父が「かっぱ寿司が近所にできたから行こうぜ。ってことだったので、家族5人で行ってきました。なるほどここまできたかって感じでした。混むことが予想されたので、早めに行き、数分待ちで着席。

な、な、なんと、回転寿司ですが、7インチ(カーナビみたいな)くらいのモニターで、タッチパネルになっていて、それでオーダーができるのです。ありそうでなかった方法です。(うちの近所には)もうそれだけで、息子は興味津々。早速わさびぬきの注文です。カメラを持っていけばよかったのですが、残念ながら画像は無しです。

普通の回転寿司と同じように、回転しているレーンでは、普通にお寿司が回ってくるのですが、な、な、なんとその上にまたレーンがあるのです。そして、そこには、控えめに「特急レーン」って書いてあるのです。

そして、そこに先ほど注文したお寿司が「新幹線」に乗って到着するのです。それも、結構なスピードで来て、ちゃんと注文した座席のところで止まるのです。で、注文した品物を取って、取りましたよ~ていうボタンを押すと、新幹線がバックで戻っていくのです。もう私なんか新幹線が到着した段階で大爆笑でした。

もうこうなると息子はとどまるところを知りません。勝手に頼む頼む、すごいものです。しっかり、店舗側の意図通りの消費購買行動ですね。しかも、一皿100円の安心感で、大人はニコニコしているだけ。これまた店舗側の意図通り?ですかね。

冷静に回りを見回してみれば、90パーセントが小さな子ども連れ。まさにマーケティングの勝利ですかね。かっぱ寿司が勝利者かどうかは不明ですが、どんどん店舗が増えていることは、間違いないようですね。コンセプトが揺らいでいないのでしょう。一時の回転寿司ブームが過ぎ去り、淘汰されて残ったところは、それなりの理由があるのでしょうね。

かっぱ寿司は、素人ながら、「子ども、100円、均一価格」にして、メニューも完全にそこに焦点を絞っていますね。子どもが喜びそうなメニュー。マヨネーズの多用や、わさび抜きが流れてくる、デザートが豊富に流れてきて、ジュースも流れてくる。連れてくる大人にとっては、税込み105円は明快すぎるくらいの安心価格設定。それに加えて遊びの要素まで入っちゃって、タッチパネルや小さめ液晶に抵抗感のない子どもたちには、もう、些細なことですが“エンターテイメントレストラン”とでも呼べちゃうのではと思います。

特段何の関係があるわけでもなく、単なるお客に過ぎませんが、久しぶりに企業の営業努力を見た感じです。ホームページでもわかるようになっていますので、ご覧になったらいかがでしょうか。

というように、マーケティングの概念をもって、きちんと消費者の行動に合致した経済活動になれば良いのだと思います。それは、市政運営でもまったく同じことで、ここのところの船橋市の市政運営を見ていると、マーケティングとは大きくかけ離れていて、自分勝手な独りよがりな市政運営が散見されます。「机上の論理」「机上の理論」とはよく言ったもので、個別に批判などしたくはありませんが、今回船橋市が募集した少年の船?ですか、中国上海へ子どもたちが行く事業ですが、まったく定員に満たなかったようです。

「なぜ、いま上海?」「船?」「プログラム内容は?」等々まったくナンセンスな事業です。ナンセンス…センスが無い。これは来年の決算特別委員会でじっくり議論しようと思っています。しかも市制施行70周年記念事業ですって。行った子どもたちは十分楽しめたと思います。良い思い出作りができたと思います。内容は文句のつけようがありません。しかし、募集定員に満たなかったことに問題があるのです。マーケティングの意識のない、いかにもお役所仕事だったのでしょうね。