者会見を行い、「チベット人民蜂起運動建議書」を発表。100以上のウエブサイトにこれをながし、チベットが古来中国領土の一部であるという事実を顧みず、「チベットと中国は二つの異なる国家である」「チベットの独立した自主的地位を継承することはチベット民族の神聖なる歴史的職責である」「20世紀、中国共産党はチベットに対し、侵略活動を行った」などといい、「一刻 も早くダライラマをチベットに帰還させよ」「共産党はチベットから撤収せよ」「チベット問題を解決しないうちは五輪開催資格がない」といったいわゆる建議を行った。
■また、「チベット独特の宗教、言語、習俗などの文化はまさに完全に絶滅線という深刻な時期であ る」「2008年3月10日から、大規模なチベット人民大蜂起運動が開始されている」といい、これら運動を「チベット自由闘争史における偉大なるターニン グポイント」にしようと愚かな企みを抱いた。
■チベット人民大蜂起運動を実施するため、チベット青年会議などの組織は二期にわたる研修会を開き、チベット人民議会副議長の嘉日多瑪、チベット青年会議主席の次旺仁増らを講師に、チベット人民大蜂起運動の宗旨と目的を講義、暴力テロ活動の具体的実施法を伝授した。
■2008年2月3日から10日にかけて、ダライはインド・“デプン寺“の読経、開光儀式、大威徳灌頂法会など宗教活動を執り行う機会を借りて、「チベット人民は共産党の統治下にはあるけれど、心は別の方向を向き続けている」などと扇動した。
■ダライ集団は行動計画を次のように設定した。:(1)3月10日から域外からチベットまで「平和マーチ行動」を組織して実施する。(2)域内チベット族を 含む全世界のチベット族が大蜂起を展開するため、世界各地のチベット族は3月10日に休暇をとり、街中で抗議デモに参加するよう要求する。(3)自由の灯火リレー、世界の灯火リレー、世界アクションデーなどの活動を展開する。(4)在外の中国公館に組織的に突撃する。(5)ハンガーストライキと大規模抗議活動を起こす。
■公安省報道官はこう指摘する。ダライ集団が持ち出したいわゆる「チベット人民大蜂起運動、その目的は安定団結した社会情勢を破壊し、五輪を利用してわが国政府に圧力をかけ、その政治目的を達成することだ、と。決起、この言葉の本当の意味は武装暴力により、現政権を覆すことである、と。
■公安省報道官は言う。「このような中央政府に挑戦的な決起を許す国家がどこにあるか?このような好き勝手に国家政権転覆を扇動する行為を容認できる政府がどこにあるか?」
■ダライは「チベット人民大蜂起運動」との関係を免れ得いない
■3月10日から、ダライ集団の念入りな組織と演出のもと、チベット独立分子は域内外で一連の行動にでた。
■域外では--
■3月10日、ダライは「チベット抗暴力決起49周年」(いわゆるチベット動乱)の定例記念行事活動において、「中国政府は過去数年の間、域内チベット族への鎮圧をさらに輪をかけて過激にしている」「人権を踏みにじり、宗教信仰の自由は制限されている」と語った。
■同じ日、チベット青年会議は「チベットへの平和マーチ行動」の出発式を行い、インド・ダラムサラから出発してチベットに行進しようとして、インド警察に阻止された。
■3月10日のラサ暴力事件発生から今日(4月1日)まで、わが国18の在外公館はチベット独立はと国際チベット支援組織の暴力的攻撃をうけている。
■3月15日、20日に、チベット青年会議などがまたもや「チベットへの平和マーチ行動」を行った。(注:いずれも阻止された)
■域内では--
■3月10日午後、ラサ・デプン寺で300人の僧侶が国家の関連法規や寺院の管理規定を無視して、ラサ市中でもめ事を起こそうとたくらんだ。この数日後、ラサはまた一部の不法僧侶が何度かもめ事を起こそうとたくらんだ。3月14日に一部不法分子がラサで打ち壊し略奪焼き討ち暴力犯罪活動をおこなった。
