おはようございます。今朝の白浜は雨となっております。ただ一応天気予報的にはこの雨はほどなくして止むみたいなので、その後の快方に期待しましょう。さてせっかくの温泉宿ですので、朝からしっかり温泉を堪能させていただきました。朝風呂でも先客ゼロなので、湯船を独占することができて、かなりほっこりした感じです。ただ今回のお宿は素泊まりにしたため、お風呂上がってから準備ができたところでの出発となります。


早速車を走らせまして、最初にやってきたのは白浜と言えばココ、という場所の一つである「とれとれ市場」になります。今回はこちらで朝ご飯を、と思ってやっていました。が、館内のとれとれ横丁という食事どころは10時から、ということであと1時間は待たないといけないみたいです…が。そんなところで僕を救ってくれたのは喫茶店の「カフェとれとれ」。こちらは朝から開いている上に海鮮丼も食べられるとのことです。そんなわけで今朝は朝得海鮮丼というのをいただきました。朝からなかなかな贅沢。これも旅ならではですな。


お腹が満たされて、とれとれ市場を出ると雨が止んでました。こりゃあ助かりました。そんなわけで今日も本格的に行動開始です。 そんな今日も昨日同様に和歌山県内の道の駅を巡って行きます。とれとれ市場の前から県道33号線という道を進みます。結構クネクネした山道を通り抜けた先には空港が見えました。こちらは南紀白浜空港ってやつですね。で、その先の道路というのが実は昨日も通ってた道ということでして、実は昨日も空港近くを通過していたみたいです。真っ暗で気づかなかったけど。で、そのまま進むと南紀白浜ICに通じていますので、今回はこの紀勢道でとなりの日置川ICまで一気に駆け抜けました。


IC降りてから国道42号線に出てきて、少し戻ったところが今日最初のポイントである同じ白浜町の道の駅「志原海岸」になります。到着した時点ではちょっとまたポツポツ雨が降り始めてますね。ちょっと不安定なようです。こちらの道の駅は以前一度訪問したことがありますが、新年度版スタンプの押印がまだなので来ました。スタンプをもらったあとは裏手の海岸に来てみました。まあちょっと雲が多いし波も高いですが、昨日午後みたいな荒れ方はしてないからいいかな、と思っております。


それでは次へ向かいますが、このあとは国道42号線を進んでいくことにします。次の目的地をナビに入れたところ、どうやら紀勢道ではなく一般道のほうが早いと判断した模様です。そんなわけでおとなりすさみ町に入ってから少し行ったところが次のすさみ町の道の駅「イノブータンランド・すさみ」になります。こちら前回訪問時はすでに閉館後でしたので、今回が初訪問となります。スタンプの置いてある建物の前に行ってみたところ…あれ?自動ドアが開かない。もしかして今日も入れないのか…と思ってましたが、ただ単に自動ドアが故障していたみたいです。手で開けることができたので、無事に入ってスタンプゲットでしました。


さらに国道42号線を進んだ先が、同じすさみ町の道の駅「すさみ」になるのですが、一転してここは大盛況のようで駐車場の誘導員のかたがいました…ってか、ゴールデンウイークの道の駅はこんな感じが普通と思ってたのに、昨日までの道の駅がいずれも空きすぎてたんですって。こちらの道の駅の売店を見ていると、やたらすさみ町が推しているイノブタについての説明がありました。なるほどイノブタってすさみ町で最初に生まれたんですね。だからやたら推してるわけだ。そんなことを思いつつ、新年度版の方にスタンプを無事ゲットできました。で、駐車場に戻る途中に展望台に寄り道して海の景色を眺めてから移動再開します。


この先は紀勢道が未開通の区間になるため、ひたすら国道42号線を進んでいくことになります。片側1車線の道路となってますが、信号がほとんどないので、基本的に進みはいいです。ただやはりゴールデンウイークということもあってか、車は連なっているようでした。おとなりの串本町に入ってから右手に海が見えるようになってきました。雨もどうやら止んだのかな。そんな感じでしばらく行くと、串本の市街地へと入っていきます。右に進めば本州最南端・潮岬ですが、今回はまずはいったんスルーして串本駅前を通り過ぎて行きます。


