新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さて、例によってお正月を実家で過ごしたあとは、今年も旅に出かけます。例年どおりに北へ向かうのは決定してますが、今回は一気に北海道まで飛行機で飛んでから、道内をのんびり鉄道で回っていこうと思います。まあこの時期なので使うきっぷも青春18きっぷの東日本版である「北海道&東日本パス」になります。実はすでに購入済みで、お正月から使い始めてましたので、きっぷの準備は万全です。さらに北海道内を普通列車で移動するのは本数がかなり少ないのでハードです。そのためみっちり計画は練っておきました。それでは今回も行ってみましょうか。

 


そんなわけでまずは早朝の飛行機に乗るために空港へ向かいますが、朝も早く、あたりがまだ真っ暗なうちのスタートとなりました。まずは新宿駅まで出てから山手線に乗り換えていきます。朝早いからお客さんの数も少ない、いつもとは雰囲気の違った新宿駅でした。そして品川駅から京浜急行に乗り換えます。こちらは旅行鞄を持った方も多かったです。みなさん羽田空港へ向かうってことですな。そんな車内から日の出を見てから電車は地下に潜りまして、その後無事に終点の羽田空港駅に到着となりました。多くの方がターミナルへと向かっていく中、僕もその列にならって第1旅客ターミナルへと向かいます。

 

 

なかなかだだっ広い羽田空港ですので、人の数も少なく見えますが、実は結構にぎわっていました。そんな中、今回もまたスカイマークの飛行機で飛びますので、まずはチケットを受け取りに行きます。スカイマークはBリーグとタイアップしていることもありまして、先日は神戸空港で西宮ストークスのマスコットキャラのパネルを見ることができたのですが、羽田空港ということで地元…なのかな。アルバルク東京のマスコットキャラがお出迎えしてくれました。東京には何チームかありますが、やはりメジャーなのはこいつですか。そんなことを思いつつ搭乗口へ移動します。こちらで飛行機を待つ間、外を見てみましたら、まあいい天気ですこと。遠く向こうに富士山も見ることができました。しかもかなりくっきりきれいに。いいですねえ。
 

そんなわけでじきに搭乗開始となりました。機内に入り、席に着いてから、飛行機は定刻通りに羽田空港を飛び立っていきました。ちょうど空港ビルの向こうに富士山を見ながらのテイクオフしていきます。そしてその後も関東平野からの東京スカイツリー、さらに富士山を見ながら飛行機は上昇していきました。飛び立って水平飛行になってからは機内での毎度お馴染みとなりました、ネスレとのタイアップサービスのキットカット、そしてホットコーヒーをいただきました。こちらで機内でのひとときを過ごさせていただきました。その後はしばらくは早朝からの行動の反動で、ウトウトっとしながらの移動になりました。
 

 

そして飛行機が降下体勢になって、雲海を突き抜けると、そこは一面の銀世界となっておりました。約1ヶ月ちょっとぶりの再訪ですが、北海道はやっぱり冬になっておりました。そんな景色を見ながら飛行機は降下を続け、ついに新千歳空港に着陸いたしました。久しぶりにまた帰ってきたな、という感じです。いつも通りに回転台から手荷物を受け取ってからターミナルビルの外に出てみますと、やっぱりかなり寒いです。それもそのはず。機内での情報によれば、新千歳空港周辺の気温はマイナス3℃だそうです。1ヶ月ほどの間に北海道は完全に冬模様になったわけですね。季節はめぐるってことです。
 

それではこちらから移動してまいりましょう。このあとは北海道&東日本パスにて、のんびり鉄道旅行とまいりましょう。まずは地下にもぐって新千歳空港駅へ向かいます。こちらからまずは快速エアポート札幌行きに乗車します。電車の車体には「元気です北海道」と書かれたステッカーが貼ってありました。先の地震の影響で観光客数が落ち込んでいる北海道、その観光客を呼び戻すためのPRなわけですね。僕としても今後も何度も訪れて、元気をもらって行きたいと思ってますので、今後ともよろしくね。そんなことを考えつつ車内へ入りますが、定刻になっても電車は出発せず、結果的には対向列車遅れで3分ほど遅れての出発となりました。計画みっちり立ててるので、この手の遅れは困るんですけど、まあまだ大丈夫かな。

 

今回の車両はロングシート車なのと、車内がそこそこ混雑していたために車窓を眺めることはあまりできず、ひたすらじっとしたまま札幌駅までやってまいりました…というか、ひと月ぶりに帰ってきました!ただ札幌駅周辺の雪の量は相変わらず少ないですが、気温としてはしっかり寒いです。とりあえず駅前の雰囲気を感じてから再び駅ビル内へ戻ります。そしてJRタワー・ステラプレイス内にある三省堂書店へとやってきました。こちらは札幌駅から一番近いHTB関連グッズの売り場がある本屋さんになります。とりあえず覗きに来ました。一応毎年恒例のonちゃんカレンダーは購入済みなのですが、一方で水曜どうでしょうカレンダーは未入手だったので、こちらで無事購入できました。

 

