さて、だいぶ経ちましたが、船橋市の幼稚園について、またご紹介を申し上げます。全部を一度に紹介できませんが、少しずつ紹介をさせていただきます。

ウェブサイトなどがない園もありますが、「ウェブサイトが無い」ことをマイナスポイントにカウントはしないようにお願いします。ご自分の目で確かめていただくのが確実です。

 

ベル 山野幼稚園


住所は西船ですが、旧地域名が園名になっているのだと思います。「山野」と呼ばれる船橋海神・西船地域でも閑静な、高級住宅地という感じの地域で、こじんまりとというか、非常に街になじんだ、良い雰囲気の幼稚園です。創立者の亀井先生は、船橋の幼児教育発展にご尽力された先生のひとりです。今はご子息が全体をみていらっしゃいます。先般お伺いしたときに、教育顧問として「笑い療法士」の阿久津博先生をご紹介いただきました。阿久津先生は、前回の幼稚園紹介で紹介申し上げた健伸幼稚園の行田の園(健伸行田幼稚園)の園長先生だった方ですから、船橋の幼稚園事情は十分知っている先生ですが、新しく「笑うこと」で、心身ともに健康でいることを普及することにご尽力いただいているようです。大変興味を持ちました。私もかねがね、「笑う」ことは、自分自身も、あるいは、相手の方にも、気持ちの良い時間を与えてくれることだと思っていました。これから何度か先生のもとに通っていろいろご教示いただこうかなと思っているところです。

 


ベル 船橋ひまわり幼稚園


夏見の幼稚園ですが、第二が金杉にあります。園長先生は、船橋市私立幼稚園連合会の会長さんで、船橋市の幼児教育の振興にご尽力されている立派な先生です。お若いのに、といっても、私と同じくらいですから、幼稚園保護者の皆様からみると、若くはありませんが、いつお伺いしても、受付で対応いただく先生が、やさしさがにじみ出ていて、好きですねえ。礼儀正しくて(これは船橋市内どこの幼稚園も共通しておりますから、今後は特段記述をいたしません)笑顔がとてもステキです。

 


さて、鈴木園長先生が、船橋市の幼児教育にご尽力なさっていると書きましたが、少し船橋市の幼稚園事情を書きましょう。

 

船橋市には公立幼稚園はございません。幼児教育のすべてを私立の幼稚園に委ねています。幼児教育は義務教育でありませんから、公立学校としての設置をしておりません。

しかしながら、義務教育への第一ステップとして、集団生活や、同世代の子どもとのふれあいなどを積極的にするために、それぞれの経営者の先生(学校法人の場合は理事長先生)が、特色を持って園の経営をしております。あくまでも教育機関であり、文部科学省の幼稚園教育要領 に基づいて教育を行っています。

 

義務教育前の学校として教育を行うのは、千葉県など都道府県の認可を受けた幼稚園だけです。保護者の皆様はここを間違えないでいただきたいと思います。教育を行うところ。そして更には、学校法人や個人の方、宗教法人などが、きちんとした設置基準に基づいて施設を作り、そこで、子どもたちにまさに、「初めてであった学校」として楽しい時間を過ごしてもらうのです。

 

当然ですが、私立ですから、理事長先生や園長先生はじめ、教諭の方々と一丸になってその理想の教育を行っているのです。従って、それらの先生方がめざす教育方針や目標など、よくお聞きになって、自分の子育てにはマッチしないなあと思った場合は、別の幼稚園のお話を聞いてみると良いでしょう。本当に、すばらしい先生ばかりですが、人と人とのふれあいの場でもありますから、やはり、良くお考えになって、大事なお子様の将来を考えてお決めいただきたいと思います。いろいろな園のいろいろなお話を聞くだけでも、子育てのしかたのさまざまなケースや、子育ての思想、子育ての楽しさ、子育ての喜びなど保護者の方にとっても有意義な情報がたくさん聞けます。また、ご自身の子育ての心配やことなど悩み事を、専門の立場で解決してもらえるのも私立幼稚園の良いところですね。

 

よく、「子どもも生んでいないのに、先生としては未熟よ」っていう保護者がいます。そういう言葉を発すること自体、子育ての資格はありません。幼稚園教諭とは、しかるべき専門教育を受け、試験に合格して資格を持った方が採用されています。そして、いろいろな研修の機会があり、私立幼稚園の経営者の先生は、積極的に研修会に参加して、より良い先生になっていただく努力もしているのです。そういうこともわからず、あるいは考えもしないで、軽はずみな言葉を発すること自体、保護者として子どもを育てる資格は無いと思います。そういう親を見て育った子どもは保護者と同じように、相手のことを思いやれない、自分勝手な解釈を押し付けるような困った子どもに育ってしまいます。お気をつけを。