おはようございます。今朝の朝倉市甘木は曇り空となっております。天気予報的にはこの後は雨が降るとのことなので、路面状況に気をつけつつの一日になりそうです。なお今日泊まったホテルの部屋からはちょうど目の前に甘木鉄道甘木駅があって、左手には西鉄の線路もあるという、電車好きにはたまらん部屋となってましたし、朝起きて外を見たらちょうど西鉄電車がやってきました。実にいい感じのスタートですね。ちなみに今回のホテルには館内には温泉が、さらに入り口前には足湯も併設されてましたが、結局使わなかったな…ちょっともったいなかったかも。


さて今朝ですが、ホテルでの朝食は取らずに出発することにしました。というのも確かここからそう遠くない国道3号線沿いに朝からやってるラーメン屋さんがあるなー、って思ってたからです。なので準備ができ次第の出発となりました。まずは西鉄甘木駅の前を通ってから、国道322号線、国道500号線と進みます。しばらくは甘木鉄道の線路沿いに進んで行ってから大刀洗町に入って、右折し県道132号線へ。西鉄の線路を越えて九州自動車道を越えたところで佐賀県基山町に入ってからの先で国道3号線に入れました。で、その先にあったお目当てのラーメン屋さん…はまだ開店前でした。開店は1時間後。ちょっと待つには長いなあ。


ただ口はラーメンの口でしたので、あきらめずに先へ向かいます。朝からでもやってるラーメン屋さんでここから比較的近いところ。ということで、しばらく国道3号線を走ってから福岡県筑紫野市に入って、さらに国道を離れて少し行った九州道の筑紫野ICまで来ました。ここから九州道を鳥栖方面に向けて少し行ったところが基山PAになります。はい、こちらのフードコートなら朝からでもとんこつラーメンをいただくことができました。結構にぎわっているフードコート内で朝からいただくとんこつラーメン。しかもしっかり替え玉もいただいちゃって、個人的には満足できました。ただ周りを見ていると、どうやらここの人気はうどんだったようです。


さて腹ごなしもできたところで今日の行程を進めてまいりましょう。今日はまずは佐賀県内の道の駅をめぐろうと思っております。基山PAを出たらその先がすぐに鳥栖JCTとなってますので、今回は長崎道へとつながる「サガンクロス橋」を渡ります。すると交通量もぐっと減り、快適に進むことができました。昨日も通った道をしばらく進み、今回はさらに先の佐賀市に入ってからの佐賀大和ICで高速を降りました。ICを降りてからすぐの国道263号線は三瀬方面へと進みます。すると景色も一転してそれっぽい雰囲気になってきました。


そんな先にあるのが今日最初に訪問する佐賀市の道の駅「大和」になります。こちらも人気の道の駅らしく、駐車場が混雑していて係のかたが誘導してくれてました。そんなこちらの道の駅ですが、スタンプ台がある場所というのが実はオートキャンプ場の受付でした。確かに裏手に行けば嘉瀬川の川上峡というのがあって、きれいな川の流れを聞きながらのキャンプってのもかなり雰囲気があっていい感じには思えました。しかもそこそこ福岡とか長崎とかからも近いから、そりゃあ人気なんでしょうね。


それでは次へ向かいます。いったん国道263号線を引き返し、佐賀市内方面へ戻ってから佐賀大和ICまで来ました。ここから再び長崎道で進みます。次の多久ICで高速を降りてから接続している厳木多久有料道路というのを進んで行きます。料金所のあたりに民家がポツポツあったほかは、ひたすら緑に囲まれた中を進んで行くことになります。


そして牧瀬ICを降りてすぐ、大きな像が出向かえてくれたところが唐津市の道の駅「厳木」となっておりました。ちなみにこの目立つ像というのが佐用姫像だそうですが、その真下には喫煙所があるそうで、なかなかバチ当たりな案内があったのはほほえましかったです。そんな張り紙を横目に建物に入ってから、いつも通りにスタンプをもらって、館内を見て回ったのですが、一応こちらは唐津市ということで、焼き物の販売もありました。こう言った地元感が味わえるのも道の駅ですね。さらにはこのあたりで山笠祭が昨日今日と行われるそうで、その関連のノボリが出てました。なかなか絶妙なタイミングで来れたと思っておりますが、先を急ぐことにいたします。


