<MSN産経ニュースより>


sankei

キャンディーズ“復活” 30年ぶりに「伝説」再び 解散コンサート4日に「上映」
2008.4.3 14:54
人気アイドル、キャンディーズの解散コンサートから4日でちょうど30年。約5万人のファンを集めた、このコンサートを復活させようと、当時のファンクラブ会員が立ち上がり、4日、フィルムコンサートが開かれる。場所は、コンサート会場となった後楽園球場の跡地にたつ東京ドームシティ(東京都文京区)。球場(ドーム)コンサートの先駆けとなった伝説の公演が再びよみがえる。(堀口葉子)


行ったよなあ~。後楽園球場。

岩崎君と内海君だったかなあ~、一緒に行ったのは。

岩崎君が泣いていたよなあ~。懐かしいなあ~。


「ランちゃん」「スーちゃん」「ミキー」。50歳前後の男性が背広を脱ぎ、紙テープ片手に盛り上がる-。そんなシーンが4日午後7時から、東京ドームシティ内のJCB ホール(定員約2000人)で展開される。当時のファンクラブ「全国キャンディーズ連盟(全キャン連)」会員が主催する今回のイベント名は「大同窓会  キャンディーズ チャリティー カーニバル」(参加費1万500円)。
キャンディーズは出演しないものの、解散コンサート時の「年下の男の子」「春一番」「ハートのエースが出てこない」「微笑(ほほえみ)がえし」などヒット曲の数々が上映される。
会員から今回演出を依頼されたのは、キャンディーズのマネジャーを務め、解散コンサートの演出も手掛けた大里洋吉さん(現アミューズ会長)だ。
「今回のイベントのために、改めて解散コンサートのときの映像を(権利元の)TBSに探してもらったところ、今までテレビ放映もパッケージ化もされていない部分の映像がふんだんにあった。そこで、30年間ファンでいてくれた皆にプレゼントとして、その秘蔵映像も上映する。きっと、最初で最後の上映になるだろう」と大里さん。
イベントのオフィシャルサイトには連日、リクエスト曲の書き込みが殺到、「その気持ちに少しでも応えたい」(大里さん)という。また、衣装全12着をステージ上で着替えたり、スタッフが走り回ったり、といったシーンにも出合えそうだ。
キャンディーズは人気絶頂の1977年7月、東京・日比谷野外音楽堂のコンサートで突然、「普通の女の子に戻りたい」と解散を発表。ただ、所属事務所・渡辺プロダクションの了解を得る前だったため、半年後に引き延ばし、解散コンサートに至った。
当時マネジャーから離れていた大里さんは、すぐにでも解散しようとする3人の説得を事務所から頼まれた。「だから、最後にほかの誰もやったことのないことをやろう、と持ちかけたんだ。そうしたら3人もやろう!って納得してね。それが、史上初の球場コンサートとなった。今振り返ると大バクチだよね。でも、挑戦しがいのある高い目標だった。そして、キャンディーズなら5万人以上集められる自信があった」
今でこそ当たり前のように開催されるドームコンサート。その先駆けを作ったのが、この解散コンサートだった。実際、シンクタンクのぴあ総合研究所によると、06年、5万人以上集めるドームコンサートは合計61公演にも広がっている。1万人以上集めるアリーナコンサートを含めると、622公演にもなる。
「彼女らは今でも、伝説は壊したくないというんだ。まして、再結成はファンへの裏切りになる、と。だから当日も来ないが、アーティストとしての考え方はすごいストイック。プロだよ」
そんな3人に出合える“復活”コンサートは、また新たな伝説になりそうだ。問い合わせは(電)03・3475・5999。