おはようございます。今朝の網走ですが、雲の多い空となっております。日差しが少ない分、気温も低そうです。早速スマホにて今の気温を調べてみたところ、マイナス3℃とのこと。寒いですな。寒さに負けないように頑張ってまいります。そんなわけで出発前にまずは朝ご飯となります。今日泊まってたホテルでは朝食のサービスがありましたので、しっかりいただきました。バイキング形式なので、例によってあれやこれやと取りまくったわけでしたが…まあこれだけ食べておけば、今日も充電バッチリで行動していけそうですね。
 

その後、ホテルで1時間ほど、かなりノンビリくつろいでから、ようやく出発となります。どうしても列車の時刻縛りになるので、鉄道旅行だとこんな朝もたまにはあるわけです。ホテル目の前にある網走駅にやってきましてから、改札を通ってホームへ行くと、今日一本目の釧網本線、快速しれとこ摩周号・釧路行きが停車していましたので、これに乗車してまいります。列車が出発してからお隣の桂台駅を過ぎると、車窓にオホーツク海が見えてくるようになります。さらに陽が上がってきて、天気も良くなってきてて、かなりまぶしいです。今回の旅では初となる海を見ながらの移動です。やっぱり気分がいいですね。

 

その後もしばらくはオホーツク海を見ながらの移動となりますが、北浜駅を過ぎてから、オホーツク海は見えにくくなるものの、今度は右手に涛沸湖が見えました。これまたいい感じの景色となっております。ちなみにこの列車、次の原生花園駅は通過です。まあこの時期は雪で埋もれてて、見るものないからってことですかね。原生花園駅を通過してから、左手にはオホーツク海を見ることができまして、よく見ると知床半島がうっすらと見えるようでした。さすがに流氷はこの時期はまだ到来していないようでしたね。そんな景色を楽しみつつ、知床斜里駅に到着となりました。今回はこちらで一旦列車を降りることにします。
 

今回はこの後、今回の旅の最大の目的地である知床ウトロへと向かうのですが、その前にまずは大きな荷物を駅のコインロッカーに預けてから、駅のはす向かいある斜里バスのターミナルへ向かいました。今回はこのあと、ウトロ温泉行きのバスに乗ります。出発まで少し時間があったので、バスターミナル内をウロウロするも何もないので、近くのセイコーマートまで歩いて行ってから、飲み物とかを買い出しをして、バスターミナルへと戻ってきました。その後、外で待つもの寒かったので、先にバスに乗り込んでから出発を待ちます。僕のあとにはもう一人乗客が乗ってきましたが、あとは運転手さんが登場してきて、バスは出発となりました。

 

バスは出発してから斜里の市街地を走っていきます。その後、国道334号線にて知床半島へと入っていきました。すると景色は一転して、一面の銀世界がある広がっておりました。天へ続く道への入り口を過ぎてから、峰浜というバス停を過ぎたあたりからは、今度は車窓左手には海が見えてまいりました。青空も見える中で海が見えるわけで、なかなかいい感じの風景を見ながらの移動となります。そんな景色の中をひたすら進んでいくと、右手にエゾシカファームというのがありました。エゾシカたちは遠目に見えましたが、柵が張り巡らされているので、道路に出てくることはなさそうです。

 

知床斜里駅を出てから30分ほどでオシンコシンの滝がありました。さすがにこの日は観光客はいませんでしたが、滝は年中無休で流れていました。ここを過ぎれば、いよいよ知床になるわけです。その後はトンネルを抜けて10分ほど進んだところでウトロの市街地に到着となりました。その中にある道の駅の前でバスを降りました。ここで降りたのは僕一人だけ。途中の乗降もまったくない、そんな寂しいバス路線でありました。そんなわけで今回の旅の目的地の1つ、道の駅「うとろ・シリエトク」に無事到着です。早速建物に入りまして、道の駅スタンプをゲットいたしました。その結果、2017年度北海道道の駅スタンプラリー、無事全駅制覇となりました。今年も無事にステッカーと賞状をいただくことができました。それと同時に2018年度道の駅スタンプラリーの応募しておきました。何か当たるといいな。


そんなわけでメインのイベントが無事終了したわけですが、帰りのバスまで時間がありますので、ここでお昼ご飯にします。まあ世間は正月開けということもありますし、そもそも冬の時期ですので、開いているお店が少ない中、歩き回って見つけたのは「ごはん屋 い志もと」というお店になります。あれこれメニューを悩んだ結果、外が寒かったこともあったのと、オススメということもありまして、知床海鮮塩ラーメンってのをいただきました。やはり寒い日にはあったかいラーメンがたまりませんな。しかも海の幸があれやこれやと入っている塩ラーメンってことで、丼に海を再現しているような雰囲気も良かったです。ごちそうさまでした。

食事を終えてから、まだ帰りのバスまで時間がありますので、ちょっとこのあたりをうろうろしつつプチ観光しましょう。まずやってきたのは、以前に泊まったことのある民宿酋長の家になります。そしてその横にはゴジラの手湯なるものがありました。一応こちらは天然の温泉となっております。そんなあったかい温泉に触って温まってきました。さらにその先にはウトロの観光スポットであるオロンコ岩、そしてゴジラ岩がありました。これらを下から軽く眺めてきますが、特にゴジラ岩は見る角度によってゴジラっぽく見える場所があるので、良さげな角度を見つけて確認させていただきました。このあたりで大体いい時間になってきたので、帰りのバスに乗車するためにバスターミナルへ向かいます。