そんな佐用姫像に見送られながら、再び牧瀬ICより厳木多久有料道路を戻っていきます。少し行ってから多久ICに戻って来てから長崎道を進んで行きます。少しして武雄市に入ってところで武雄北方ICにて高速を降りてから国道34号線へと進んで行きます。ただこの先は武雄市の市街地ということもあって道路の進みはちょっと鈍かったです。そんな市街地を通過中に気になったことと言えば、道路看板の武雄温泉駅へ向かう案内に新幹線マークが付いていたことです。今一番ホットな路線ですからね。その先でその西九州新幹線の高架をくぐってから、今度は国道35号線へと進みます。


渋滞が解消されてスイスイ進んで行った先にあるのが武雄市の道の駅「山内」になります。到着して早々に西九州新幹線のポスターがお出迎えしてくれました。館内もこの新幹線開業を記念したスタンプラリーだとか、観光案内所も気合が入ってお客さんをお出迎えしようと頑張ってるようでした。またここの道の駅でも地元の焼き物とかも販売されてました。今回の西九州新幹線ですが、こちらの地元の武雄温泉駅は当面の間は乗換駅になることから、やはり単なる通過駅にならないよう、様々な面で力が入っているように見えました。


続いてはいったん国道35号線を少し戻ってから右折し県道45号線を嬉野方面へと進みます。国道を離れたことでにぎわいは少なくなってきましたが、一方でコスモス畑なんかもあったり、田んぼなんかもあって、のどかな景色が広がっておりました。しばらく行ったところで、今度は国道34号線に戻ってきまして、こちらを嬉野温泉方面へ進みます。嬉野市に入って少し行くと、これまた立派な新幹線の橋脚が見えてきました。


そんな橋脚を過ぎた先にあるのが嬉野市の道の駅「うれしの まるく」になります。実はこちら、佐賀県で一番新しい道の駅となっておりますが、実は施設があまり出来上がってない様子です。直売所もここにはない、スタンプもこの建物に無い…うーむ…と思ってました。が、ここの道の駅のすぐそこには西九州新幹線の嬉野温泉駅がありまして、その駅の横にあるのが観光交流施設「まるくアイズ」、そしてそこに道の駅スタンプが置いてありました。なのでこちらでまずスタンプをいただきます。


実は今回の旅のもう一つの目的というのが西九州新幹線の駅を訪問すること、さらには西九州新幹線に乗ることです。乗車はもう少し後でのお楽しみにしておいて、まずはここ嬉野温泉駅の訪問から始めます。駅の正面側は道の駅、そして観光交流施設「まるくアイズ」があるのは確認できたので、駅の反対側に出てみましたが、こちらは…何もないなあ。たぶんこれから徐々に何かしらができてくるのではないかと思ってます。


この後はせっかくなので、入場券を買って駅構内を見て行こうと思います。この駅はほかに接続路線が全くないにも関わらず、ホームは11番線と12番線となってました。ホームに上がってみますと、2面2線の相対式ホームとなってました。で、駅名標は九州新幹線のとはまた違う、JR九州のオリジナルに近いデザインでした。ホームの長さは6両編成が止まれる長さになってまして、将来を見据えてあと1両分伸ばせる余裕があります。また駅の両端は見える範囲にトンネル入り口がありました。山々に囲まれた場所にある駅ってことですね。


そんなわけでひと通り見終わってから改札を出てきました。出てすぐのところに「嬉野」と書かれたパネル…と思ったら、なんでも折り紙で作った展示だそうでギネスにも登録されてるのだとか。地元の熱意が伝わってきます。そしてその後に道の駅の駐車場に戻るのですが、ふと横を見るとやはり“温泉駅”ということで、手湯や足湯もありました。冬場とか大活躍しそうな気がしてます。今回の西九州新幹線の中で唯一の鉄道空白地帯にできた新しい駅ですので、地元の期待はかなり大きそうです。今後ますますの発展を期待しております。


ひと通り見終わったので次へ向かいます。引き続き国道34号線を進んでいきます。少し行くと嬉野市の中心部になってにぎわう街並みが見えてきました。そんな街並みを通り過ぎて閑散としてきた中、今度はこれまた嬉野市の名物でもあるお茶の看板とか茶畑とかも見えてきました。そしてそのうちにあっけなくも県境が出てきて長崎県東彼杵町に入りました。県境の先は峠道になってますが、その途中、そして道中にも西九州新幹線の橋脚を見ることができました。峠道を下ってから街が開けてきたところで長崎っぽくリンガーハットがあった交差点を右折して国道205号線へと進んでいきます。


