そして筑前前原から1つ目の駅が今回の旅の最終目的地である糸島高校前駅になります。こちらも先月のダイヤ改正時に新しくできた駅となっております。ここ糸島市は市町村合併で前原市と志摩町、二丈町が合併してできた市ですが、これまでその市名の“糸島”が入った駅がなかったため、地元待望の駅なのかもしれません。まずは例によってホームの構造ですが、複線の線路の両側に作る相対式ホームでした、まあ建設費の関係で言うと妥当ですかね。

 

真新しい駅構内、改札を通り抜けていきますが、福岡市営地下鉄とつながっていることもあってか、自動改札機が導入されていました。それでは駅員さんにきっぷを見せて外に出てみます。まずは駅の北口側に出てみますが、すぐ目の前にはホテルとパチンコ屋さん、さらにスーパーや「あまおう」の直売所なんかありまして、実ににぎわってます。少し先には国道202号線もあって、かなり商業的に栄えている場所のようです。結構意外ではありましたね。

 

一方で反対側の南口側はというと、住宅街でした。駅前一等地にはこれからマンションが立つみたいです。これからますます発展していくようでした。そんな南口側を駅名になっている糸島高校へ向けて歩いていく途中にきれいな桜を発見。ちょうど公園になっている場所のようでした。桜は散り始めているようで、近所に人が言うには次雨が来たら散っちゃうね、とのことでした。桜の美しさはそのはかなさにも関係がある、とは言いますが、確かにそんな雰囲気でしたね。

 

そして駅から徒歩10分ほどで糸島高校に到着しました。そこそこ広いグラウンドとちょっと歴史のある校舎のある高校のようです。ぐるっと回ってみると、正門はなかなか立派な門構えでした。このたび新しく駅ができたのはこの高校に通う方たちにとっては朗報かと思われるのですが、一方で以前はみなさんどうやって通っていたのでしょうか。そもそも公立高校っぽいので、そこまでの遠方からの通学というのは想定されていないのかな。

 

そんなことを思いつつ、テクテク歩いて糸島高校前駅まで戻ってまいりました。一応今回の旅の目的はこれで果たせました。なのでこのあとは今日の宿のある福岡へと向かいます。ふたたび改札を通って糸島高校前駅の駅構内に入ってから、少し待って登場してきた福岡市営地下鉄直通の福岡空港行きに乗車します。電車が動き出して、あたりも薄暗くなってきてますが、今宿駅を過ぎたところでかろうじて玄界灘を見ることができました。この先地下鉄区間へ入るので、景色は見納めですかね。


その後、姪浜駅でいったん電車を降りてから一度改札を出ます。ちょっとだけ駅舎を見てからふたたび改札へ。この先は福岡市営地下鉄の区間になるため、手持ちの青春18きっぷは使用できません。なので、ここからはICOCAをピピっとやってから、駅構内へと入ります。その後登場してきた福岡空港行きに乗車。この先は地下区間なので、黙々と移動を続けて地下鉄天神駅で下車します。その後、地上に出てから今日のホテルを目指しますが、その道中に福岡ならではな屋台を発見しました。今日は日曜日なのでそもそも屋台の数が少ないので、ちょっと覚えておくことにしましょうか。

 

それではホテルにチェックインできたところで晩ご飯です。今日も博多でもつ鍋を、と思いとあるお店に電話したところ満席との回答。ただそこの別の支店なら空きがあるよ、というので予約しました。が、この支店の場所は良くわからないまま返事しちゃったもんだから、あとで調べたらバスで移動しないといけないくらいの距離の模様です。そんなわけでホテル近くの天神北バス停から10分弱バスに揺られてやってきました、「元祖もつ鍋楽天地 福岡天神西通り店」になります。

 

やはり福岡での晩ご飯と言ったらモツ鍋に限りますな。今回はこちらで人気No.1の「もつ鍋満足コース」を注文しました。まずはビールととに小鉢の酢もつをつつきながら、もつ鍋ができるのを待ちます。基本的に店員のお姉さんがもつ鍋を作ってくれるので、眺めながらその時をまつわけです。その途中でいろいろお話するのですが、「当店の支店はどこ行きました?」的な質問が来たらチャンス(笑)。「2年前にホーチミンの支店に行きましたよー」でそこそこ盛り上がってました。そしてもつ鍋完成。相変わらずのプリプリもつが美味かったですね。やはり本場で食べると美味いですわ。ごちそうさまでした。

 

その後はホテルに向かって福岡の街をてくてく歩きながら帰ってくるわけですが、ちょっと飲み足りないなあ、という気分もあったので、先ほどチェックしておいた「ともちゃん」という屋台に寄ってみました。やはり福岡と言ったら屋台もいいですからね。こちらにておでんとビールをいただき、最後の締めくくりには本場の博多ラーメンをいただきました。場の雰囲気といい、この味といい。やはり福岡はいい場所ですな。