そしてやってきたのが串本町の道の駅「くしもと橋杭岩」になります。こちらも前回来たときは閉館後でしたが今日はバッチリ間に合いました。しかもこちらもゴールデンウイーク効果で大変にぎわっておりました。しかもあの橋杭岩って近くまで行けるみたいです。潮が引いているから行けるのかな。道の駅の建物内にはその橋杭岩についての説明書きがありました。なんと驚くことに実はあの岩の1つ1つにちゃんと名前があるそうです。そんな道の駅の建物2階の展望スペースからのそんな橋杭岩も見て、その後スタンプをもらってきました。


さて次の道の駅へはいったん国道42号線を戻る必要があります。そうなるとせっかくの串本町ですので、やはり本州最南端の潮岬へは寄っておきたいわけです。そんなわけで串本の市街地を通り抜けた先で左折して県道41号線をしばらく進んでいきました。すると潮岬灯台というのがあって、駐車場へ前の車が入って行ってたのでついていくと、駐車代を払うことになって車を止めました。で、遊歩道を歩いた先には確かに潮岬灯台があります。確か以前潮岬に来たときと風景違うなあ…と思って受付のお姉さんに聞いてみたら、本州最南端はもう少し先にあるのだとか。


でもまあこのまま帰るだけでは、せっかく払った駐車代金がもったいないので、横の道をさらに進んでいきました。するとそこには潮御崎神社というのがあります。こちらにて旅の無事を参拝してから、さらにその先にある鯨山見という場所に行ってみました。そこはかつて回遊してくる鯨を見張る場所だったということで、海はしっかり見えたのですが、灯台やあたりの陸地は全く見えない場所でした。まあ鯨見張るんだからそうなるわな。そんなこちらで地球の丸さを実感してから駐車場へと戻ってまいりました。


そして少し車を進めたら見覚えのある風景がありました。この潮岬観光タワーの駐車場に車を止めて、前の芝生を歩いて行った先が本州最南端の潮岬の碑がある場所となってます。この碑の写真を撮ってから、碑のさらに南側、本当の本州最南端を眺めてきました。よく見るとあの岩場に人がいるなあ…頑張れば行けるみたいだけど、まあいいか。さらにその先の海を見ると結構タンカーとかがいました。太平洋経由で進むときにはやはりこの紀伊半島がネックになるので、そこから近い場所を通過する船が多いんでしょうね。その後駐車場に戻ってきたのですが、芝生の方ではテントもそれなりに貼られてました。ここキャンプ場でもあるんですね。ってかゴールデンウイークの割にテントの数が少ないなあ…穴場なのか、昨日は荒天だったからキャンプ客が少なかったのか。


それでは次の道の駅へと向かいましょう。県道41号線を経由して国道42号線に戻ってきました。田辺方面に少し戻ったところの分岐を右折し、今度は国道371号線へと進んでいきます。ぐんぐんと山の中へと進んでいくわけでして、カーブが多くてクネクネした道路となっておりました。ただ道路自体は片側1車線、センターラインまである立派な道路でした。もちろん交通量が少ないのでスイスイ進むことができました。


そしてしばらく行った先にあるのが古座川町の道の駅「一枚岩」になります…っていうか、道の駅裏手の一枚岩がとにかくでかくてすごかったです。しかもその岩の手前には川が流れてますが、きれいな緑色をした水でして、いかにも山の中の清流といった感じです。その河川敷でちょうどバーベキューかなんかしている人が1組だけいました…ってかゴールデンウイークなのに1組だけですか、ちょっとさびしいし、ちょっとあの人たち、景色を独占できてぜいたく過ぎです。ってかうらやましいです。そんなことを考えつつも、こちらも初訪問なのでスタンプをゲットしてから先へ向かうことにします。


その後は国道371号線を戻って行きます。少し行ったところに分岐がありまして、そこを左折して県道38号線へと進みます。少し行ったところでまた分岐がありまして、今度は直進して県道43号線を進んでいきます。この道中は基本川に沿って進むことになります。道路状況も先程からずっと十分な道幅の道路で、スイスイ進むことができました。やっぱり運転するならこういった感じに軽快に走れるのがいいんですよね。渋滞なんかもってのほかです。


