決算委員会のための事前勉強で読んでいる本で、いろいろと気になっていたことがクリアになってきました。そして、12日のブログで私が書きましたことに間違いがありましたので訂正をさせていただきます。

記述の中で、

「ブッシュ大統領の京都議定書の非支持に見られるように」と書かせていただきましたが、正確に申し上げますと、「米国議会が京都議定書の批准をしなかったことにみられるように」に訂正をお願いしたいと思います。

199712月に京都で行われたCOP3「第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議)」で155カ国が締結した条約ですが、その後、各国が「批准」という形でその条約締結を追認する作業をしますが、米国の場合、それが行われなかったようです。そして、それ以前の19977月に、既に米国上院で「ハード=ヘーゲル決議」として全会一致で、「京都議定書は署名しても批准せず」が事前に決まっていたそうです。ということは、ゴア副大統領(当時)は、この京都会議では指導的役割を果たしたようですが、肝心な自国は署名後批准しないことは明確だったことになります。更には、米国議会での決議ですから、参加各国もわかっていたことになるようです。これって、茶番劇ってやつでしょうか?

そして、先般、報じられているように、ノベール賞受賞。すごいなあと思います。これらは、先般紹介させていただいた、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の続編、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2」 武田邦彦著 洋泉社 の冒頭からわかりやすい説明がなされています。

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なんだかな~って思います。まだ最初の部分を読み始めただけですが、今回のノーベル賞受賞IPCCの第4次報告書の内容も例示しながら解説をしています。読み進んでいくと、あ~あ。って思います。

外国人と接する方々は特に気をつけていただかないと大変だと思ったのは、新聞やテレビの情報で、外国人と雑談で環境問題など話した日には、大恥を書くということです。まあひどいものです。将来の海面水位の上昇や、平均気温の上昇など「へ~そうなんだ~」って信じていたものが、「おいおいおい、ぜんぜん違うんじゃない」ってことになってしまいます。

この著者も述べていますが、「地球が温暖化してなぜ問題なのか」ということです。困ったものです。100%この著者が正しいとは言いません。しかし、公式なIPCC4次報告書などを例示して説明していることには異論の挟みようがありません。1冊目の中でも書かれているのですが、確かになあ~ということもありました。

「環境ホルモン」と言う言葉。いつの間にか聞かなくなりましたし、新聞等の活字でも見なくなりました。ちょっと以前も書きましたが、「ダイオキシンが猛毒」も違う話のようですし…

まあとにかく知識人ぶって、環境問題を口にはしたくないですね。そして、「環境問題」「地球温暖化」を冠にして言われるストーリーは鵜呑みにしたくはないな~と思います。