■3月10日から25日まで、チベット、四川省、青海省、甘粛省の4つのチベット地域で、あいついで150件の打ち壊し略奪焼き討ち事件が発生。騒ぎのなかで、多くの公安、民間警察、武装警察と人民が死傷、数千の家屋が焼かれたり壊されたりした。
■「ことし3月以来、域内外で発生した一連の“チベット独立事件“は、すべてチベット人民大蜂起運動の路線図に従った組織的、計画的な行動だった」と公安省報道官は言う。
■次ぎにあげる事実が、ダライ集団がチベット人民大決起運動の直接的組織者であり、計画者であり、指導者であることを証明している。:
■-(1)自由チベット学生運動責任者が研修会で参加者を鼓舞するときに「ダライラマが大決起の精神的指導者であり、今回の行動を激励、指導しているのだ」語っている。
■-(2)3・14ラサ事件当日、ダライがすぐに「この抗議はチベット族の目下の統治のやり方に対する、骨に刻まれた仇恨みが吹き出したものだ」との声明を出した。
■- (3)3月16日、ダライは記者会見上で、「ラサの抗議は、中国が長年チベットに対し意識的無意識的におこなってきたカルチャル・クレンジング(文化的虐 殺)政策の必然的結果だ」「中国が軍隊をもちいて今回の行動を鎮圧しても、ラサやその他地域のチベット族は徹底抗戦を決意するだろう」と語っている。
■-(4)3月下旬、ダライは「チベット青年会議」「チベット婦女協会」「自由チベット学生運動」などの組織の責任者を召集し会議を開き、チベット情勢にいかに対応するか研究した。
■さらに次なる事実が、ダライ集団とラサの3・14暴力犯罪が直接関係していると証明している;
■- (1)ラサ事件後、亡命政府主席の●倫桑東はすぐに緊急会議を開き、いかに指揮して、今回の“革命成果”をさらに一方拡大できるかを研究し、全力をもって 支持するよう要求した。会議は亡命政府、安全部、宗教・文化部、外交・新聞部、財政部などの各部門に仕事をふりわけた。
■- (2)さらに、大蜂起行動への指揮と協調を強化するため、ダライ集団は3月中旬に7人からなる「チベット団結委員会」を組織、チベット人民議会議長の●瑪 群培担任を主席とした。この委員会は、チベット中央政府とダライラマを代表すると宣言し、各地の亡命チベット族やNGOを直接指揮して、全世界にわたる統一した活動を展開するとした。
※●は口へんに葛
■- (3)3月22日、チベット亡命政府はチベット人民大蜂起運動について、域内外の然チベット族に対し声明を発表している。いわく「今回発生したチベットの 平和蜂起は非常に偉大であり光栄であり、歴史的意義をそなえ、チベット族の精神と勇気を十分に示した」「われらチベット族が得るべき幸福のために、我ら偉 大な政治・宗教上の指導者ダライラマの指示をあおいで事を行おう」。
■これら関連部門が提供した資料によれば、チベット人民大蜂起運動を組織するため、ダライ集団安全部は専門経費を準備し、域内活動の展開にあてていた。
■←はあ。
■3月11日、ダライ集団安全部は、小規模の慰労会を開き、3・10事件を組織、画策したものに、報奨金を出した。ある「当局関係者」がいうには「チベット人民大決起運動は始まったばかりで、さらに次々と活動か展開されるだろう」
■3月14日、亡命政府は各部門において会議を開き、安全部に引き続き、チベット域内で事件を起こすように指示。
■3月17日、ダライ集団は、「緊急チベット救援特別ハイレベル委員会」を設置し、安全部の●倫が責任者となった。主要な任務は、チベットの騒動に参与した幹部らをダラムサラに逃がすことだった。
※●は口へんに葛
■ 「これらすべて、まさにチベット人民大蜂起運動がアレンジしたいわゆる“暴動日”計画であり、完全にその運動が規定した計画通りに行われた」。公安省報道 官は言う。鉄の事実が十分証明していることは、ダライがいうところの「暴力活動、分裂活動に参与しない、支持しない」という言論は、世の人々を騙すウソに すぎない、と。
■←鉄の証拠といわれても…。結局、法王の直接関与を示す証拠や説明は出来ていない気がするのは私だけ?
