おはようございます。今朝の宇和島は曇り空ですが、見た感じ昨日からの雨は止んでそうです。でもまあ梅雨ですから、今日は雨がちな天気っぽいので、安全運転に心掛けて走っていくことにしましょう。今回の宿は素泊まりにしたので準備ができ次第の出発です。ホテルをチェックアウトしてから駐車場へと向かう途中に宇和島城をチラ見しながら車に乗り込みました。それでは今日も移動開始です。


まずは宇和島の市街地を通り抜けてから宇和島坂下津ICより松山道を宿毛方面へ進んでいきます。高規格な道路な上に車どおりもほとんどないのでスイスイと進んでいくことができました。しかも無料なのですから、そりゃあ活用しない手はないですな。しばらく走ったところで津島高田ICまでやってきました。案内板にもここのICすぐ近くに道の駅がある、と出てますので、こちらへと向かいましょう。


そんなわけで今日最初の道の駅である宇和島市の「津島やすらぎの里」に到着しました。まず最初に目についたものといえば、宇和島市らしいじゃこ天のお店でした。ただその前にまずはいつもどおりにスタンプをもらってくることから始めます。そして構内を見て回りますが、農産物の直売の他に温泉施設とかもあるみたいで、高速道路のPAとして見ると十分すぎる施設になってます。


そしてひと通り見て回ったところでそのじゃこ天屋さん「島原かまぼこ やすらぎの里店」に戻ってきました。こちらはじゃこ天だけじゃなくてじゃこカツも扱ってる上にそれを使ったバーガーも売ってました。なので今日の朝ご飯はこれで決まりです。眼の前でじゃこカツを揚げてもらってパンに挟んでできあがり。これがなかなか美味しかったです。やっぱり愛媛県にきたらじゃこ天、じゃこカツは欠かせませんな。さらには自分用にじゃこ天もお土産で買ってまいりました。これをアテに家に帰ったら一杯やりますか。


朝ご飯も無事に済んだところで次に向かいます。再び津島高田ICから松山道へと入っていきます。相変わらずの軽快なドライブではありますが、この高速道路は次の津島岩松ICで終了となります。この後は一般道路の国道56号線へと繋がります。少し走っていると眼の前には宿毛行きのバスが走っています。以前、あのバスに乗車したこともありましたね。バスは途中で国道から離れてしまったのですが、道路は続きます。右手にときどき海を見ながら、しかも信号が少ないので快適なドライブとなりました。


その後、愛南町に入ってから、しばらく行って御荘町の中心部にさしかかったところで次の愛南町の道の駅「みしょうMIC」に到着しました。このあたりは四国八十八ヶ所巡礼とかしているときに何度か通っているはずなのですが、この道の駅にはとんと見覚えがないです。というのも実はこの近くには40番札所の観自在寺があって、いつもそっちを通過するため国道56号線でこのあたりを通過することがなかったためです。そんなこちらの道の駅にてまずはスタンプをいただきます。館内を見ていると、やはり愛媛県の南部ということもあって柑橘系が多いですね。中でも愛南町産の柑橘類を使ったジュースや酎ハイなんてのも気になる一品でした。


それでは次へと向かいます。少しして市街地を離れると木々に囲まれた道路になるのですが、そんな中で歩き遍路を見ることができました。高知県から愛媛県へいたる区間はお寺の間隔が長いので、歩いて回る方はとにかく頭が下がる思いでいっぱいです。そのうちに県境を越えて高知県宿毛市に入りました。山の中をしばらく進んでいくと宿毛市の市街地が見えてきました。同時に道路の車線も増えましたので、久しぶりに街に来たって感じになります。そんな市街地で右折して国道321号線へと進んでいきます。