そんな軽快な道路が終わりかけたところにあるのが同じ古座川町の道の駅「瀧之拝太郎」になります。なんか不思議な名前ですが、道の駅の規模としては小屋が1つだけ、と大変小さいです。スタンプをもらってから館内に入るとその「瀧之拝太郎」の説明がありました。その説明を見てから、いざその滝の拝を見に行ってみます。少し歩いた先にあるその「瀧之拝」ですが、そこには川が流れてて川には岩があってその岩には無数の小さい穴が開いてます。これはポットホールというものだそうですが、「瀧之拝太郎」の言い伝えではこの岩に穴を開けたのが「瀧之拝太郎」という侍さんなのだとか。刀でぐりぐり穴を開けてたら刀を川に落としちゃって、それを拾いに行ったら滝壺の底に宮殿があってお姫様にもてなされた、とかいう話だそうです。なかなか面白いストーリーだと思いました。その後、駐車場に戻ってくる途中、今度はヤギがいました。なんかカフェで飼ってるヤギみたいですが。まあとにかくのどかな風景ではありました。


このあとは県道43号線を戻ってきて、分岐を左折し県道38号線へと進みます。こちらは古座川に沿った道路となっております。和歌山県のこのあたりはだいたい川に沿って道路や集落が形成されているパターンが多いですね。しばらく進んでから国道42号線に戻ってきました。このあたりも右手に海を見ながら進めます。そして次は那智勝浦町へと入っていきます。少し行ったところから高規格道路の那智勝浦新宮道路が始まるので、もちろんそちらを経由していきます。そして走っていると、不思議な交通情報が出ていました。その内容と言うのが「奈良県十津川村長殿 通行規制」というものです。しばらく「?」って思いながら考えてましたが…どうやら十津川村に長殿という地名があって、そこが通行規制になっている、と気づきました。結構ややこしい名前だわ。


そんな那智勝浦新宮道路を駆け抜けた先で久しぶり…というか今日初めての大きな街・新宮市の市街地にさしかかりました。ただいま午後2時半、とさすがにお腹が空いてきたので何か食べたいなあ…と思うも道路沿いにコレという飲食店がなかったので、中心部にあるイオンに立ち寄りました。お惣菜コーナーを見ていると、地元名物のめはり寿司とさんま寿司があります。なので今回はこちらを買ってきました。この先どこかで…というには距離もあるし、お腹も空いているので、車の中でいただきお昼ご飯としました。イオンとは言えご当地グルメです。うちの近所のイオンでまず見ることはないですから、もちろんありがたくいただきました。


お腹が満たされた後は移動再開です。今度は国道168号線を進んでいきます。すると早速さっき出てた通行規制が解除された、という案内が出てました。ま、そっちに行く予定はないですが、まずは安心です。この国道168号線はこのまま進んでいけば最終的には大阪・枚方市まで到達する道路です。このあたり新宮市とかでは熊野川と並走しており、以前に何度も通ったことのある道路となっております。


そんな道路を進んでいったところには、新宮市の道の駅「瀞峡街道 熊野川」がありますので、こちらにも立ち寄りました。こちらも以前に訪問済みの道の駅ですので、まだスタンプを押していない方の新年度版のスタンプ帳にスタンプをもらってきました。さらには前回同様に熊野川を眺めてきました。ちょっと距離があるので河川敷には出ずに駐車場から見ておしまいにしておきました。相変わらずの雄大な川ですな。


さらに国道168号線を進んでいきます。段々と山の中に入っていくわけですが、その途中には以前に一度お世話になったことのある瀞峡へのジェット船乗り場がありました。ゴールデンウイーク期間ということもあってか、それなりにお客さんは来ているようです。ただちょっと天気が…まあ雨は止んではいますが、どんよりしてはいるので。そしてさらに進むと熊野本宮大社があります。山の中に出てくる門前町、そして神社。ここもまたいい場所ですな。


そんな熊野本宮大社を過ぎた先にあるのが田辺市の道の駅「奥熊野古道ほんぐう」になります。ここからも熊野川をまず見てから館内へと入ります。そしていつも通りに新年度版のスタンプをもらってきました。こちらでは前も見た藤原定家が熊野詣でしたときの行程を今回も見てきましたが、やっぱり大変そうでした。今でこそ車ですぐにってできますが、当時は歩きや船や馬やと移動しながら泊まりながら、しかも体調を崩しながら、ということだったようですので。今はかなりラクに来ることができます。とは言えそれなりに苦労しないと来れない場所ではありますが、当時に比べたら相当ラクってことで。