そしてその先にあるのが東彼杵町の道の駅「彼杵の荘」になります。こちらの道の駅なのですが、ちょっと駐車場のキャパが少なすぎて、止めるのに苦労しました。というのもこちら、重点道の駅に指定されているから、というのも理由のひとつにあるみたいです。国道34号線と国道205号線との交点にあるから、というのも理由の一つかもしれません。そんな中、こちらの道の駅というか東彼杵町の名物ということもあってか、やたらとお茶のアピールが強かったです。気候的や地形的な要因でさっきの嬉野市と同様、お茶の栽培が盛んなんですかね。さらにこちらの道の駅の裏手には「足腰踝の神様」とか言うのがまつられてたり、さらには古墳もあったり、と結構面白そうな施設がいろいろありました。ただとにかくこの道の駅が混んでたのと、雨が降り始めてきたこともあって、先を急ぐことにしました。


さてこのあとですが、再び国道34号線に戻ってきて長崎市方面へと向かいます。少し行ったところが長崎道の東そのぎICでした。なるほどここからのアクセスも踏まえて先程の道の駅が重点道の駅に指定されてるわけですね。ただ今回はこの先は高速ではなく引き続きの国道で進みます。すると右手には大村湾の海が見えてきました。遠くに見えてるのは西海市とか長崎市ってことですかね。天気があまり良くないのがちょっと残念ですが。そのまま進んで大村市に入ると、民家の数が増えてきて、やはり市に入ったな、といった感じになりました。


そんな中で国道を外れて次に来た場所というのが、先日西九州新幹線開業と同じくして大村線に新しくできた、大村車両基地駅になります。僕の中でのもう一つの駅めぐり、こちらもJRの新しい駅ができたらやっていきますよ。で、こちらなのですが、そもそも車両基地という名前の駅は日本では初めてじゃないかな。その影響もあるのか、駅構内には電車の車軸とかが展示されてます。ちなみに駅自体は無人駅となってます。列車はだいたい1時間に1本程度といった感じなので、言うほど不便ではなさそうです。せっかくなので駅構内も見てみたいと思いますが、無人駅とは言えちょっと駅構内に入るための入場券代わりに一番安い運賃のきっぷを買ってJR九州さんに少しだけ貢献させていただきます。


駅のホームから目の前に見えるコンクリートの壁の向こう側には、駅名にもなっている新幹線の車両基地があるはずなのですが、そのお姿はちょっと見えないですね。ただ、向こうからゴーって音がしてるので、あっちの方に新幹線が通過してってるのではないかと思ってます。で、肝心の駅ホームは1面1線の棒線ホームでした。車両は4両まで対応しているみたいですが、まあ十分な長さかと思います。ひと通り駅構内を見回ってから外に出てきましたが、駅前にはロータリーもあって、一応バスも来るらしいです。まあなんだかんだ言ってもこの周辺は国道沿いで民家も多いので、意外と需要はありそうな気はしますね。今後もこの駅が一層発展していくことをお祈りしておきます。


そしてさらに国道34号線に出てきてから、大村市の市街地の中心部に近づいたところで続けてやってきたのが西九州新幹線の新駅・新大村駅になります。まずは駅前の駐車場に車を止めてから、例によって駅を見ていこうと思います。ただこちら、一応きれいな駅舎はあるのもの、なんか人出も少なくて寂しいなあ…で、近づいてみると、どうもこちら側には駅舎はなく、駅構内へ行くには地下道を通って行かないといけないみたいです。で、その地下道でいきなり出迎えてくれたのは競艇のポスター。ま、大村なので、ってことですかね。


