昨日、新聞各紙の千葉県版に船橋市の現・元議員さんの政務調査費に関する記事が出ていました。その使途について、住民監査請求というものがあり、その請求に基づいて、船橋市監査委員が監査をした結果として、市長に対し使い方に問題があるから、返還をしてもらうようにしなさいという勧告をした、という内容でした。

論評は避けますが、昨今、国会における事務所費の問題などがあり、市区町村などの自治体でも、そういう費用の使い方に関してきちんとしなければいけないと思います。しかしそもそもは議員一人ひとりがきちんと自覚をもって、その責任において使用すべきものだと思います。私の8年間の経験で申し上げますと、私たち議員は、船橋をより良い街にしよう、より住みやすい街にしよう、といつも考えています。そのためには、さまざまな文献を入手し、さまざまな自治体での先進事例(いろいろな政策、施策、制度、施設等々)を勉強しようとします。

それらの研究を進めるにあたって、手順はいろいろあると思いますが、私の場合をお話ししますと、まず、船橋でおかしいなあと思うことがあるとします。私は徹底的に担当課からヒヤリングをし、文献等も同時にチェックします。最近はネットの普及でかなりネット上で情報入手が可能になりました。それらにより理解が深まったら、今度は、その先進都市の事例研究をします。そしてその先進事例が魅力的であったり、船橋市に当てはめることができるかどうかなども調べます。それらが終わると実際その自治体を訪問し、担当者に導入経緯や導入後の苦労話や、さまざまな話を聞きます。そうすると、もし船橋に導入するならここはこうしようなどと考えます。

そして、もう一度船橋に戻っておさらいをします。そうすると、新たに、自分がおかしいなあと思ったことが、こういう解決の仕方をしたらどうだろうというような、自分なりの考えがまとまります。それを基に、議会の一般質問に臨みます。まずは疑問に思った事柄を質問して、答弁をもらう。それに基づいて再度質問をする。そして、新たな施策を提案(提言)する、という感じです。

それ以外にも、日常、支持者の皆様や市民の皆様から、さまざまな苦情や相談事を承ります。そうすると、その相談者の方のところへ伺います。細かい話で恐縮ですが、それらの交通費、通信費、図書購入費、記録作成費等々からはじまり、皆様に対する議会の報告のための広報広聴費などなど、さまざまな費用を政務調査費で賄わせていただいております。

具体的に私は数回、高度地区変更のことを書かせていただきましたが、これらの決定手続きが急ピッチで進んでいますので、今議会閉会後、都市計画審議会開会までの間に、先進都市である、町田市横須賀市三鷹市、新宿に行って担当者のお話を伺ってきます。これらも政務調査費で行かせていただくのです。結果はまたこのブログを通じて報告させていただきますが、そのように普段からあちこち飛び回って、費用が足りないくらいで、一部は報酬の中からその費用にあてることになります。