こんにちは!

東京事務所インターンのコール・ギャレットです。

今日は日本国国会における野次について書きたいと思います。インターンを始めてからまだ二週間経っていませんが、長谷川先生が僕に傍聴をする機会を沢山与えてくださって、色々と国会の構造についても勉強になっています。初めて予算委員会や本会議を傍聴した時、一番『これはアメリカの政治と違うなぁ』と思ったのは野次でした。アメリカでは、あまり野次を飛ばさないのです。普通に上院では野次は全く飛びません。そして、下院で野次を飛ばすとしても、日本国会ほどにはなりません。アメリカの上院議員や下院議員が野次を飛ばしたら(特に大統領に)、大きいニュースになります。2009年9月に、オバマ大統領が上下両院に演説をしました。この演説はオバマ大統領の新しく提案した国民皆保険に関するものでした.(今でもアメリカでの国民皆保険は非常に大きい話題になっています。)その演説で、オバマ大統領は「国民皆保険を不法移民に与える事はない」と述べて、共和党のジョー・ウィルソン下院議員が「嘘つき」を叫んだと言います.その後、アメリカのメディアが1・2週間位この「事件」を大騒ぎにしていました.ジョー・ウィルソン下院議員も謝罪までさせられました。

 二週間位、日本国国会でのインターンですが、今まで傍聴させて頂いた会議で、確か、誰かの議員が管総理大臣に「嘘つき!」と叫んだ事もあるという気がします。それでも、新聞に載せるほどのニュースになっていません。アメリカ人の僕にとっては凄い事です。

勿論、それぞれの政府構造にはいい点と悪い点がありますが、やはり日本国会の方が野次があって、見るのが面白いと思います。

コール



ジョー・ウィルソンの「野次事件」はこちらのリンク
でご覧になれます。