そして、地下道を抜けた先がどうも表口っぽく、こちらは「さくら口(東口)」となってました。さっき最初に到着したのは「さざなみ口(西口)」なのだとか。こちら側にはバスターミナルとか観光案内所とか、駅の施設がそろってますが、駅前はまだまだこれから、といった感じでした。それではこのあとは駅構内へ行ってみますが、こちらの新大村駅は在来線ホームも併設されています。まずは早速入場券を買って、ホームに入ってみましたが、基本はさっきの大村車両基地駅と同じ、1面1線の棒線ホームでした。ただ決定的に違うのは、この駅では交通系ICカード、いわゆる「SUGOCA」や「Suica」が使えるということです。どうも1つ隣の竹松駅まで使えるようで、もう一つ先の大村車両基地駅では使えない、というオチのようです。そこに需要の壁があるのか…


一方で続いて新幹線ホームにも入ってみました。新しくきれいなコンコースにあるエスカレーターを上って行きますが、こちらも構造自体はさっきの嬉野温泉駅とまったく一緒、2面2線の相対式ホームな上に1両分の余力があるホーム長ってのも同じでした。デザイン統一することで低コストを狙ってるのかな。その後、改札を出てから大村市観光案内所にも顔を出してみました。新幹線が開業したら、大村市の玄関は主にこの新大村駅になる、といいうこともあって、こちらをベースにして観光に力を入れていくっぽいですね。こちらも今後の発展に期待したいところです。ただこちら、さくら口のロータリーのすぐ向こうに住宅街が広がってるので、駅前の開発という意味では結構厳しそうですが、逆に周辺住民からはだいぶ便利になったように見えます。新幹線の新駅としては珍しいパターンじゃないか、とも思えました。


それでは次へ向かいます。国道34号線に戻ってきて先を目指すのですが、この先は大村市の市街地となっております。道路が片側2車線になるものの、それに伴って車の量も増えてきましたので、道路としては渋滞となっております。そんな渋滞にしばらく巻き込まれながらの我慢の移動になりました。その後、市街地を抜けて車線が減ってからは信号の数も減ったことから、それなりに流れるようになりました。そして次の大村市の道の駅「長崎街道鈴田峠」に到着となりました。こちらの道の駅ですが、ちょっと規模的には小さいのですが、一応お食事処というものが併設されてます。お腹も空いてきたなあ、と思うも、さっきの渋滞で時間をロスした感もあり、先を急ぎたい気持ちもありますので、こちらでスタンプだけ押して先へ向かうことにしました。


この後も引き続き国道34号線を進むと、今度は諫早市に入りました。線路沿いを走っているみたいなので、ディーゼルカー…なのかな、を横目に見つつ、諫早の市街地へと入っていきます。そしてやってきた場所というのが諫早駅です。今回は諫早駅前にある駐車場に車を止めてから諫早駅までやってきましたが、以前に来たときに比べて、かなり立派な駅前になっております。新しい駅舎にはバスターミナルも入っていることから、向かいにある県営バスターミナルは閉鎖されてました。そんなバスターミナルには長崎の名所である眼鏡橋を模したモニュメントもありました…ってこの眼鏡橋は諫早公園にあるもののレプリカっぽいですね。


そんな諫早駅をまずは見てきます。駅舎に入って一階では島原半島の観光物産展が行われていました。島原へはここ諫早からアクセスできる、とあって、西九州新幹線開業に伴う経済効果を狙っての催しみたいです。魅力あるので、ぜひまた行ってみたいと思うも、なかなか機会がないんだよなあ。駅舎2階はその島原へ向かう島原鉄道への乗り換え口、さらに反対には長崎県のスポーツチームのグッズうを扱うお店がありました。色々なんだか盛り上がって来てますね、長崎県。


さてこの後ですが、鉄道で移動していくことにします。諫早駅の在来線改札口から入って、まずは長崎駅へ向かうのですが、ちょうど来てたのが区間快速シーサイドライナーの長崎行きです。これまたJR九州らしいカッコいい車両になってまして、車体には「YC1」と書かれてました。で、側面をよくよく見ると「YASASHIKUTE CHIKARAMOCHI」だそうで…一応は非電化の大村線を走ってくるのでディーゼルカーではありますが、蓄電池を積んでるいわゆるハイブリッドな車両です。そんな電車に乗り込みますが、車内はかなり混雑してて席は空いてないので、運転席後ろに立って車窓を眺めながら移動しましょう。


