こういう場所の提供を考えなければいけないのです。生涯学習とは。
すでに、船橋市内の公民館なんかでも、男性のための料理教室などが開かれています。私の先輩議員も議員引退後、公民館でやっているんだと、笑顔で教えてくださったこともありました。


しかし、先般、日頃お世話になっている方から、生チョコレートをいただきました。なんと、ご主人が、近所のチョコレートショップに弟子入りして技術を磨いたとのこと。お嬢様のご出産を機に、カリフォルニアに行き、お嬢様のまわりの方にも差し上げたりとご活躍のお話。いや~、それはそれは素晴らしかったのです。


私は、何度も書いていますが、大学を卒業して、就職1年後には中国にホテルを作る事業に携わりました。開業準備から開業までの間に、製パン・製菓のシェフは3~4人代わったような記憶があります。理由はいろいろでしょうが、思うように材料の調達ができない、思うように機材が揃わない、アシスタントに恵まれない等々あったと思います。私は、事務方ですから勉強をするだけ。香港に出張や一時帰国時に立ち寄る際に、世界レベルのホテルで、今で言うところの「スウィーツ」をいただきました。


当時、The Peninsula http://hongkong.jp.peninsula.com/phk_ja/index.shtml
が格式も高い一流ホテルでしたが、このホテルのチョコレートが結構いけていました。日本人観光客のお土産としての人気もありました。
そこからがチョコレートとのお付き合いです。このホテル以外にも、有名ホテルはどこもチョコレートショップ(ブティック)をもち始めました。そして競って販売をしていたのです。
ということで、大好きなのです。チョコレートが。


話が外れましたが、そんなわけで、いただいたチョコレートの素晴らしさに幸せいっぱいな気分になったのです。同時に、前述の環境に生活しておりましたので、「生チョコレート」を作るのは簡単ではないことを承知しているのです。それを、お仕事をリタイアしたあとに勉強なさって、ご商売しても通用するのではというレベルに達する。こういう方を趣味の領域に置いていて良いのかという疑問です。


下記のように、夫婦の「老後のための料理」もあるかもしれませんが、実は、奥様よりもお上手になってしまうご主人様がひとりや二人ではないのではと思うのです。その技術を活かさない手は無い!!
のです。

例えば、

姉妹都市交流。どこかのシーンで活躍いただけるはず。
市内商店街の空き店舗対策。毎日では負担が重過ぎます。リスクも背負ってもらわない。場所、材料、水光熱費などなど経費は市が負担。それぞれの方が技術を提供。日替わりの惣菜、和洋菓子等の販売。同時に、厨房では教室もあり。


なんて、乱暴な発想かもしれませんが、「市民協働」というなら、こういうことも考えてもらえればな~なんて思っています。


MSN産経ニュースより


定年退職の後は 夫婦で楽しく料理を
2008.1.13 11:37
定年退職後は、夫婦で一緒に料理を楽しんでみては-。江崎グリコの江崎勝久社長の妻で、料理教室を主宰する江崎美恵子さんは、自ら実践している“夫婦クッキング”をすすめる。「2人で作れば1粒で3度おいしい」と力説している。団塊世代のみなさん、いかがですか?(榊聡美)
リタイア後は、子供たちも巣立って、時間に余裕ができ、夫婦で過ごす時間が増える。それが“夫婦クッキング”を始める絶好のタイミングだと美恵子さんは説明する。
近頃は、料理教室に通い、台所仕事の楽しさに目覚めるシニア男性も少なくないが、60~70代の夫婦を対象にした調査では、約6割の妻が「夫も食事作りをしてほしい」と願っているのに対し、実際に「することがある」と答えた夫は3割にとどまった。
「朝昼晩、『おい!めしまだか?』では、奥さんはいやになってしまう。そうならないためにも、いたわり合う気持ちを表す手段のひとつとして、料理があってもいいのでは?」
美恵子さんの場合も、子供たちが次々と独立し、夫婦の時間が増えるにつれ、一緒に台所に立てたら楽しいだろうな、と思ってはいたが、江崎社長は以前、手作りしたスクランブルエッグを子供たちに「おいしくない」と言われ、料理から遠ざかっていた。
美恵子さんは、次の5つのことを心掛け、それが功を奏したという。
(1)キッチンは清潔にしておく。(2)食材、調味料、調理器具は整理して、定位置に置く。(3)料理は簡単なものからスタート。時には友人を招いて、料理を披露する場をもうける。(4)必ずほめる。焦がしたり、こぼしたりしても責めない。(5)料理ができあがったら楽しく食事をし、「ありがとう」 の一言を忘れない。
夫に面と向かってほめ言葉を言うのは気恥ずかしいものだが、「感謝の気持ちはちゃんと口に出して言わないといけない。それが励みにもなるので。逆に“おぜん立て”は、悟られないようにするのがポイント。『キッチンをきれいにしたから、さぁやって!』というのは逆効果で しょう」。
“夫婦クッキング”は食事の時間を豊かにしてくれる。「できあがった料理をゆっくりと味わいながら『おいしいね』『今度は何を作ろうか』と会話も弾みます。妻の負担が減って、会話が増えて、そして食事がおいしくなる。だから1粒で3度おいしい」
美恵子さんは、初心者の夫と料理を楽しむために考案したレシピを『ふたりでクッキング』(講談社)にまとめた。中でも、簡単で失敗が少ない料理としておす すめなのがポトフだ。「にんじんやかぶなど、野菜の皮をむいたり、塊のお肉に塩、こしょうするのはご主人向きの仕事ですね」
夫婦円満の秘訣(ひけつ)は料理にあり。夫婦2人きりになっても、食事を通じてきずなを深めることができると美恵子さんは説いている。