さて次へ向かいますが、この道の駅でUターンして国道168号線を戻ります。熊野本宮大社を通り過ぎた先で右折して今度は国道311号線を田辺・白浜方面へ進んで行きます。そんな交差点を曲がってすぐに57km先にあるとれとれ市場の看板が出てきたのはちょっと驚きました。このあたりでは最大の名所のひとつ、ってことなんですかね。そんな国道311号線ですが、例によって川沿いの道路であるのに加え、ところどころで案内板が出ていて、このあたりがいわゆる熊野古道の中辺路という通りになっているそうです。実際は山の中にその熊野古道があるそうですが、当時はそんな山の中を歩いて熊野本宮とかに参拝していたんですよね。


そんな通りをひたすら走っていった先には田辺市の道の駅「熊野古道中辺路」があります。こちらも初めて訪問した道の駅になるのですが、この道の駅を訪問したことで和歌山県内の道の駅はひと通りすべて来たことになります。いやあ、なかなか大変でした…で、こちらの道の駅は熊野古道の牛馬童子とかいうところの近くにあるそうです。入り口があったのですが、そこから来てたハイキング客っぽい人もいました。かつてのメインルートではありますが、今現在でもハイキング道としてはいい感じなのかな。


さて今回の道の駅めぐりの最大の目標だった和歌山県内で未訪問だった道の駅はめぐることができたので、あとは帰るだけとなりました。とりあえず引き続きの国道311号線を進みましたが、途中でふと思い立ったように国道371号線を高野山方面へ進むことにしました。道中やたら狭い道だったり、気づいたら県道735号線とかいう道路になってたり、とかありましたが、無事に国道371号線に復帰してきました。その後もしばらく走ったあとに休憩がてら道の駅「龍神」に立ち寄りましたが、この日の営業はすでに終了ということでスタンプは押せませんでした。


その後は国道371号線・高野龍神スカイラインをひた走り、道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」にも立ち寄りましたが、もちろんこちらも閉館後でした。ただここからの景色は見事でした。天気もすっかり回復しましたし、西日がまぶしい時間帯にもなってきましたので。休憩を終えてからも高野龍神スカイラインを走り続けました。そんな途中で、道路わきにシカを見つけることがありました。本州で動物園や奈良公園以外で野生のシカを見たのって初めてじゃないかな。一応ちょうどこのあたりは道路が県境になってるので、右側は奈良県、左側が和歌山県となってます。なので奈良県側にはやっぱりシカがいるわけですね。その後、さらに行ったところで夕焼けがきれいに見えたので車を止めて眺めたりしてました。


さらに進んで行った先が高野山となってました。大門横を通過したときにはあたりには誰もいない、といった状態です。まあこの時刻ではそうなりますわな。あとは国道370号線を橋本方面へ下って行くわけですが、その道中はほとんどすれ違わず、同じ方向に行く人もほとんどいない状態でした。途中で何か所か工事のための片側交互通行があったのですが、前にも後にも車は来ず。そんな中を真っ暗な中、狭い峠道をひーこら言いながら下って行きました。なんとか九度山町まで降りてきたところで道の駅「柿の郷くどやま」で休憩を入れました。


ここまで戻ってきたので、このタイミングで晩ご飯を食べようと思います。県道13号線から国道24号線に出て来て、隣のかつらぎ町にある「笑福亭」というラーメン屋さん…というよりかは中華屋さんですね、に来ました。こちらにて和歌山ラーメンと焼きめしをいただきました。和歌山ラーメンには「なれ寿司」というサバのお寿司が基本なのですが、こちらにはなかったので代わりに焼きめしにした次第です。いずれもなかなかおいしかったのですが、ここって中華屋さんなので、他の人が頼んでた餃子やニラレバ炒めがとにかくうらやましかったです。あれで飲りたいなあ…いつか機会があれば飲りに来たいお店でした。


さあ後は帰るだけとなりました。国道24号線を少し走った先には京奈和道のかつらぎ西ICがありますので、そこからは高速で一気に走っていきます。しばらく走った先の和歌山JCTから先はちょうど行きとの逆ルートになります。まずは阪和道そして関空道からの阪神高速湾岸線をひたすら走っていきます。行きとは違って真っ暗な中の景色です。コンビナートの明かりとかいい感じでした。しばらく走ってから兵庫県に戻って来てからの南芦屋浜PAで最後の休憩を入れて、あとは一気に自宅まで帰ってくることができました。2日間での総走行距離は829.1km。なかなか頑張った週末でした。