おはようございます。今朝の松山はいい天気の空になりましいた。今回の旅では初めてです。いやー、実にすがすがしいですね。そんなわけで今日も一日、めいっぱい楽しんで行こうと思います。さて今回のホテルも朝食サービスがありましたので、こちらでしっかりといただきます。こちらのホテルの朝の名物とあったあったかいおうどんも良かったですし、愛媛らしいじゃこ天とポンジュースも良かったですね。


それではお腹も膨れたところで出発です。今朝はまず最初に松山駅前にあるキスケBOXという施設に来ました。こちらはいろいろなアミューズメント施設がそろっているのですが、中でも松山らしく温泉も併設しています。昨日道後温泉に行けなかった分をここの喜助の湯で補おうという魂胆です。早速建物に入るといきなりの行列が…昨日の悪夢が頭によぎりますが、どうやらこれは併設のパチンコ屋さんへの列だったようです。温泉の方は特に入場制限もなく、サクッと入ることができました。朝から温泉であったまる。うーん、素晴らしいですね。


そんなわけでしっかりほっこりできたところで松山駅まで来ました。この後は今日も移動していきます。コンビニでコーヒーを買ってから駅改札を通った先にいた今日の一本目、特急しおかぜ岡山行きに乗車します。昨日と同様の新型8700系のグリーン車に乗り込み、コーヒー片手にリクライニングでリラックスしながらの出発となりました。


今回の道中の車窓ですが、愛媛県側はは昨日は真っ暗で見えなかったため、今日はかなり楽しめました。松山駅を出てすぐに高架工事の現場を通り過ぎ、その後は松山の市街地へと進みます。市街地を抜けてから今治駅までの間に見えた瀬戸内海、また川之江から観音寺駅、多度津駅あたりで見えた瀬戸内海もまた天気がいい分、素晴らしい景色でした。ただ道中、今朝の温泉効果もあって少しウトウトしてましたが、起きてるときにはいい景色に癒されておりました。


そして昨日同様に多度津駅までやってきたところで特急を降りました。この後は再び土讃線の特急南風・高知行きに乗り換えますが、今日このあとの動きとして最終的には高松まで行こうと思ってます。そのため大き目な荷物は多度津駅のロッカーにしまって身軽になった状態で次へ向かうことにしました。改札を通ってからしばらくして登場してきたのもこれまた最新型の2700系気動車になります。今回の旅ではとことん縁があって嬉しい限りです。もちろん今回もグリーン車に乗車させていただきました。少しは乗客がいる状態でしたが、あらかじめ予約していたので無事に席につけました。


そして昨日とは反対側の車窓を見ながら移動していきます。善通寺、琴平と停車していきますが、それぞれの名所までは車窓から見ることはできぬまま、山の中へ入っていき、そこを抜けると吉野川を渡って次の停車駅の阿波池田駅に到着となりました。ここの移動時間は30分ほどでけっこうあっさりの到着です。今回はこちらで特急を降りましたが、ホームにはここで降りるお客さんがなかなか大勢いまして、改札口がごった返しておりました。


それもそのはず。実は今日この阿波池田駅周辺でとあるイベントがあります。それは年に一度、四国の日本酒の酒蔵が一堂に会する「四国酒まつり」というのが行われるのです。もちろん僕も前売りチケットを買っていますので参加します。ただ今年は新型コロナ対策としてイベントは午前午後の二部制開催となってます。ちなみに僕が持ってるチケットは午後1時半からのチケットになります。なのであと1時間ほどはこの辺で時間つぶしをしないといけません。


何をしようか悩む心配は実は無用でした。この日はそのイベントに合わせて、阿波池田にある酒蔵では蔵開きも行われているようですので、そちらに行ってウオーミングアップしましょう。そんなわけで駅から徒歩10分ほど三芳菊酒造にやってきました…が、これまたかなりな行列ができてました。列についてから待つこと15分でようやく中に入れました。表は物販コーナーなのですが、蔵の中はBGMとともに試飲会場となっておりました。ただこちら、試飲できる銘柄がなんと11種類。しかもベルトコンベア式よろしく次々飲んで行かないと後ろがつっかえる、といった感じです。そんなわけで取り急ぎ11杯いただきましたが、すごいスタートダッシュになっちゃいました。


