ここ数日は、再開準備や補正予算のための予算特別委員会など、私自身はフリーな時間がありましたので、部課長さんとの雑談にあっちへフラフラ、こっちへフラフラでした。そんな中、財政状況が厳しい中での工夫の話があちこちで聞くことができました。いいじゃん、いいじゃんって感じです。どこに問題があるかの認識もほとんど同じでした。あとは手法の問題。そこでいろいろな意見が出てくるのでしょう。


例えば、今回の定例会の一般質問で私が質問をした内容で言うと、広告についてです。質問では、広告を積極的にやれば収入(歳入)が増えるじゃないですかって言ったのですが、まあ、その精神が大切って答弁をいただきました。広告収入なんて知れていますから当然です。


そんな中、事務事業ごとの広域連合化というアイディアを職員の方からいただきました。例えば広報誌。近隣数市と一緒に発行したらどうなるでしょう。軽~く100万部の発行ってありです。そうなると、俄然、媒体力が上がるわけです。そうすれば、広告料もより高額にできます。そうしたら、どうでしょう?そのスケールメリットってすごいでしょうね。


広報発行で四市や六市なんてすごいことです。各市の行政サービスの違いが明確になりますから、首長(市長)の手腕の評価の場にもなります。そして、その呼びかけに乗ってこない市は、もっともらしい理由をつけるでしょうけど、自分の市の事務事業に自信がない証拠にもなるでしょうね。


お隣の習志野市が、ミニバス(コミュニティバス)の運行を始めました。私は市境に住んでいますので、生活圏も習志野市経由のものが多いのです。船橋市は四の五の言ってまだ運行開始ができません。だったら、習志野市にお願いして、負担金を出してルートを延ばしていただくのもあり。かな。


とか、ゴミ処理場ですが、近々に北部清掃工場が建て替えのスケジュールに入っていきます。この処理場の能力というのは、技術の向上などで、自治体が広域で何市かで協力をすれば、経費の削減ができるのです。


そういう意味では、わかってもいないくせに、アホみたいに、合併や政令指定都市を目指すことを言っている議員さんがいますが、事務事業ごとの広域連合運営の方が現実的というか、本当の行財政効率のアップにつながるのではということで、私もその通りだと思うのです。


まずは、助走期間としての広域連合による、様々な自治体の組み合わせを作り、事務事業を効率化させる。それでも、法令等の縛りにより不可能なもの浮かび上がってくる。それらをどうするかを考える。そういう方が良いのではと思うのです。


ですから、広報は、船橋、習志野、市川、鎌ヶ谷、八千代。ゴミ処理は、船橋、市川、浦安、松戸、鎌ヶ谷。公民館運営は、船橋、市川。コミュニティバスは、船橋、習志野、八千代。とかいうふうに、弱いところ同士で組むのも一つの方法、逆に強いもの同士で組むのも一つの方法、強弱が助け合うのも一つの方法なのです。コンピュータシステムなんかも絶対統合すべきでしょうね。


と、真剣に歳入増を考えている人からの考えが集まってくるようになりました。