さて前回のブログでまたまた脱線して一般質問について中途半端なものになってしまいました。最近の船橋市議会は、数多くの一般質問が行われます。9月定例会も11日から14日まで4日間行われます。1日5,6人が質問をするのだと思いますが、そのエントリーが、前回書きました「先例・申し合わせ」では次のようになっています。

 一般質問の実施方法等は、次による。

  ◇ 連絡 会派代表者は、所属会派の質問予定者名及び予定時間を把握し、

       審議日程等を協議する議会運営委員会の前日までに、議長に連絡する。

  ◇ 主意書の提出期限 原則として開会日の午後3時とする。

  ◇ 主意書の記載内容 要旨及び質問予定時間を記載する。

  ◇ 主意通告事項の重複 同一会派内の重複はできるだけ避ける。

  ◇ 主意書写しの配布 主意書の写しを議員ほか関係者に配布する。

  ◇ 主意通告事項の追加 主意書写しの配布後は、原則として事項の追加は

              認めない。

  ◇ 発言時間 会派所属議員数に15分(答弁を含まない。以下同じ)を乗じて

        得た時間を当該会派の持ち時間とし、その範囲内で発言を予定した

所属議員に割り振る。ただし、1人最長30分間とする。

  ◇ 発言の注意 答弁時間が質問時間を大幅に上回るような質問は、自粛する。

ということで、私は審議日程等を協議する議会運営委員会(8月30日)の前日8月29日までに会派代表にエントリーシートへの記載をお願いします。その際、何人が一般質問をするかをよく見て、予定時間を考え、それもエントリーシートに記載してもらいます。我が会派は、13名ですから15分×13名で会派の一般質問持ち時間は、195分になります。その195分を最長30分として、予定者数で使います。

そして、その後主意書を提出します。その期限が、9月4日の午後3時です。以前にも書きましたが、「市政運営を民間企業の経営手法を取り入れることについて」とか、それに類するような主意通告にしようと思います。

その後、どういうことがあるかというと、午後3時近辺になると、議会事務局に多くの職員が一つの書類に群がります。甘いものに群がる蟻のようにとでも言うのでしょうか。不思議です。「先例・申し合わせ」にもあるように、写しを関係者に配布することになっているのに、1分1秒でも早く、一般質問で担当業務に関する質問が無いかを調べに来るようです。きっと、そこまでに至るには、蟻ではなく蠅のように五月蠅く議会事務局に、主意通告の内容を「早く教えろ」「早く教えろ」「早く教えろ」と大変だったのでしょうね。どうも結果としては、議会事務局の好意で午後3時を待たずに書類が提出されて、ある段階までくると、コピーをして、決まったテーブルに置かれるようです。そうすると職員の皆さんが群がるんですね。

どうしてルールで決まった「写しの配布」まで待てないのでしょうか?僕が思うには、日頃の業務が忙しくて、議会などかまっていられないので、1分1秒でも早く議会対策を考えて、本来業務に復帰して、市民の皆様にご迷惑にならないようにしようとしているのでしょう。そういう意味では、本当に公務員の鑑だと思います。議会のルールなんか逸脱してでも、市民の皆様へのサービスの停滞が無いように努力するということですね。本当にすばらしいと思います。9月4日の午後3時以降は、議会事務局でどこの課の職員の方がそういうすばらしい考え方で日常業務に取り組んでいるのかを把握し、ぜひとも広く市民の皆さんにお知らせしようかと思います。

それらの主意書写しが出回って、議案検討日が過ぎ、議案質疑の日(今回では9月10日)あたりから今度は「質問取り」というのが行われます。一般質問をする議員さんに、「どういう趣旨で質問をするのか」を聞いて、より良い答弁をするためということになっています。が、しかし…(次回に書かせていただきます)