電車は動き出してから諫早の市街地をしばらく走って行きます。街並みを抜けて2つ先の喜々津駅で停車して、その先は短絡線側を進んで行くわけですが、トンネルを抜けてから景色が一転し、結構のどかな風景になりました。さらにトンネルを抜けると、今度は長崎市の市街地が見えてくるようになって、浦上駅に停車すると結構お客さんが降りて行かれました。そして次の長崎駅に行く間、車窓からは色々工事中な場面も見つつ、無事に終点長崎駅に到着となりました。諫早駅を出てから30分くらいかかっての到着です。


長崎駅自体も今回の西九州新幹線延伸のために駅舎が高架化されてて真新しくなっておりました。新しい在来線ホームは2面4線取られているみたいですが、結構奥行きがあって広く感じられました。おとなりには新幹線のホームがあって、今まさに車両が止まっております。エスカレーターでコンコースに降りてくると、いろいろタイアップしたパネルがあちこちに並んでいました。そして改札を出て外に出ると、すぐ前にはお土産物のお店が並ぶ「長崎街道かもめ市場」というのがありました。このあたりの造りはJR九州の大きい駅ではよく見られるものですね。


それでは駅の外に出てみます。駅の東口は「かもめ口」という愛称が付いたようで、そっちに出てみます。まあ従来からの表側、路面電車のある方の出口です。ただこの時期ではまだまだ仮設の部分が多かったです。しかもかつての駅舎目の前にあった駅ビルは今の駅舎からはちょっと遠いみたいで、みなさん傘をさしながら移動しておりました。そんな事情もあってか、路面電車の電停とか駅前の県営バスターミナルへはちょっとアクセス不便になった感じがしますね。ただ駅前は広く取られてて、駅前広場ではイベントを開くことができるようになったみたいです。これは便利かも。


さてこの後なのですが、待望の西九州新幹線に乗車しようと思います。次の新幹線まで20分ほど、1本あとは1時間後、ということで、この20分でお昼ご飯を食べるには時間が足りません。そこで今回はさっき見た「長崎街道かもめ市場」の中にあった「岩崎本舗」にて、長崎名物の角煮まんを2種類買いました。ひとつは大とろ角煮まんじゅう、ひとつはながさき角煮まんじゅうということで、後ほど新幹線車内でいただきます。そして改札を通ってから、新幹線ホームへとやってきました。そしたらいました“かもめ”が。やっぱりJR九州の車両はデザインがいいですよね。大きく「かもめ」と書かれた車体、カッコいいです。今回は自由席にしたのですが、なかなかな混雑でした。無事窓側の席を確保できたところで角煮まんをパクついているうちに、新幹線はあっけなく発車しちゃいました。


ただこの新幹線かもめ。速いのはもちろんなのですが、駅間があまり開いてないのかもしれないです。駅を出発して10分足らずで次の駅に到着、というのが繰り返されました。景色としても多くがトンネルだったこともあったのと、そもそも天気が悪いのとで、あまり楽しめませんでしたが、まあこれは仕方ないことです。そんなわけで今回乗車した新幹線かもめは、ここまで見てきた西九州新幹線のすべての駅(諫早、新大村、嬉野温泉)に停車しつつもわずか30分ほどで武雄温泉駅に到着となりました。改めて新幹線の効果を実感させられる時間でした。


そんな武雄温泉駅では向かいのホームに博多行きの787系「リレーかもめ」が止まってます。多くのお客さんはそちらに乗り換え、そして博多へ向けて出発していきました。一方の僕はというと、今回買ったきっぷはここまでなので、「リレーかもめ」を見送ってからは、いつも通りに武雄温泉駅のホームを見てきました。こちら、基本構造はこれまでの駅と同様、新幹線用としては相対式のホーム2面2線なのですが、どうも運用としては11番線のみ使用しているようです。その11番線の向かい、10番線は在来線の線路がひいてありまして、先ほどみたいに「リレーかもめ」を止めて対面での乗り換えができるようになってます。かつて新八代駅でも見られた方式ですね。乗り換えもしやすい設計はJR九州のお家芸とも言えるかと思います。