で、続けて近所にあるもう一つの酒蔵・今小町に来ました。こちらは比較的空いているみたいです。入り口入って物販コーナーがあります。で、中はちゃんと酒蔵で、発酵している様子を見ることができました。進路に沿って進んだその先がお待ちかねの試飲コーナー。こちらも種類多くて梅酒1つを含む7種類。しかもさっきと一緒のベルトコンベア方式なので、次々と飲みまくって7杯いただきました。うーむ、どっちも気前が良すぎるでしょう。


ちょっとこのままだと悪酔いしそうなので、今小町の前にあったお店でおにぎりを買っていただきました。食事している間、他の男女4人組がやってきました。年のころは僕と同じかちょっと年上といった感じ。ですが、この男性陣がかなりいい感じに酔っぱらってたわけでして。結果的に分かったのは今日このあたりにいるのはほぼほぼ酔っ払いという事実でした。まあ、すごい雰囲気でしたよ、これは(笑)。


さあいい時間になったので会場へ向かいます。今回の酒蔵の近くには阿波池田バスターミナルというのがあって、ここから阿波池田駅を経由して会場へシャトルバスが走っていますので、これを利用させていただきました。確か以前にこのイベントにきたときは商店街のなかのどっかの建物だった気がしたのですが、今回はなかなか立派な三好市池田体育館というところで行われるみたいです。到着するやいつも通りの検温とかやってから、いざ会場へ…って広いわ!


そんなわけでこの後は四国のお酒を試飲しまくりましょう。最初にもらった案内図によれば会場は四国4県ごとにエリア分けされてます。さらには地元開催枠として徳島県の他に三好市のエリアもありました。とりあえずどこから行こうかなあ…と思ってたところで抽選会を見つけたので、まずはこちらで運試し。ま、こんなところで運を使うのも何なので、ティッシュで収まりました。


さてそれでは飲んで行きましょう。まずは四国でお酒と言えば高知県ですね。のん兵衛しかいない県民を象徴するかのように、僕でも聞いたことがあるくらい有名な銘柄がそろっておりました。で、各酒蔵のお酒が置いてありまして、そこにプラカップをかざすとお酒が1杯分出てくる仕組みになってます。コロナ対策で非接触になってたのは今のご時世だからかな。まずはひと通り1杯ずつはいただきました。ざっと10蔵はあったかな。


次のエリアに向かう前に、このタイミングでここ徳島県三好市のゆるキャラが登場してきました。池田高校のユニフォームをまとったこのキャラの名前は「つたはーん」というそうで…で、その先にはステージがあって、その前にはいろいろな酒瓶がひな壇に並べられたフォトスポットがありましたので、一枚パチリといただきました。ステージがあるってことは、何かイベントみたいなのがあるのかしら。うーむ。


そして次に来たのは香川県のエリアになります。なぜかここに来て高松国税局鑑定官という方がおられました。まあお酒になにか縁があるって話でしょうか。この後は香川県のお酒を次々といただきました。中には人気があって終了してしまったものもありますが、代わりの品が用意されているのはさすがです。しかもいいタイミングで封切りしてくれたので、ありがたくこれも一杯いただきました。


その次に行ったのは徳島県のエリアですが、まずは「阿波十割」というエリアがありました。なんかブランド品って感じですかね。そしてその後は徳島県のお酒が並んでおります。生原酒とか人気ありそうなやつはやっぱり終了しちゃってました。みなさん知ってますな。


そして別枠になってる地元三好市のコーナーがありました。先ほど巡ってきた三芳菊や今小町もありました。さっき飲んできた、とは言え、やはりここでも一杯いただきます。さらに他にも酒蔵があるみたいで、意外と酒蔵のまち、ってことがわかりました。そしてその隣にあるのがLEDとかいうコーナー。なんかLED夢酵母とか言うのを使ったお酒、ってことみたいですが、実はこちら、ことごとく終了していました。やっぱり美味いんですかね。


