翌日は輪島市に入りました。まず輪島中学校に設営されている避難所を訪問し、今、何が一番問題かお話を伺い意見交換いたしました。避難所では断熱性がありプライバシーも確保できるダンボールハウスが活用されていました。避難所の運営面においては自治会の皆様のご尽力に新しい災害対応の仕組みを考えさせられ、能登に住む方々の底力を感じました。その後、輪島塗の「輪島屋善仁」中室社長にお会いいたしました。「輪島屋善仁」は江戸・文化年間(1813年)創業、中室社長は九代目であり、大きな被害を受けた状況をお聞きしました。輪島を支える伝統産業再建のため、被災から逃れた輪島塗を支援していきます。輪島市の朝市地区周辺や漁港にも参りました。建物が倒壊している様子、海底が隆起し漁船が座礁しており出航できない様子など目の当たりにし、心が痛む思いです。国と連携し出来うる支援を最大限スピード感を持って後押しして参ります。