市街地を抜けて右手に海が見えてきたところで次の宿毛市の道の駅「すくも」に到着となりました。こちらの道の駅ですが、つい最近リニューアルオープンしたばかり、ということで丸い道の駅スタンプはまだ準備中とのことでした。なので別の高知県道の駅スタンプラリーで使ってるやつで代用となりました。一方でこちらの道の駅には、キャンプ場が併設されています。その名もサニーサイドパークだそうです。そのせいあってか、薪が販売されてたり、道具の貸し出しとか炊事場やシャワーが併設されてたり、果ては自動販売機でバーベキュー用としていいお肉が売ってたりもしました。こちら、ロケーションが良いから、ぜひ一度はキャンプに来てみたいところです。


それでは次へ向かいます。この後も引き続き国道321号線を進んでいきます。しばらくは右手に海がチラチラ見えるのですが、そのうちに山の中に入っていってしまいます。とは言っても道路の線形はかなりいいままですし、道幅も片側1車線とは言え十分にあるので、走りやすいです。しばらく行ったところでとなりの大月町に入りますが、景色自体は変わらず山の中を進む感じでしたが、そのうちに町の中心部っぽい場所を通るも、また景色は山の中に入っていっちゃいました。


そしてその先が大月町の道の駅「大月」になります。結構人気の道の駅らしく、駐車場には車が多く止まっていました。館内に入ってみると、入口の横にはカサゴが泳いでる水槽がありました。どうやらこちら、この先にある足摺海洋館とタイアップしているみたいです。そんなこちらの建物の中でスタンプをもらってきたのですが、さらに並びにある「おおつきふれあい市」という施設では、地物の野菜が売ってる…かと思いきや、ほぼお魚が売ってましたね。やはり漁業が盛んな土地柄、ということなんでしょうね。


さらに国道321号線を進んでいきます。相変わらずの景色の中ですが、この季節っぽくあじさいの花が咲いているのを見ることができました。そしてさらに行くと、右手に海が見えるようになりました。これまではチラ見レベルだったのに、そこそこ海岸線に沿って道路がひかれています。波が高いときには道路まで来ちゃうんだろうなあ…なんて思いながら進んでいくうちに土佐清水市へと入っていきます。引き続き海を眺めながら進んでいくと、足摺水族館というのが出てきました。結構車が止まってたので、人気の施設っぽいですね。


そんな水族館の先にあるのが土佐清水市の道の駅「めじかの里土佐清水」になります。こちらも結構真新しい施設になってました。車も結構止まってて人気がある道の駅らしいです。まずはこちらでスタンプをもらってきました。この時点で四国道の駅スタンプラリーの残りはあと1つになりました。いやー、ここまでかなり長かったわ…そんな事情もありまして、せっかくですから地物をお買い物してきました。きゅうりとキャベツ、あと酒盗。家に持って帰っていただきましょう。


さて、ちょうどお昼どきでもありますし、併設のレストラン「ミサキキッチン」もありますし、こちらでお昼ご飯をいただきましょう。今回こちらでいただいたのは日替わり海鮮丼になります。入口に看板が出てて、今日の海鮮丼に乗ってるお魚がマダイ、ヨコスジフエダイ、スズキ、カンパチ、タイとありました。しばしの後に登場してきた丼を見て、すべてのお魚を言い当てることはできませんが、でもかなり美味しかったから満足です。やっぱり海鮮丼はいいですね。


そしてこの後は残る一つの道の駅まで一気に駆け抜ける予定です。残る道の駅は高知県香美市にあります。カーナビに目的地までの距離を聞いてみると164kmもあるとのこと。同じ高知県ですが、県中央部なので、なかなか距離がありますし、過去何度か閉館時刻の後に到着していますので、時間を気にしつつ進んでいくことにしましょう。まずは引き続きの国道321号線を進みます。少し行ったところで分岐がありまして、真っ直ぐ行くと足摺岬なのですが、今回はスルーしますので、左折してショートカットし、その先で再び国道321号線へと戻ってきました。


