<MSN産経ニュースより>


sankei

【温家宝首相会見詳報】「事件はダライ集団が画策、扇動」
2008.3.18 20:26
中国の温家宝首相は18日、全国人民代表大会(全人代=国家)閉幕後に記者会見を行った。約2時間で計13人の国内外記者の質問に答えた。日本人記者は指名されなかった。首相との主なやりとりは以下の通り。(北京 矢板明夫)


これが中国の日本の位置づけだよな。

Q 最近、チベットで騒乱と暴力事件が発生している。「平和的なデモを弾圧した」などと中国を非難する人もいる。ダライ・ラマは「文化的虐殺」と主張している。この問題について首相の考えは(米CNN)
A 最近主にラサで起きた暴力事件は、ごく少数のものが罪のない大衆を傷つけ、殺害する残忍な事件だ。彼らは車両や公共施設を破壊し、民家、商店、学校を 焼き討ちした。事件はダライ集団が念入りに画策、扇動したものだ。私たちはそれを裏付ける十分な証拠を持っている。ダライ集団が標榜(ひようぼう)してきた「独立を追求せず、平和的対話を求める」との方針は偽善に満ちたうそであることがこの事件で証明された。


これって、実はそういう報告しか上がってなかったりして。

Q 私の記憶の中で、中国はダライ・ラマと直接対話したことがない。しかし、ほかの国が類似のケースを処理した場合、例えば南アフリカや北アイルランド、いずれも見識のある指導者が大局に立って、自ら進んでかつての敵や自分の反対者と対話を始めた。ダライ・ラマがチベットの独立を求めないなら、中国は彼を北京に招き、直接対話することは可能なのか(英フィナンシャル・タイムズ紙)


英国人(紙)らしい質問というか、王道だよな。

A 私たちはこれまで何度も厳粛に表明しているように、ダライが独立の主張を放棄すれば、対話の門戸はいつも開かれている。鍵はダライの行動だ。私たちはダライを取り扱う場合は、ダライが何を言うのではなく、何をするかによらなければならない。


よく言うよって感じですね。

Q 西側諸国の中に(チベットで発生した騒乱を受け)五輪をボイコットすべきだと主張する人もいる。首相の考えは(独DPA通信)
A われわれは五輪の趣旨と憲章を尊重しなければならない。その趣旨は、五輪を政治問題化してはならないというものだ。中国はまだ発展途上国であり、五輪の準備に当たり、あれやこれやの問題を避けられない。しかし、13億人の中国国民が笑顔で世界に接すれば、世界の人々も笑顔で応えてくれることを私は信じている。


ご都合主義のきわみというか、こういうときだけ、自分たちは発展途上国って言うんだあ~。だったらもう少し軍事費のことでも考慮したらって思うけどなあ。

Q ここにいる多くの記者はラサに行って、そこでなにが発生したのかを自分の目で確認したいはずだ。中国は自分が提供した事実についてこれほどの自信を持つなら、なぜ外国人らのチベット訪問を拒否するのか(フランス通信)
A ラサ情勢に対する各国メディアの関心を理解している。ラサで起きた事件はほぼ落ち着いていることを皆さんにお伝えしたい。ラサはいつか必ず開放される。その際、外国メディアによる現地視察団を組むことを検討したい。


言論統制、言論規制。