いよいよ本会議が開会されました。まずは、今年初めての議会ですので、その年度の予算を組むにあたっての考えでもある、「市政執行方針」が市長から述べられました。まあ、誰もがわかる通り、職員が書く作文なのですが、さてさて…なあ~。


知能指数、偏差値の高い成績優秀な方が書いたのは間違いありません。文章を見ればわかりますよね。ただ、市長のふなばしっ子ならではの色が欲しかったことと、誰よりも思いが強いんだという部分が欠如しているのではないかなあ~って思います。藤代市長ってすごくいい味があるのに、こういう優等生作文は似合わないよなあ~って思うのは私だけ~?


本日ここに、平成20年第1回市議会定例会を招集し、提案いたしました諸案件のご審議をお願いするにあたり、平成20年度の市政執行方針について所信を申し述べたいと思います。
平成19年度は本市にとって、市制施行70周年を迎えた記念すべき年でありました。中核市で全国初の単独開催となった「全国都市緑化ふなばしフェア」は予想を遥かに上回る来場者があり盛大に執り行うことができ、また他の記念事業も成功裏に進めることができました。これはひとえに市民の皆様及び議員各位のご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
さて、来る平成20年度は本市にとって将来に向けての新たな10年のスタートとなるわけですが、わが国には、先進諸外国に例を見ない少子高齢化と人口減少の同時進行、経済のグローバル化による影響、団塊の世代の大量退職による労働人口の減少や技術の伝承問題、地球規模で深刻化して行く環境問題など、課題が山積しております。これらの諸問題が地方行政の運営にも密接に関連していることは周知の事実でございます。


そうかなあ~。この下線部ってどこかからの引用っぽいんだけど、言語明瞭意味不明に近いんじゃないかと思うんですけど、市民の皆さんに実感としてあるんでしょうかねえ~。むしろここ数年言われていることをまだ言ってんのって感じですね~。まずは暗めの話をして、大変なんだよという前フリですよね。


また、最近のわが国の経済を見ますと戦後最長といわれている拡大基調にあった景気は、原油をはじめとする原材料価格の高騰、国際的信用不安の発生と米国経済の減速懸念などにより翳りが見え、その先行きには不透明感が強まっていると言われております。


またまた暗い話での前フリ。

ここで記憶にとどめておこうと思うのは、きちんと「原材料価格の高騰」とありますから、ポイントですね。新年度の工事発注などには原材料価格の高騰が加味されてくるのでしょう。従って予算もそういう予算組みになっているんでしょうね。噂によると、市役所は原材料費の急激な値上げなどにはなかなか対応してくれない。だから、入札に参加できない。「不調」「辞退」が多いにも関わらず、「仕事出してやっているのになんで応じないんだ」みたいなことをいう市役所の人もいるそうです。仕事の出し方のチェックが先だろうと思うのですが…。


一方、地方行政全体を見ますと景気回復の実感が乏しく、地域間の格差や将来的な行政需要の増加とその財源確保に対する不安が存在する状況にあると言われております。本市の行財政は比較的恵まれた環境にあるとは言えますが、財源調整基金がここ数年の多額の取崩しにより、急速に減少して来ているという極めて厳しい状況にあります。


またまた暗めな前フリ。


これから新たに迎える10年は、少子高齢化の更なる進行により、地方行政がかつて経験したことのないものとなることが予想されます。このような変化の時代において、市民の皆様の生活を守ることが私に課せられた責務と考えております。


そうだ。その通り。だからリーダーシップを発揮して頑張るべし!!


新たなスタートとなる平成20年度は、非常に厳しい社会経済状況の中ではありますが、長年の懸案であったリハビリテーション病院の開院、西部公民館及び本中山児童ホームのオープンなどが予定されております。新たな10年を迎えるにあたり、市民の皆様の期待に応え、必要な行政サービスを提供していくための基礎は着実に出来上がりつつあります。
私はこれまで市政のあり方や諸政策について、市民の皆様と一緒に考え取り組んでまいりました。今後も船橋市が将来に向け、今取り組まなければならないこと、準備しておかなければならないことを見極めながら、誰もが安心して暮らし、次代を担う子供たちが誇りを持てる船橋市をつくってまいりたいと思います。


さて、「新たな10年」の繰り返しが多いですね。この作文をした人の気持ちが現れていますが、ちょっと間違っていますね。普段、船橋市役所は総合計画に基いてさまざまな施策を語ります。それが、今回はなんでしょう。キリの良い数字でわかりやすさを出すためでしょうけど、なんでしょうね。


http://www.city.funabashi.chiba.jp/kikaku/soukei/index.htm
をご覧ください。平成12年4月からのスタートです。この単位で行くと、どこにも今年から「新たな10年」にはならないのです。こういう作文ばかり上手になったって、ダメだということの証明ですね。何考えているんですかね。


この前も書きましたけど、事業の進行管理ができないからこんないいかげんな作文をかけるんですよね。そして平気で議会で市長にしゃべらせちゃう。何の整合性もない。言わされる市長もたまったもんじゃない。作文として立派でも、「公」の仕事としての継続性を否定さえもする愚挙。ですな。

多くの議員さんが瞑想にふけって黙想していたもんな~。

文を作るほうも、いいやどうせ聴いてねえし…みたいな。