東野圭吾原作 映画「白夜行」を見てきた(やっとこさ|゚Д゚) | Polyhedron

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うそばっかり書いてますのでちゃんと見分けてください←

東野原作の既読者前提で、80点はつけていい出来じゃないですかね。

ただし原作未読だとかなり苦しいかもしれない。

あの長編を2時間ちょいで収めるわけだから、まあ原作未読は置いてけぼりなのは仕方ないだろう(主観)。

何にしても東野作品を映画にするなら、まずは原作を徹底して読み込んで、その世界観に忠実な完コピーをつくる、というところを出発点とすべきだ、と私は考える。
コレはたとえるなら入試の英文解釈や翻訳とも根っこは同じだ。英文解釈教室の亡き伊藤和夫師は徹底した逐語訳を我々に刷り込む。冠詞ひとつ、カンマひとつにこだわる。そこに不定冠詞aが存在する以上絶対に無視してはならない、かならずそこには意味があると。
そうしてすべてを把握したのち、日本語としての自然さという縛りのもとに、いわば編集作業を行うのが英文解釈の手続きである。カット、再編集をし、必要なら別の表現を探す(撮り直し)。
表層のキーワード、キーセンテンスだけを摘み食いし、あとは手前勝手な妄想で「作文」をするのが英文解釈ではない。それでは高得点はけっして取れないのだ。
小説の世界観が勝手に監督の創造物に置き換えられ台無しになった作品はいくつもある。

今回の「白夜行」を観るに当たって過去の悲惨な作品の経験からw身構えて行ったのは言うまでもない。相当最悪な作品にも耐性ができていて、もはや脳内補完によって原作の世界観に修正して見続けるというスキルを僕は持っているw。誰が「てもでもの涙」をやっても僕には必ずみかちぃが見える、というのと同じスキルである。


そんなわけだから、ドキドキしながら最初の5分を観ていたわけだが、幸運なことに今回の深川栄洋監督及び映画スタッフは、というか彼らのセンスが信頼できそうなことがわかってホッとした。細かい部分の賛否はあろうけれども最低限の譲れぬ一線みたいな部分がきちんと原作をつかんでる人のそれだなと思わせるものだったから。

そのディティールにしても、個人的にはけっこういい線じゃないかと思えた。まず配役。脇を固めるメンツの選定もかなりいい。演出も概ね納得できるもの。リョウジとユキホは同一フレームに入れてはならない。ラストの場面以外それは守られていたし、二人は笑う時も表情が消えたような笑みしか見せてはならない等等。

心理描写、説明は無しで淡々と事実が描写されていく東野作品の特徴から、少し違和感のあるラストの改変や、重要な伏線・エピソードのカット等もありましたが、140分の映画として作品完結を図る映画人の裁量部分と考えて許容できる範囲だと自分的には思えます。

2005年にはStudioLifeの舞台、2006年にはTBS系で連続ドラマ化、2009年には韓国で映画になっている。とにかく「さまよう刃」のような「出会って2.5秒でダメ」なのがわかる(ノД`)最悪な事態(金カエセーヽ(`Д´)ノ)も覚悟してただけに、まあよかったですww


堀北真希も22歳んなだねー。ノブタはもう5年前。早い|゚Д゚)
亮司役の高良健吾もいい。顔が亮司っぽいよね(主観(*゚ー^)。とくに時計を取りに来た典子を組み伏せた時のあおり角度の面は極めて亮司然としててよかった。

まあ、ほかにもイロイロ感想らしきものはありますが、このブログ的には
福本史織ちゃんと小池彩夢をフューチャーしなきゃですねわかります。

福本 史織 2000/05/11 (満 10 歳) 女.
芸暦. 映画 「白夜行」唐沢(西本)雪穂 幼少役.

雪穂のその後を決定付ける幼少時代の演技は重要性が高いものだったが見事にこなしていた。ここは省くわけにいかないというシーンはしっかり入れ込まれていた。今後が楽しみ。


小池 彩夢(こいけ あやめ)1995.2.13 T 149cm
出身地 神奈川県  オフィスジュニア

おなじみTokyo Cheer② Partyのリーダーあやめcですねw この役に彼女を選んだ監督の慧眼に感服ですね。

オフィシャルブログは停止中。仕事も絞る宣言(昨年11月)。
先日16歳になった高校1年生。この春から高2.
Tokyo Cheer② Partyに名を連ねるほか、pure2 ピュアピュア常連、DVDも2本出てその辺でアンテナにかかっている紳士も多いかもしれない。白夜行での役どころは原作より少し幼いイメージだがかえって効果的だったかもしれない。台詞回しや表情、醸し出す空気、存在感はなかなか素晴らしかった。
去年は11/3の浜祭とかAlice in deadly schoolとかありました。浜祭りは文化放送のやつ。おととし209は仕事抜け出してMay'nとAKB48を観てきたが去年は行かなかったなあ。アリスインも結局いけずじまい|゚Д゚)。今後も会える現場があることを期待ヾ(・ω・)ノ