おはようございます。今朝の高知はどうやら雨模様です…って昨日も朝は雨でした。一応回復傾向と聞いているのですが、まあこればかりは仕方ないのでめげずに今日も頑張っていきましょう。さて今回のお宿では朝食のサービスがありましたので、こちらでいただきました。相変わらずのバイキング形式であれこれ迷う中、できるだけ控えめにしようと心掛けて…なんとかなったかな。そんな感じで今朝もしっかりいただきました。


準備が整ったところで出発ですが、外は結構な雨ですし、駅まで結構遠いホテルにしちゃったということと、ホテルの前にはタクシーの待機列があったので、それならばと今日はタクシーでサクッと移動して高知駅に来ました。そして高知駅に着いてからは、みどりの窓口に向かい、今日最初の特急の指定席券を入手しました。その後ホームへ向かいますが、時間的にちょうど朝の通勤通学ラッシュだったので、結構駅周辺は人出ごった返してました。そしてホームで今日最初に乗る特急しまんと1号中村行きを待ちますが、乗車待ちの人でホームはごった返してました。その後に登場してきた特急しまんとですが、自由席がほぼ満席といった状態でした。幸い僕は座席指定を取ってたので、無事に席につくことはできましたが。そんなわけで出発です。


ちなみに今回のしまんと1号も昨日の南風同様に最新型2700系の気動車でした。ただこちらは2両編成ですのでグリーン車の編成はなく、1両目の前から7列目までが指定席となってます。その指定席もほぼ埋まってました。結構な人気なんですね。そんな車内ではコーヒーを飲みつつ外をぼーっと眺めながら過ごしておりました。高知市内からしばらくは住宅街の中を進みますが、伊野駅のあたりからは民家の数も減り、仁淀川なんかも渡ってのどかな景色になります。そして須崎駅付近で今日初めて海を見ることができました。ただ天気はやっぱりイマイチなのが残念であります。


そして窪川駅からはJR四国から土佐くろしお鉄道に変わります。驚いたことにほとんどの乗客がここ窪川駅で降りて行ったことです。意外にもここまでの需要が多かったってことですかね。土佐くろしお鉄道に入ってからは、まずは山あいのトンネルを抜けて走っていきます。そして土佐佐賀駅あたりから再び海が見えるようになりました。海沿いを走るのは見てても楽しかったですね。その後しばらく進んで行って、終点の中村駅に到着となりました。


中村駅まで来たものの、外に出てもやっぱり雨です。せっかくここまで来たのだから、四万十川を見るべく駅周辺をうろつこうと思ってました。ただ調べてみると、駅裏手の川は支流の後川だそうで、四万十川が見えるところまでは1km近くあるっぽいです。しかもこの悪天候なので、今回はあきらめて駅構内にこもることにしました。売店とか眺めてると土佐くろしお鉄道支援酒なんてのもあって、手に取るかかなり悩んだのですが、荷物が重くなるのと、明日ちょっとしたイベントが控えてるので、今回は見送ることにしました。


その後、時間が少しあったのでこのあとの行程用の特急券を発券してもらいました。土佐くろしお鉄道内に閉じた区間の指定席券だけサイズが大きいのは何か意味があるんだろうか…そしていい時間になったので、改札から入って次の特急列車に乗り込みます。次は特急あしずり8号・高知行きです…ってさっき乗ってきたやつですわ。一応、行きと帰りで変化をつける意味でも今回は山側の座席にしました。なので景色は出発して少しは住宅とかあったのですが、その後は基本的に山もしくは田畑といった感じでした。


そして乗車時間20分ほどで途中の土佐佐賀駅に到着しまして、ここで降りることにしましたが、降りたの僕だけでした…ま、駅名標を見てみると、なんでもこちらはカツオ一本釣り日本一の町とのこと。なかなか期待できますねえ。ただ相変わらず雨は降り続いている上に、駅前にタクシーの1台も止まってないため、意を決して傘をさしながら歩くこと10分。やってきたのは道の駅「なぶら土佐佐賀」になります。こちら以前は車で訪問しました。そのときは駐車場に車がいっぱい、館内もお客さんでいっぱいだったので、スタンプだけ取ってさっさと移動したのですが、今日は平日、かなり空いてます。そこで今回はこちらの道の駅でその日本一のカツオをいただきました。今回はさらには鉄道旅なので、ビールももちろん付けちゃいました。注文してから藁焼きするそのシーンも見てからのカツオのたたきの登場です。できたてのカツオのたたき、もちろん最高に美味しかったです。ビールとももちろん合います。いやあ、雨の中やってきて良かったわ、ここ。