その後にエスカレーターでコンコースに降りてから改札を出て駅の外に出ます。まずは新幹線口である「御船山口(南口)」へと出てきました。駅前には噴水とかのモニュメントがありました。ちょっとあったかい雰囲気がしますが、ただこちらは新しく作ったように見えまして、駅前にはあまりお店とか多くなさそうです。一方で反対側の在来線口である「楼門口(北口)」の構内にはお土産物屋さんとか、テーブルがあるスペースがありました。これまた木が使われてるっぽく、あったかい雰囲気ですね。ただ駅の外はというと、こちらは前からあった方なのですが、あたりはちょっと寂しい感じがしました。周囲にやたらと「CHANGE TAKEO」といったポスターが貼られていまして、今回の西九州新幹線の部分開業は武雄温泉駅にとってはかなり大きなチャンスなはずなので、今後の発展に期待したいところです。


さて、そんなわけで今回の旅での最大のミッションである、「西九州新幹線に乗る」「新しい駅を訪問する」は無事達成できましたので、この後は今日の宿へ向かいます。が、車は諫早駅にありますので、この後は新幹線で諫早へ向かいます。帰りの新幹線はJR九州のネット予約で指定席を取りました。で、ホームに行くとすでに新幹線は停車してたので乗り込んだわけですが、さっきと椅子の感じが違うのです。なんとこの新幹線、自由席は2+3列なのに対し、指定席は2+2列となってました。しかも椅子の座り心地もいい気がするので、座席指定は必須ですな。出発をしばらく待ってると、どうやら特急ハウステンボス・みどりが遅れてるそうで、その特急が10番線に入ってきました。へえ、そんな運用もするんだ。


その後に遅れてリレーかもめが来たところで出発です。が、今回の「かもめ」。途中駅を一気に通過するタイプでした。武雄温泉駅を出たら次の停車駅が諫早です。なので、スピード感がとにかく違いました。途中なんとか行きで見られなかった大村湾や車両基地を確認しましたが、結果的にはものの15分ほどであっさりと諫早駅に到着となりました。いやー、本気を出した新幹線はやっぱり早いですなあ。


で、諫早駅に降り立ってからは例によって駅のホームを見てきたのですが、構造は対面式の2面2線となってて、他の駅とまったく同じでしたね。ただ1つ、決定的に違うことがありました。それはこの諫早駅だけホームが地上にあって改札へは上りエスカレーターで進む、という点です。ちょっとだけ違和感を感じながらコンコースに上がってから改札を出ました。ちょうど駅前の新バスターミナルからかつての県営バスターミナルを眺めることで、今回のミッションコンプリートとなりました。


さて、この後は駐車場に止めておいた車に戻って来てからは今日のお宿がある福岡へと向かいます。あたりが薄暗くなってきた中、まずは最寄りの諫早ICへ向かいますが、その道中でしっかり給油ができたところで、いざ諫早ICへ。道中は結構雨が降っている中でしたが、基本長崎道はガラガラに空いていたので順調に進むことができました。ただ鳥栖JCTで九州道に入ったところで渋滞が起こってました。まあ九州の高速の構造上、これは仕方ないです。ただその渋滞は基山PAの先くらいで解消しまして、その後はそれなりに流れ、太宰府ICから都市高速経由で無事福岡・天神のお宿にたどり着くことができました。そんな今日の走行距離は321.9kmとなりました。まあ、途中で電車旅してたので、走行距離は短めでした。


それではホテルで程よく休憩したあとは晩ご飯へと出かけます。今回やってきたのは西中洲の「もつ鍋 笑楽 福岡本店」というお店になります。あっさり店内に入れたので、まずは生ビールでの乾杯。今日はいろいろよく動いたから、ビールがとにかくしみました。美味いです。その後のお料理としては、もつ鍋、酢もつ、博多焼ぎょうざをいただきました。10月上旬ではありますが、今日なんかは天気が悪かったせいで気温が低かったです。そんな日にはやっぱりもつ鍋が美味しかったですね。酢もつもいい感じでした。さらに焼き餃子は僕の好物なので、もちろん美味しくいただきました。


ただまだちょっと飲み足りない感がありますので、2軒目に来たのは「屋台屋ぴょんきち」という屋台です。今日は日曜日で雨模様だったので、そもそもの屋台の数が少なかった中ではありますが、幸運にも入ることができました。こちらで瓶ビールに明太オムレツをいただきました。明太子と卵はやっぱり良く合うわけで、ビールにはもってこいなおつまみです。そして〆の一品として豚骨ラーメンをいただきました。やっぱりこの一杯を食べないと福岡に来たって感じがわきません。今日もいろいろ美味しいご飯をいただき、満足であります。ごちそうさまでした。