そして5分ほど歩いて、ウトロ温泉バスターミナルにやってきました。こちらから斜里バスターミナルへ向かうバスに乗車いたします。今回の帰りのバスには先客が2人もいました。その後しばらくしてからバスが動き出しまして、次の道の駅のバス停でさらに2人も乗車してきました。行きに比べたら約倍以上の乗客となっております…が、合計5人ですが。そんな帰り道は今度は山側の座席に座ってきましたが、行きに見たスポットを再確認するように眺めてきました。斜里の市街地に近づくにつれて雲が多くなってきたのが気になるポイントでしたが、最後はまたお日様が見えるようになってきたので、ひと安心でした。斜里市街地で乗客が2人降りていった以外の乗客の乗り降りはなく結局小一時間ほどで斜里バスターミナルまで戻ってまいりました。
 

さてこの後ですが、ふたたび鉄道旅に戻りますが、次の列車まで1時間ほどあります。とりあえず時間つぶしを兼ねて、知床斜里駅周囲をウロウロしてきました。まずは最寄りの道の駅しゃりにきたのですが、年末年始は休館日なので、結果的に今日まで休館とのことでした。そしておとなりのおみやげ物屋さんを覗いてきました。いろいろ良いものあったのですが、あまり荷物は増やせない旅なので、眺めるだけで出てまいりました。その他、見える範囲で見どころになりそうなのもなく、さらにはあまりの寒さに耐えかねて、戻りがけにあったセイコーマートでこの後の飲み物を買ってから知床斜里駅に戻ってきました。駅舎内にある暖房の前にて次の列車を待つことにします。


程よくあったまったあと、改札の時刻になったので、意を決して冷え切ったホームに向かいます。そして次にやってきた釧路行きの普通列車に乗車しました。このあとは長距離移動になるので、乗ってすぐにさきほど買っておいたサッポロクラシック富良野ヴィンテージを鮭とばとともにいただきました。車内に入れば暖房が効いてますので、冷たいビールでも問題なしです。いただきまーす。そんなわけでビールを飲みつつ、外を眺めているわけですが、そろそろ日没ということもあって、あたりは薄暗くなりつつあります。さらにこの列車が舞い上げる雪のせいもあって、あまり景色はよく見えません。この辺りで目立つはずの斜里岳もあまり見えませんでした。ただ一面の銀世界でした。

知床斜里駅から3つ目、20分ほど進んだところの清里町駅にて対向列車との交換がありました。あたりが薄暗くなってきつつある中、対向列車が5分ほど遅れての到着。こちらも結果的に遅れての出発となりました。その後は民家の数も減ってきたことと、明かりがどんどん減って行ったことと、ビールが回ってきたことがあって、少しウトウトとしておりました。一時間ほどで摩周駅に到着したところで、ここでも対向列車と交換になりました。待ち時間を利用して外に出てみましたが、あたりはすっかり真っ暗になっております。しばらく待っていると、対向列車が登場してきました。ただこの列車は時刻通りに到着でした。結果的に遅れがなくなっての出発となりました。
 

その後も暗闇の中を黙々と移動を続けまして、知床斜里を出てから3時間弱の時間をかけ、ようやく終点の釧路駅に到着いたしました。北海道の中でも有数の閑散地帯を通る路線だけありまして、距離も長けりゃ時間もかかりました。さて今日はまだまだ移動を続けますが、次の列車までの待ち時間を利用して、この後つまむものを買い出しに行きました。やってきたのは駅の裏手になりますが、ここには釧路名物のザンギの持ち帰り用専門店があります。なので、こちらで…と思ったらお店が閉まっているみたいでした。並びにあった「居酒屋 大ちゃん」というのが屋号が同じなので、もしや…と思って寄ってみると、予想通りここでも持ち帰りザンギを購入できるとのことでした。早速こちらで作ってもらって買ってきました。

 

そして釧路駅に戻ってきて、ちゃんとビールを手に入れてから、改札を通って次の普通列車新得行きに乗車します。こちらが今日のラストの列車になります。ただ車内は学生さんで結構にぎわっていましたので、ザンギはしばらくお預けかなあ。その乗客のみなさんは徐々に減って行ってはいるのですが、出発から1時間半ほど過ぎた音別駅ようやくほとんどの乗客がいなくなりました。ここでようやくザンギタイムのスタートとなります。今回はニンニクベースタレで濃い味のオリジナルタイプとショウガタレベースでソースをかけて食べるタイプのザンギにしましたが、どっちも美味かったです。

 

お腹も膨れてからもひたすら移動を続けていきます。音別駅を出てから1時間ほどで池田駅に到着です。こちらで行き違い待ちになるようなのでホームに出てみました。さすがにワイン城もDCTgardenも真っ暗で確認することはできませんでした。さらに対向列車が遅れているらしいので、池田駅ではその列車を待たずに出発することになりました。そしておとなりの利別駅にてその対向列車を待つようです。こちらで10分ほど待ってようやく普通列車が登場してきました。結果、こっちの列車も遅れることになりました。まあ冬のJR北海道、特に単線区間は遅れは常態化していますからね。焦らずのんびり行きましょう。
 

そして利別駅を出てから20分、釧路駅を出てからは3時間ちょっとで帯広駅に到着となりました。今日はこちらで列車を降りて一泊することにいたします。改札を出てから駅前にあった温度計を見たら、ただいまマイナス7℃とのこと。風はないぶん、そんなに寒くは感じないです。そして駅周辺にあるホテルにチェックインして、荷物を置いてまずはホッとひと息つくことができました。一応このあとは例によっての晩ご飯になるのですが、結構さっきのザンギがお腹に残っています。なので軽く済ませようと思い、屋台屋さん街である北の屋台に来ました。その中の「こころ」というお店に入ることができました。まずはビールをいただいてから、おつまみとしてはおでんとゆり根だんごをいただきました。軽めなつもりでいましたが、それなりのボリュームだったりして、結構おなかいっぱいいっぱいになっちゃいましたね。ごちそうさまでした。