総務部会が開催されました。
議題は、平成23年度総務関係予算、平成23年度地方財政対策について。
平成23年度総務省予算は17兆7216億円。前年度比で8700億円強の減額となっております。
特に議論の対象となったのは、地域自主戦略交付金(仮称)の創設について。
地域自主戦略交付金とは、「ひも付き補助金」を段階的に廃止し、地域の自由裁量を拡大するために創設された一括交付金のことで、総額5120億円の予算となっております。
地方自治体の自由裁量が大きくなることで、地方の自立が促されることが期待されますが、一方で、財政状況の厳しい地方部では、ひもつき補助金の廃止によって、自治体の経営に大きな影響が出ることが懸念されます。
都市部と地方の格差が拡大する中で、一律に自由裁量を拡大することが本当によいことなのか、さらなる議論が求められます。