の2日目は、兵庫県西宮市で、視察テーマは前日の豊田市と同じでした。豊田市の部分で書きませんでしたが、決算特別委員会の委員構成についても勉強をさせていただきました。


両市とも、船橋市と違って、議長を除く全員が決算特別委員となって、それぞれの常任委員会の所管事項の決算審査をします。「分科会」という言い方で、決算特別委員会が議会定員マイナス1の定員となり、それを分科会に分けます。常任委員長が分科会長になって、審査を行うのです。なるほど、それも一つの方法という感じですね。


決算審査がより細かくなるようなお話だったのが、西宮市。特段変わらないのが豊田市。だったような気がします。


さて西宮市議会で気になったのは、施設面でした。

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まずは、登庁の表示板。タッチパネル式だそうです。そして、庁内課長職以上とおっしゃっていたと思いますが、デスクのパソコンで見ることができるようです。これは便利です。船橋市では、議会事務局にいちいち電話で問い合わせをしなければなりません。


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ちょっと変わったお名前の議員さんの名前を見つけました。「雑古」と書くそうです。


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西宮市議会はボールペンと鉛筆を議会事務局で用意しておいてくださっているようです。ありがたいご配慮ですね。
議員さんそれぞれいろいろな方がいらっしゃいますが、質問を控えているときというのは、だいぶ緊張状態にあるため、皆さん、筆記用具などをお忘れになるケースも多々あるのです。なので、常に使える状態の筆記用具を一律で用意がしてあるというのはありがたいことですね。


とはいえ、西宮市は議会事務局に秘書担当がありました。基本は議長の秘書業務だと思いますが、これは船橋市議会にはありません。議長に関しては庶務課職員が兼務するような形になっておりますが、特段、議員にはその職務をする必要はないことになっております。


何でも自分でやります、普通の常識ある議員は。私なんか中国に駐在したことがありますから、「自力更生」という言葉で何でもやらされましたねえ。まあ、意味はまったく日本語と同じ。しかしながら、ことあるごとに「自力更生、自力更生」ってお互いに中国人と言っていましたね。


さて、視察を終えて、西宮から三宮に向かいました。
駅前の写真です。

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なぜ、この写真を撮ったかと申しますと、平成7年の1月の阪神大震災からここまで立ち直ったというところを撮りたかったのです。実は西宮から三宮までの間、電車で外の景色を気にして見ていたのですが、窓から見える風景は、きれいな街並み、新しい建物、きれいな道路、きれいな護岸の川でした。


西宮の議会での財政状況などのヒアリング中に、阪神大震災時の復興のための借金の返済が財政的に厳しいんですよということでした。
なるほどねえ、という感じでぼ~っと街並みを見ていたのです。