東京事務所です。
長谷川参議は、本日は島根県主催の「竹島の日」に出席するため、島根に移動中です。
参議の代理として、内閣部会に出席しました。
本日の議題は、次の二点です。
①月例経済報告(平成23年2月)について
②GDP世界第2位からの陥落について
内閣府が2月14日に発表した、2010年の日本のGDPは、ドル換算で5兆4742億ドル(479兆2231億円)となり、初めて中国(5兆8786億ドル)を下回りました。
我が国は1968年に国民総生産(GNP)ベースで世界第2位となりました。その後は高度成長が続き、バブル時代を経て、長期低迷の現代に入ります。それと同時に、中国など新興国の台頭がめざましいものとなりました。
日本の世界第3位陥落は、このような時代を大きく反映しております。
43年ぶりの世界第2位からの陥落ということで、世間でも大きなニュースとして取り上げられました。
部会では、省庁の説明の後、様々な意見が飛び交いました。
・GDPの消費統計は通販などの購入が含まれていないのではないか。今後変えるつもりはあるのか。
・需給ギャップを縮めるのが一番の課題ではないのか。報告の中で、公的需要がマイナスとなっているが、これによる影響はどうなっているのか。
・TPP関連の問題では、為替政策の問題が重要であると言われている。今後の為替政策はどのようにするのか。
・FRBは今後の金融政策についてどのような姿勢でのぞむのか。
など、など。
日本の世界第3位陥落について、センシティブになることなく、冷静で、かつ地元経済への影響についての指摘が多くなされておりました。
東京事務所より