そして一旦やわらぎ水コーナーを挟んでからは最後のひとつ、愛媛県のコーナーへとやってきました。こちらも良さげなお酒も多いですし、終了しているお酒もありましたが、なんとかひと通り飲み切ることができました。結果的には会場全部で46銘柄ありまして、貧乏性な僕としては、その1つ1つを試飲していった結果は、結構ヘロヘロになっちゃいました。いやあ、このイベントは危険でしたわ(笑)。


そんなわけで会場は無事に後にして次へ向かおうと思ったわけです。開場前にあったシャトルバスに乗り込んだ…までは良かったのですが、しっかり寝過ごしたっぽく、駅を通り越してバスターミナルまで来ていました。しかもそのバスターミナルのベンチでしばらくぐったりしてたら外人さんに起こされる、というオチもありつつ(笑)、その後はなんとかフラフラ歩きながら阿波池田駅まで戻ってきました。


さてこの後は今日の宿がある高松に向かいます。とりあえず酔っ払いの頭をフル回転させてのこの後の移動になるのですが、とりあえず止まってた琴平行きの普通列車に乗り込みました。ただし、座ったとたんに爆睡。気づけば終点琴平駅に到着していました。一応今回の旅のテーマもあって、当初の予定ではここで温泉でも、と考えてましたが、まあこの状態ではとても無理ですな。なのでそのまま次の高松行き普通電車に乗り換えます。


こちらは一応起きたまま移動していきまして、途中の多度津駅で下車しました。今回の行きの行程で、ここ多度津駅のコインロッカーに荷物を預けてたので、それを取り戻すためです。無事に荷物を受け取れましたので、あとは今日の宿のある高松へ向かいます。そんなわけで今日最後になる特急いしづち号高松行きの座席指定券を取って…と思ったのですが、どうもこの先の八十場‐鴨川間で人身事故があったようで、高松方面が全く動いてないようです。そのため次に来るいしづち号はしおかぜ号になって全車岡山行きに変更になったとのこと。であれば作戦変更で一旦瀬戸大橋を渡った先の児島駅まで行くことにして、グリーン券を発行してもらいました。


あたりも暗くなってきた中、ホームで待っているとその特急しおかぜ岡山行きが到着してきたのので、こちらに乗車しました。車内は少し乗客がいた中ですが、もちろん予約済みなので進行左側の座席に座ることができました。そして宇多津駅を過ぎてからは瀬戸大橋を渡ります。もうあたりも真っ暗になってますので、ただボーっと外の景色を眺めながら時間を過ごして児島駅までやってまいりました。


さてこの後ですが、となりのホームからの快速マリンライナーで…と思っていたところ、こちらもやはり人身事故の影響で動けない状態になってました。仕方なく一旦駅の外に出てから、改めて児島駅のみどりの窓口…というかみどりの券売機にて、次に来る特急うずしお高松行きの指定席券を高松まで取ってからホームに戻ります。するとしばらくして特急うずしお号が連結されているはずの特急南風号が来たのですが、こちらもやはり人身事故の影響なのか、今日はうずしお号が連結されてない、というオチでした。仕方なく南風号の自由席に乗って宇多津まで戻ってきました。


宇多津駅では「四国まんなか千年ものがたり」がやってきたのですが、こちらは回送扱いなので乗車はできません。こいつを見送ったあとに登場してきた普通電車の高松行きに乗車しました。ようやく人身事故の処理が終わったようで助かりました。あとはこのまま普通電車で高松駅に到着した後は、ホテルへ向かうためにことでんの高松築港駅から片原町駅まで移動し、無事にホテルに到着できました。ちなみに今回も全国旅行支援の地域限定クーポンを1000円分ゲットすることができました。


さて今回のホテルには立派な大浴場があります。さっき電車待っている間とかとにかく寒かったので、まずはお風呂でめいっぱい温まってきました。そしてその大浴場のとなりにはリラクゼーションルームというのがあって、ここのマッサージ椅子にぐりぐりやられて気持ちよくなっておりました。で、ここまでほぐされちゃったらもう外出する気力もわかず、今日はこのまま寝ちゃいました。お酒飲みすぎて食欲もわいてないんだよなあ…ってか本当に今日は飲みすぎました。いやー、かなり危険すぎるわ、あのイベント。