■3・14事件は“チベット人民大蜂起運動”の重要構成部分
■域外のダライ集団が発表した「チベット人民大蜂起運動建議書」「ダライの2008年3月10日の講話」コピー、ダライ集団が民族分裂活動に従事している現場写真。そして、ダライ集団亡命政府安全部が連絡に使ったパソコン……。
■このパソコンはダライ集団が派遣し、3・14暴力事件を扇動、組織、画策したあるキーパーソンの住宅から合法的に押収された、ゆるぎない証拠である。
■3月15日、この人物は、ダライ集団から指令をうけて民族分裂活動に従事し、ラサ3・14事件に参加した容疑で、法に従い刑事拘留中である。
■この証拠が証明するには、2006年11月から、この人物とダライ集団亡命政府安全部の某当局者はネットワークを構築、その意を授けて、民族分裂活動に積極的に従事するよう指示していた。具体的には:
■- (1)域内に地下情報網を構築した。この人物は某当局者とネットワークを構築後、指示に従ってチベット内で12人の情報員をリクルート、厳密な地下情報 ネットワークを構築した。この情報伝達は安全、秘密を確保するため、連絡時には互いに仮名を使い、文中でも暗号をつかった。たとえばダライのことは「おじ さん」、チベットの旗「雪山獅子旗」は「スカート」、域内に入り込む外地の僧侶は「客人」と言い換えた。
■- (2)情報収集活動に従事。2007年3月から08年3月にかけて、この人物は電話やメールで、某当局者と36回連絡を取り合い、ダライ集団の域外での活 動状況、情報収集に関する指令を受けた。またこの幹部は指令に従い、仮名や暗号を使って12人の情報員と200回あまり連絡をとり、いわゆる「ダライ批判 に抵抗する域内僧侶」「チベット動物の猟による殺害状況(密猟のこと?)」「チベット生態破壊状況」などの情報を集めるよう指示、これをネットを通じて域 外に発信、また同時に域外から受けたダライラマ活動状況の映像などをDVDに焼いて、ラサなどでばらまいた。
■-(3)民族分裂宣伝活動に従事。2007年、ダライ集団組織のいうところの「チベットへの平和マーチ」活動のとき、ダライ集団安全部の指示のも と、この人物は情報員と連絡をとり、ダライ集団にむけて声援の手紙を共同で書いて発信した。ダライ集団はわが国の「宗教事務管理条例」に対する攻撃的文章 を某当局者経由でこの人物に渡し、コピーさせ、ラサのデプン、セラ、ガンデンの3大寺院でばらまかせた。2007年10月、ダライ集団は再び、人を派遣し てこの人物にダライが米国で勲章を受章した情報を焼いたDVDを渡し、この人物はこれをコピーして社会上にばらまいた。
■ ラサ3・14事件前後、双方の連絡は緊密になった。この期間、ダライ集団安全部某当局者がこの人物に送った「チベット人民大蜂起運動建議書」などは、この 人物がコピーし、ラサでばらまいた。ラサの打ち壊し略奪焼き討ち事件後、この人物はまた情報員に多くの活動を指示し、関連情報を集めさせ、ダライ集団に報 告した。
■3・14事件に直接参与、組織画策したこの容疑者はダライ集団のこの某当局者とネットワークを設立後、その意を受けて民族分裂活動の犯罪に従事したことを素直にみとめて供述している。
■わが国の公安機関は、域外のダライ集団と連絡をもち、3・14事件に参与、組織、画策していた複数の容疑者を拘束しており、すでに域内で活動ネットワークにかかわっていたダライ集団安全部の重要当局者を特定している。
■ 鉄のごとく揺るぎない証拠を前に、長期にわたり分裂活動に従事し、3・14事件を扇動、鼓舞していた阿旺朗吉も口をわっている。彼は1989年当時、デプ ン寺の僧侶であり、ラサ騒乱に参与したとして処罰を受けた過去がある。3・14事件前後、彼と暴徒は非常に頻繁に行き来していた。他の暴徒が指摘する証拠 を前に、阿旺朗吉はついに「ラサ市堆竜●(=徳の心の上に一)慶県で、5軒の雑貨屋を開いているが、店が雇っている店員6人は、刑期を終了して釈放された ものたちで、主に分裂活動に従事していました」と認めた。
■←どう読んでも、阿旺朗吉氏が今回の事件に関与していた証拠になっていない気がする。ようするに89年の騒乱に関係したけど、もう刑期満了で還俗してで雑貨家やっていて、その店員が全員元政治犯、というだけのことだろう?それがいけないのか?