無事に満たされてから、再び雨の中を歩いて土佐佐賀駅まで戻ってきました。引き続き移動をしていきますが、次に来たのは土佐くろしお鉄道の普通窪川行きになります。1時間後に特急は来るのですが、結果的に普通列車を乗り継いだほうが高知まで早く着けるみたいなので、こちらでまいります。車内は数人しか乗車していないので、がら空きでしたね。おかげでお望み通りの山側座席を確保することができ、景色を楽しむことができました。窪川駅手前から車窓に四万十川も見ることができましたので、まあ満足はできたかな。


窪川駅からはJR四国の普通列車高知行きに乗り換えるのですが、ここの乗り換えがちょっとあわただしかったです。なんとか無事に乗り換えて先へ向かいます。こちらも出発時点では数人しか乗ってなくてガラガラでした。ボックス席を独り占めしてても問題全くないくらいです。そんな今回も山側の景色を見ながら進みましたが、途中でビールが効いてきてウトウトっとしておりました。で、ふと気づいたときは須崎駅あたりで、このあたりから徐々に乗客が増えてきたみたいです。また外の景色を見ても、なんか太陽が見えてくるときもあって、雨が上がったっぽいですね。


その後も景色を楽しんだり、途中列車の交換があるときはホームに出て空気を吸ったりしながら過ごしていきました。で、伊野駅を過ぎると乗客はかなり増え始めてきて、もうボックス席を占有するなんてできません。その後もさらに乗客は増えてきたところで終点の高知駅に到着となりました。乗客が増えたとは言っても1両で足りちゃうんだよなあ、これが。


高知駅で降りたって駅前に出てみたら、雨は止んでてしかも明るくなってきましたね。この後の景色に期待ができます。とりあえず駅構内のセブンイレブンで飲み物を買ってホームに戻ります。そして次の特急南風・岡山行きに乗車いたしました。今回も最新型の2700系のグリーン車になります。高知駅を出発してしばらくは市街地を進みます。で、土佐山田駅を過ぎると山の中に入っていくことになります。が、途中の角茂谷駅で突然の急停車。車掌さんとかが外に出てなんかやってます。その後のアナウンスによれば、どうやら猪をひいちゃったらしいです。山の中なので、そういったことはやっぱり起こるんですね。


その結果、特急は7分ほど遅れて動き出しました。その後は土讃線最大の見どころである大歩危小歩危にさしかかります。雨が上がって明るくなったぶん、景色も良かったです。川の上の山にちょっと雲がかかってるのも神秘的な感じがしてよかったですし。そんな大歩危小歩危を眺めたあとは昨日も通った阿波池田駅に到着となります。あちこちに赤いノボリがあがって明日のイベントの準備をしている、って感じでした。


そして吉野川を渡ってからまた山の中へ。その山を越えるといよいよ香川県に入ります。ここに来て太陽が姿を見せるようになってきました。この後の行程を考えるといい傾向です。山を越えて平野部になってからの琴平駅では観光列車の「四国まんなか千年ものがたり」が止まってましたが、これなかなかすごい列車でしたね。その観光列車を追い抜いて、特急南風は多度津駅までやってきました。当初予定では丸亀駅で乗り換えようと思ってましたが、遅れてたので安全に乗り換えができるよう多度津乗り換えに作戦変更しました。


多度津駅では一旦駅の外に出て、駅前のセブンイレブンでまたまた飲み物を買ってホームに戻ってきたところ、何やら謎の音楽が聞こえてきました…って、あいつだ、「四国まんなか千年ものがたり」。あれっていつもあんな音楽を奏でながら来るのか。知らなかった。そしてその後登場してきた特急しおかぜ松山行きに乗車いたしました。こちらも最新型の8600系でした。この車両、実は初めての乗車でした。グリーン車は先の特急南風と同様の造りでしたね。ただヘッドレストのところが若干差分がある感じです。