少しだけ右手に海を見てから内陸部へと入っていきます。これまでよく見た森の中の道路をひたすら走っていきます。すると久しぶりに水辺に出てきましたが、こちらは四国の有名な河川である四万十川になります。相変わらずの雄大な景色を感じつつ、少し先でその川を渡ってから広域農道へと進みます。この道路は以前に何度か使ったことがある通りでして、走りやすいのは間違いないです。そのまま走りきった先で今度は国道56号線に合流します。ちょうどこの合流点には水曜どうでしょうファンにはおなじみとなったうどん屋さん「いろりや」がありますが、流石に昼食後なので今回はスルーして先へ進みます。


この後はひたすら国道56号線を進んでいきます。片側1車線の道路ですがセンターラインはありますので、広さ的には問題ないですし、信号も少ないので流れはかなりいいです。また右手には海を見ながら進める場所が多いのもいい感じです。途中に道の駅「ビオスおおがた」がありましたが、スタンプももらってるし、名物のカツオのたたきバーガーも今はいらないから、スルーしてさらに先へと進んでいきます。


さらに国道56号線を走って行った先には、今年の2月にも訪問した黒潮町の道の駅「なぶら土佐佐賀」があります。ちょうど休憩のタイミングなので寄ってみました。ただせっかくなので名物のカツオのたたきでも買って帰ろうか、と思ったのですが、切る前のやつが1本どーん、といった単位でしか売ってないので、ここでの購入は諦めました。で、この近所に「黒潮一番街」という施設があるようなのでこちらに来てみました。ただこちらは飲食だけの施設でしたので、お望みどおりなカツオのたたきは購入できませんでした。


仕方なく国道56号線に戻ってきて移動を続けます。しばらく行くと黒潮拳ノ川ICがあってここから高知道へと入っていくことができました。高規格な道路なのでスイスイ進んでいくことができるのですが、この区間で開通しているのは次の四万十町西ICまで、ということでふたたび国道56号線に降ろされてしまいます。ただこの先は四万十町の旧窪川町の市街地ということで、そこそこの規模のスーパーがありました。こちらに立ち寄ったところ、お望みのカツオのたたきを見つけました。さらにはカツオの刺身もあったので合わせて購入させていただきました。これも家に持って帰ってのお楽しみにします。


この後は国道56号線に戻りますが、窪川の市街地を抜けたところがすぐ高知道の四万十町中央ICとなってました。ここからは高速道路がずっと続いていますので、ひたすら走っていくことになります。最初のうちは片側1車線の道路になってます。追い越し車線もなかったので、列をなして進んでいくことになりますが、まあ信号がないから流れが良かったかな。須崎東ICから有料になることもあって、追越車線がところどころ出てきたり、さらには高知ICからは片側2車線になるので、かなり軽快に進んでいくことができました。


そして南国SAにて休憩のために車を止めました。ちょっとここに来て小腹が空いてきたので、建物前の出店とかを見ていたら、高知名物…というか南国SA名物である「いも天」を発見しました。こちらを購入して早速いただきます。小ぶりなサツマイモの天ぷらが6個ほど入ってて、意外とボリュームありましたね。これでしばらくは頑張れそうです。そしてその先の南国ICで高速を降りてから県道256号線経由で国道195号線へと進んでいきます。


そしてようやく今回の旅の最後の目的地である香美市の道の駅「美良布」に到着となりました。過去何度か訪問するも閉館後ばかりだったこちらですが、今回はまだ開いていました。そんなこちらの道の駅にてスタンプをゲットしたことで、無事に四国道の駅スタンプラリー、コンプリートとなりました。店員さんに確認いただき、全駅制覇の確認スタンプをいただけたところで今回の旅の目的は無事に達成することができました。その後、館内を見て回って全駅制覇の余韻にひたりながら、車へと戻ってまいりました。


