昨日は、仙台市秋保温泉で開かれた「宿泊業における観光と金融に関する全国懇談会」に出席いたしました。これは長期化するコロナ禍で日本旅館協会役員の皆さんと政府系金融機関ならびに関係省庁幹部の方々と定期的に行ってきた金融懇談会の全国版として初めて開催されたものです。
この懇談会では、菅義偉 前内閣総理大臣、観光庁高橋一郎長官、中小企業庁須藤治長官、金融庁監督局伊藤豊長官による基調講演が行われ、その後「震災復興と観光振興」や「地域金融機関との連携」などといったテーマに分かれてパネルディスカッションが行われました。
基調講演では、観光庁高橋一郎長官より、政府としてとりまとめたALPS処理水の海洋放出に伴う支援スキームに関連して、宿泊事業者の方々が水産業者の方々と連携して福島産水産物をはじめとする食材の活用、消費拡大への取組を全面的にサポートしていく旨(宿泊施設での水産物提供イベントへの支援など)、発言がありました。
コロナ禍による様々な困難を乗り越え、このたびの全国懇談会で『再び「夢のある業界」にすることを目指す』との宣言をとりまとめられた宿泊業界の皆様の取組を、これからも全力で後押しして参りたいと思います。