そんなグリーン車ですが、今回座ったのは進行右側の窓側座席です。2人がけシートでお隣はいないため、かなりくつろぐことができました。車窓を見てると夕陽がいい感じの色になっておりました。さらに少し走れば瀬戸内海が見えてくるわけでして、そこにその夕陽が沈んで行くシーンを見ることができました。いやあ、天気が回復して最後にいいものが見れましたわ。ありがたやありがたや。


そして愛媛県に入ったころに日が沈んじゃいました。あたりが暗くなってきて見るものが少なくなってきたこともあって、その後はちょっとばかり居眠りして、気づけばあたりはすでに真っ暗となっておりました。そして気づけば終点の松山駅に到着となりました。そんなわけで今日はここ松山にて一泊いたします。ホテルへ向かう前に明日使う特急の指定席券を引き換えておきました。そしてJR松山駅近くのホテルにチェックイン。今回も全国旅行支援の地域限定クーポンを2000円分いただくことができました。


ひと息ついたところでお出かけします。実は今回の旅にもテーマを2つ決めてました。ひとつはとにかく飲んだくれること。もう一つは温泉です。せっかくの松山なので、もちろん狙うは道後温泉になります。そんなわけで路面電車に揺られて道後温泉までやってきました。いつもの通りに商店街を通り抜けて、まずやってきたのは道後温泉別館飛鳥乃湯です…が、なんと入館が1時間待ちとのこと。帰りの電車の時刻からそんなに時間をかけられないので、続いてはおとなり椿の湯へ。こちらも入館1時間待ちとのことでした。最後にダメ元で道後温泉本館に行ってみたら、こちらは今日の入場整理券の配布が終了ということでダメでした。新型コロナ対策で入場制限しているためにこういった事態になっちゃってるっぽいです。うーむ。


ただもう少しあがいてみようと近所の空の散歩道の足湯に行ってみたのですが、こちらは営業終了してました。仕方ないのでもうひとつ。道後温泉駅前まで戻ってきたところの道後放生園の足湯に来てみました。そしたらここは営業しているっぽく、しかもちょうどスペースもあるみたいなので、こちらで足湯させていただきました。足湯とは言ってもれっきとした道後温泉のお湯ですからね。ちゃんと今日も温泉を堪能することができました。いやー、温泉っていいですねえ。


足湯でくつろいだあとは晩ご飯にしますが、まずは路面電車で市街地へ向かいます。というのももう路面電車は終電の時刻になっちゃってるからです。とりあえず食後の移動とかも考えて、伊予鉄の松山市駅まで電車でやってきました。そしてその周辺で見つけた今日のお店は「肉魚ダイニング 艶吉 湊町店」になります。まず最初は一応は湯上りということなので生ビール中ジョッキで乾杯です。今日の道中もさんざっぱら飲んできましたが、この一杯もちゃんとおいしくいただけました。その後、今回のお料理は愛媛県らしくわらじじゃこ天、みかん鰤、そして定番の鶏の唐揚げをいただきました。唐揚げが想定以上に大きかったのですが、それぞれなかなか美味しかったです。特に愛媛で外せないじゃこ天は僕の好物のひとつ。ここのは分厚いのがうれしかったですね。お酒は途中から伊予柑ハイボール、伊予柑サワーと愛媛県を意識したものにしてみました。


そしてひと通り飲み食いした後の〆の一品になりますが、今日はメニューを見てコレって思ってのがあったのでそれを頼みました。それは宇和島鯛めしです。愛媛県の郷土料理として有名なやつですが、実は過去に食べたことがなかったのです。なので今回の〆に選んだわけです。出てきたのはタレに生卵が入ったやつと鯛のお刺身、そしてご飯です。店主が言うには、タレに卵をといて、そこに鯛の刺身をつけて、それをご飯に乗せるのだそうです。さっそくやってみてからいただきましたが、これかなり美味いです。ちょっと甘い感じのタレなのですが、この組み合わせが地元で愛されてる味なわけです。これならご飯なんぼでも行けるわ。そんなわけで満足の晩ご飯となりました。ごちそうさまでした。

食事を終えてから宿に帰るのですが、松山市駅から電車に乗ろうとするもいずれの電車も終電が終わってましたので、仕方なく宿まで歩いて帰ってきました。いま夜11時ちょうどくらいなのですが、ちょっと終電の時刻が早すぎるよなあ、と思いながら10分ちょっとかけてホテルに帰ってきたところで今日の行程は終了となりました。