今議会に議案として契約案件が4件あることは以前書いたとおりです。さてその契約案件にかかわらず、船橋市が民間事業者の方々と契約をする工事あるいは物品の調達などに関して、非常に難儀なことを感じました。ひょっとすると永遠に解決できないのか、あるいは本当は簡単に解決できるのか、ここで書き切れるかどうかわかりませんが、これから書いてみたいと思います。もしこれをお読みになった方で、こういう方法で解決したらどうだというご意見があればぜひ、メールをいただきたいと思います。

hasegawamasaru@nifty.com  が私のメールアドレスです。

では、私の疑問点です。今回大きな工事案件が契約になります。それらの工事は、入札によって契約相手方の事業者が決定されます。当然ですが、その能力のある企業に、細かく定められた条件に従って契約をしていただきます。それはそれは大変細かい仕様であったり、その案件特有の条件があったりです。

さて、そこで問題です。その特有の条件や細かい仕様に、恣意的に特殊なものを入れたり、競争入札が競争で無くなる(多数社でなく顔ぶれがみんな勝手知ったる社だけになる)状況が生まれたりするのではと思うのです。そうなると談合以前の問題ですが、それを職員が行うことはたやすいわけです。従って、それらをチェックしなければならないのではと思ったのが私の疑問点です。

もう少し細かく申しますと、ここにも談合という言葉をあえて使いましたが、世の中では、談合や官製談合などという言葉がメディアを賑わしています。あたかも談合が悪いことであるということを言います。ここで「あたかも」なんて言葉を使いますと、お前は業者の回し者かと言われるかもしれません。そうではありません。談合を容認するわけでもありません。

しかし、入札時に談合が行われる前に、ある特定の工法などを採用させようとした場合、一つは、1~2年かけてその工法の宣伝などを積極的に行い、その工法が非常に優れているような錯覚を起させる手法で役所の職員を洗脳する、もう一つは似たような工法で、実直な技術屋さん手段で特に宣伝もあまりしない工法もあるとします。その両社が、ある船橋市の工事にふさわしいとなった場合、その担当者は、両社工法の相違点を導き出し、一方をだめにする理由付けをし、仕様に合致しないようにします。そうなった場合、仕様に合致する工法を採用している工事会社数社が応札することになります。それは果たして公正な入札と言えるのかどうかということです。その仕様を決めたりする過程で明らかに事業者との癒着があったり、一方的に何らかの接触があればそこでアウトですが、そうじゃない場合を想定しています。まったく職員も善意で、純粋にその知識と経験で理論構成していった場合です。

私が言いたいのは、その職員及びその担当課全員の協議があっても、それを100%信用していいの?ということです。それが、船橋市にとって最良の工法であるという選択が適正かどうかを誰が判断するの?ということです。

先般、電子行政推進課の業務について話を伺いました。その後に、船橋市立医療センターで、空調故障の事故による血液のストックを使用不能にする事故が起きました。実は電子行政推進課でのパソコン購入の仕様と購入条件が、12時間かそれくらいでのオンサイト修理が条件と聞きました。そうすると、そういうことに力を入れているメーカーしか対応不可でメーカーが限られてくると思います。一方、低価格が売りのメーカーは、その辺が違っていて、メーカー指定の修理方法などがあって、若干の時間がかかるのが通常です。私は、例えば部や課に予備のパソコンがあって、故障時は予備を使用し、メーカー修理に出せばいいじゃんと思うのです。あるいは、まとめて購入する条件で、オンサイト修理ができないメーカーは、何台かに1台、予備パソコンの貸与をしてもらうとか。それにしても、パソコンの使用目的を聞くと、主にワープロと表計算ということでした。だったら、何もオンサイトで修理を12時間で義務付けなくてもと思うのです。

ちょっと長くなりましたが、この12時間でのオンサイト修理の思想が市の事務事業にあるのなら、医療センターの事故は事故にならずに済んだはず。あるいは、その問題のあった部屋をどういう設計をしたかも問題です。ドクターの血液の取り扱いの施設面での諸注意事項がきちんと設計側に伝わっていれば、バックアップ体制があったはず。そして、パソコンと同じ思想があったなら、この事故は防げたはず。ひょっとすると必要の無いところに、余計な手厚い危険回避の手段を講じていて、肝心なところにそういうことができていない。そういうことがたくさんあるような気がするのです。

だからこそ、第三者の公平な、厳正な目で、契約案件が進むように、あるいは物品購入などができるようにすべきであると感じたのです。がしかし、こうすればいいよという名案が浮かばないのです。なので、今回はどうしてもお読みいただいている方に、アドバイスをいただきたいと思うのです。

そうそう、いつもこのブログは勢いで一気に書いていますので、意味がわからない場合もあると思います。その場合もメールをいただければと思います。