私のホームタウンであり、北海道を代表する温泉地「定山渓温泉」において、アフターコロナを見据え、観光地の拠点となるような景観づくりやまちづくりの取組を進めるため、札幌市から要請を受け、観光庁を交えて協議を行って参りました。

このたび、コロナの影響を受け危機的状況にある観光地の地域全体の魅力及び収益力の向上を図ることを目的とする観光庁事業「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」に札幌市の計画が採択されました(7月8日付け北海道新聞掲載)。

景観改善のため、空居となっている温泉施設を撤去して新しい観光目的の施設にしたり、観光施設の価値を高めるために様々なニーズに対応できるよう客室のハイグレード化を行うなどといった取組が、札幌市、定山渓観光協会、関係事業者が一体となって進められることとなります。

定山渓は、温泉以外にも自然やスキー場に代表される体験スポットなど多くの観光資源に囲まれる地域であります。今後、海外渡航が正常化され、インバウンドが回復するタイミングまでに、定山渓温泉が一年を通じた北海道観光の拠点となるよう、環境整備や魅力のある観光地づくりを引き続き後押しして参りたいと考えます。