そしてこのあとは帰るだけとなりました。まだ明るい時間だったので、時間をかけて帰ることにます。まずは国道195号線を戻ってきてから県道256号線を経由して国道32号線へと戻ってきました。まずはこの四国の動脈とも言える道路にてしばらく進んでいくことにしましょう。とは言えこのあたりはまずひとつ山を越える区間なので、結構クネクネした山道ではありました。車線はそれなりにキープされているので、恐怖感はあまりなく、楽しくドライブできましたが。


大豊町あたりからは吉野川に沿って進むことになります。吉野川を右に左に見ながら進んでいった先で県境を越えて徳島県三好市に入りました。しばらく走り続けたこともありますので、この先の道の駅「大歩危」にて休憩を入れました。その際に道の駅裏手に広がる大歩危峡を眺めてきましたが、これまた良い感じの景色でした。今日は土佐清水くらいまで雨が降ってたのですが、その後やんでくれたので、ここでの景色は実に見事でした。


その後もひたすら国道32号線を進んでいきます。緑豊かな景色を眺めながらひたすら進んでいくと阿波池田までやってきました。そして井川池田ICからは高速道路の徳島道で進んでいくことにします。なんだかんだでもう午後5時半ですから、そろそろ急いでもいいかな、って感じで。とは言えこの徳島道は片側1車線の高速道路ですが、ほとんど車通りがないのでスイスイと駆け抜けることができました。程よく追い越し車線も出てくるので、そこまでストレスなく進むことができます。
 


小一時間ほど走ったところで、ふと思いつき、せめて晩ご飯は徳島県内で食べようと思い、藍住ICで高速を降りて、近くにあった「王王軒」というお店に来ました。今回の旅をしめくくる最後の食事は徳島ラーメンです。頼んだのはもちろん定番の支那そば肉入り(大)生卵トッピング。さらにご飯も付けるのが徳島のスタンダードです。この褐色のスープがやはり美味いですよね。ご飯にもよく合うし。振り返ってみると今回の旅では四国4県でそれぞれ美味しいものを食べました。いやー、超満足の旅でしたわ。


お腹も膨れたあとは帰るだけですが、明日からの日常生活に必要な品を買わないといけないので、ここでちょっとお買い物タイムになります。まずはホームセンターに行ってからガソリンを給油します。その後に大きめのスーパーに行ってから自分用にお買い物をしてきました。徳島県らしいもの、ということでフィッシュカツと半田そうめん、さらに初日に買えなかった香川県のものということでさぬきうどんを買いました。これでしばらくは家でも四国の雰囲気を堪能できますね。


あたりも暗くなったので、あとは帰りましょう。スーパーから最寄の高速ICは高松道の板野ICですので、まずはそちらに移動します。そして高速に乗ってからは一気に駆け抜けます。鳴門JCTから神戸淡路鳴門道へ進み、大鳴門橋を渡ったところで四国から我らが兵庫県へと帰ってまいりました。そしてひたすら真っ暗な中の淡路島を駆け抜けて、淡路島の出口にある淡路SAで最後の休憩を入れましたが、ここから見える神戸の夜景はキレイに見えました。その後は一気に走り抜けて、無事に神戸の自宅まで戻ってまいりました。今回一泊二日の旅でしたが、総走行距離は1055.2km。1日平均500km以上走ってきた計算になります。ふー、疲れた。そんなわけでこの後はビールとお刺身をつつきながら明日に備えて休もうと思います。

思い返せば四国の道の駅スタンプラリーを始めたのがコロナ禍で最初の緊急事態宣言が解除された2020年の6月。他人との接触がしにくいマイカーでのドライブなら大丈夫かな、って感じで四国に来た際、「第九の里」でそのポスターを見つけたのがキッカケでした。あれから3年かかってようやく全駅制覇となったわけです。四国って大きさ的にはそこまで大きくないのですが、意外と山がちなこともあって、すべての道の駅を巡るのはかなり大変でした。ただその分、色々いい景色が見られて、楽しい経験ができて、美味しいものにも会えたと思っております。またもう一回…となるかは別として。また折を見て四国に遊びに来たいとは思っております。