札幌市におけるワクチンの大規模接種の対応、医師確保について、札幌市より相談を受け、5月13日に札幌市、厚労省幹部、文科省幹部を交え、全国に先駆けた形で協議を進めておりました。

早速、翌14日に両省から、付属病院を置く各国公私立大学長あてに新型コロナワクチン接種体制の強化に向けた協力について依頼頂くとともに、特に、北海道大学に対しては、文科省からも大学長に対して直接協力の依頼をして頂くなど検討、調整を進めていただき、このたび、札幌市が開設を予定している大規模集団接種会場に北海道大学から1日あたり10名の医師を派遣いただける運びとなりました。(5月23日付け北海道新聞にも掲載されました)

自衛隊の方々を頼らない形で、大規模接種の体制が出来るのは、全国でも札幌市が初めてです。

北海道大学、北海道大学病院の皆様のご理解、ご対応に感謝申し上げるとともに、ここに至るまでご尽力された札幌市にも敬意を表します。

引き続き、コロナに対応できる病床を増やすため、移転予定の病院の活用等も検討、調整しています。

また、防衛省幹部に自衛隊員の方々へのワクチン接種の提案をしたところ、自衛隊の方々1万人を対象とした、モデルナの治験接種という方向で調整ということとなりました。豪雨災害等自然災害が発生した際に災害派遣活動として派遣されるのが自衛隊でありますが、自衛隊の方々に対する新型コロナワクチンの予防接種は国民が摂取した後ということになっていました。今後起きうる災害現場等でのクラスター発生を防ぐためにも、自衛隊員の方々へのコロナワクチン接種は必須であります。

新型コロナワクチンの速やかな接種体制の構築が今まさに肝要であり、ワクチン接種が一刻も早く皆様に行き届くよう、尽力して参りたいと思います。

 

(写真は、札幌市町田副市長が要請のためご来訪された際に撮影したものです)

5月23日北海道新聞朝刊掲載記事