■公安機関が捜査によって発見したことは、ネットはすでにダライ集団の重要な指令伝達ルートであり、「チベット人民大蜂起運動建議書」、行動計画やその役割分担などもネットを通じて連絡が行われた。
■ このほか、ダライ集団と域内独立分子は、新たなルートでも結びついている。:まず、通信手段を利用し、簡単な連絡を取り合い、時間を決めて、VOA(ボイ ス・オブ・アメリカ米短波ラジオ)を聞く約束をとりつけ、VOAチベット語放送の中に、暗号を含むようあらかじめ指示して域内の関連情報を外部に伝えると いうやり方である。
■ダライ集団は、暴力事件の影響を拡大させるために、専門のキーパーソンを 域内に潜入させ、デマをばらまき、金をつかって真相を知らぬ人物を買収し、街で打ち壊し略奪焼き討ちなどを起こさせた。林芝地区からきた卓瑪は、後悔して こう語る。「15日午後、私たち50人は雪新村で数件の店舗に対して略奪や打ち壊しを行いました。私は数百元を稼ぎました。16日午後は、60人以上で、 雪新村岔路に集まり、ある見知らぬ人物から、告げられた通りのことを行いました。しかし数人殴ったところで捕まりました。」
■ ラサ事件発生後、域外の分裂勢力は頻繁に四川省甘孜チベット自治州の情報員に頻繁に電話をかけ、事件を大きくするよう扇動するように指示。証拠によると、 域外分裂分子甘孜地区にむかって、反動書籍やDVDなどの画像をばらまき、デマを流し、極めて強い扇動性をもって、たえず域内外の人員に指令を出し、画 策、鼓舞して甘孜での破壊活動を実施した。2月中下旬以来、四川省成都の税関は、インドから甘孜の各寺院によせられた大量のチベット独立宣伝品を押収。最 近、チベット青年会議はまたもや甘孜域内で長期に遊撃闘争を展開するように指令を出している。
■ ←独立宣伝品って、たんなるダライラマグッズだろう。それは独立派でなくとも、チベット族なら誰でも欲しがるものなのだ。
■これらの種々の事実が、暴力事件の組織性を示している。:
■3・ 14ラサ暴力事件が発生したとき、おおよそ門の前にハダ(巡礼などにつかうスカーフ)を掲げている店舗は「幸運にも被害を免れた」。その一方で、また扉に 「大蜂起」の略語「T・G・C」のラベルを貼り付けられた店は、水で洗ったように略奪され、さらには火まで放たれた。服飾品店では5人の花も盛りの少女たちが火の海の中でその身を焼かれたのだ。暴徒たちは、奇計で虚をつき、繰り返し出撃し、さらに大きな範囲で、打ち壊し略奪焼き討ちなどの破壊行為をおこなったのだ。
■3月14日と15日、甘粛省夏河県で発生したデモ打ち壊し事件は、現場写真によると、ほとんどのデモ参加者の中に複数の核心人物がいる。核心人物 は明かな印をつけている。あるものは頭に黒はちまきをし、手に黒い帯をもっている。そのなかで、うでに黒帯を巻くものは、手をあげてスローガンを叫ぶので はなく、雪山獅子旗をもち、あるものは棍棒をもっているのである。
■海外メディアでさえも、手がかりを見いだしている。
■ 英ガーディアン紙:五輪イヤーがチベット民族主義者に行動に拍車をかける機会を与えた。最初のデモ活動発生時から、その協調性および大胆さからみても、あ きらかに1989年時の行動よりさらに計画的である。これまでにダライ・ラマはこのデモ活動を阻止する何の努力もしていない。
■←計画的だとしたら、もっと直前に行動したほうが、より効果的だったのではないか、と私なら思うが。
■ ロシア商業コンサルタント日報:ラサで発生した事件は一部ウォッチャーを非常に震撼させた。専門家は、これは外部の念入りな計画による中国を挑発する行動 だとみる傾向が強い。その主要目的は共産党政権とチベット族の間の有効な対話を破壊し、さらに多くの仇恨とえん罪を生み、出来るだけ多くの人々に中国政府 の行動を譴責させることだろう。
■これら一連の事実が十分説明していることは、ラサで発生している打ち壊し略奪焼き討ち事件は、まさにダライ集団の組織的なチベット人民大蜂起運動の一部であり、ダライ集団およびチベット独立の勢力が糸を引いているものなのだ。
■← ダライ集団が背後にいる、という分析は一応わかるが、ダライ集団が、ダライ・ラマ法王の意を受けて動いている、という証明にはなっていない。法王が退位まで言い出して、暴力を抑えるように説いたのは、平和対話路線を維持しようとする法王と、独立急進派の一部側近の間に対立が生じているのかもしれない。板挟 みになってつらい立場なのでは?
■公安省報道官はこういう。「世の人にダライ集団およびチベット独立勢力組織の各種活動に高い関心をもっていてほしい。ウソは真実を隠しきれない。事実は最後にはダライ集団による国家分裂の陰謀の真相をあばくであろう」
<2008/04/11 22:45>
▼「福島香織」の記者ブログ<北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)> 
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/


やっぱりなあ~、中国に報道の自由ってまだねえな。