この週末は函館に入り、2つのシンポジウムに参加しました。
ひとつは、インバウンド(訪日外国人)の地方空港における受け入れ等をテーマとした「地方空港の国際線拡充にかかるシンポジウム~インバウンドの恩恵を地域の隅々まで」が午前に開かれ、インバウンドの拡大と地域振興、今後の観光振興などについて講演やパネルディスカッションが行われました。折しも函館空港では、出入国在留管理庁において入国審査官を出発地の空港に派遣して事前チェックを済ませ、訪日外国人の到着後の手続きを簡素化する「プレクリアランス」の対象空港に選定されており、コロナ禍を経て、函館など地域における訪日外国人の誘客や国際線誘致、インバウンド受け入れ拡大における課題の取組等、意見が交わされました。
もうひとつは、午後に開催された「函館渡島檜山ゼロカーボン北海道推進協議会設立シンポジウム」です。これは、洋上風力をはじめとする再生可能エネルギーを活用した地域づくりを推進する協議会が道南の2市16町が参加して設立されることとなり、その設立を記念してシンポジウムなどが開催されました。当日は檜山渡島管内の全首長も出席し、GX(グリーントランスフォーメーション)関連産業の発展や港湾の利活用、脱炭素とともに進める地域づくりの取組等について決議文が発表されました。地域からGX推進の機運を高めて行く大きな機会となりました。