それでは再び改札内へと戻ってきまして、まだまだ移動を続けていきます。次に乗車するのは、岩見沢行きの普通電車になります。一応この電車が終点まで先着するみたいなので、こちらでまいります。札幌駅を出発してからおとなり苗穂駅に停車します。実はこの苗穂駅、11月末の前回訪問時にはすでに駅が移動されてて新駅舎・新ホームになってたのですが、訪問する機会がなかったわけです。そんなわけで今回ちゃんと確認することができました。駅の場所が少し札幌駅寄りに移動になっているみたいでした。さらに旧ホームは駅名標も潰されてて、なかなか寂しい雰囲気でした。そのうちにこちらも取り壊されてしまうんでしょうね。

 

さらに進んで江別駅あたりになると雪の量も増えてきました。札幌駅を出て30分と経っていないのに。そんな江別では一面の銀世界が見られたり、凍る夕張川が見られたりします。さらにその先の豊幌駅では毎度おなじみのネタ看板、「江別市まで約40000km」ってのが見られたりします。いやあ冬ですなあ。そんな風景を楽しんでいるうちに、札幌駅を出てから50分弱で終点の岩見沢駅に到着となりました。やはり道内屈指の豪雪地帯だけありまして、ホームにも雪が積もってましたし、駅前広場にもかなりの量の雪がありました。次の電車を待つ間に駅舎の外に出てみましたが、どうも夜にはイルミネーションになるだろうものも見ることができました。雪に映えるイルミネーションなんでしょうね。見てみたいですが、なかなか機会はないですね。

 

それでは先へ向かいますがその前に、小腹が空いたので、駅のコンビニでちょっと買い込んでから改札を通ってホームへ向かいます。そして次に乗車するのが滝川行きの普通電車になります。こちらはクロスシートの車両で、車内もかなり空いてますので、先ほど買ってきたブリトーでもパクつきながら移動していきましょう。電車が動き出してからの車窓ですが、このあたりからは民家の数もぐっと減ってくるわけでして、あたり一面の銀世界を眺めながら進んでいきました。そんな中で久しぶりに街並みが見えてきたところで美唄駅に到着となります。このあたりでは左手側には国道12号線があるので、それなりに民家はあるのですが、反対側はこれまで同様に銀世界ぎ広がっておりました。一方乗客は美唄でほぼ車内が空っぽになってから、奈井江駅、砂川駅で数人ずつの乗客が乗ってきました。

 

そして終点の滝川駅に到着となりました。この先ですが、極端に普通電車が減る区間になるので、滝川から旭川までは特急カムイに乗ってワープしていきます。特急券合わせて2200円の出費ですが、ここは時間を買うということで、良しとしましょうか。そんなわけで搭乗してきた特急カムイに乗車いたします。特急の乗り心地のいいシートで景色を眺めつつの移動となってます。相変わらず景色は銀世界ではありますが、向こうの方を見てみると、なんか雲間からお日様が見えてきてます。この後天気は良くなるのかな。そんなことを考えつつ、特急はトンネルを通り抜けて旭川市へと入っていきました。その後もグイグイと進んでいき、実にあっけなく終点の旭川駅に到着となりました。

 

ここで次の列車まで時間があるので、駅の外に出てみましたが、やっぱり寒いです。札幌よりもかなり寒いってのは当然のこと。北海道の冬はこうでないと。そんな寒い中ですが、このタイミングでお昼ご飯をと思います。駅前に伸びる買物公園内にある、ラーメンで有名な梅光軒本店に今回はきました。少し待ってから店内へ入ります。今回こちらでいただいたのは、旭川名物の醤油ラーメンになります。やはり寒い日にはラーメンがとにかくうまいのです。しかもこの旭川ラーメン独特の風味。久しぶりにいただきましたが、やっぱり美味しかったですね。ごちそうさまでした。

 

その後、旭川駅に戻ってきました。次の列車までまだ時間があるのと、次の移動が長丁場になるので、車内に持ち込むものをイロイロ買ってきました。駅構内のキオスクに入りまして、いろいろ物色します。まずは必須のビールですが、やっぱりサッポロクラシックをチョイス。そしておつまみにはエゾ鹿ジャーキーを選びました。そしてもうひとつ。旭川市民のソウルフードと言っても過言ではない、ジュンドッグなるものを買いました。購入を終えてから駅構内へ入りますと、次の列車が登場してましたので、ひとまず座席を確保しておきます。そして出発までの間を利用して、さきほど買ったジュンドッグをいただきました。こちら見た目はおにぎりというか巻き寿司といった感じです。少しかじってみますと、中に具が入ってまして、今回はソーセージのカツが入ってました。ハフハフ言いながら食べるにはかなりいい一品でした。
 

そんなわけで次に乗車するのは特別快速の北見行きになります。たぶん日本最北の特別快速ですな。ただし2両編成とかなりかわいいですが。そんな特別快速が旭川駅を出発して出てすぐ、車窓右手に夕陽が見えました。場所によってはまぶしい西陽でした。今日は北海道に来てからどんよりした空ばかりだったのですが、最後にいい天気が見られたのは良かったかもしれません。明日はいい天気になるといいな。特別快速というだけあって、途中駅は通過しまくって進んでいきます。そして当麻駅で最初の停車がありました。確か以前は当麻駅も通過していたと思うのですが…で、その先は民家がかなり少ない銀世界となっています。ただかろうじて民家がある分、人の気配のある風景ではありますが。

 

さらに通過しまくってからの次の停車駅である上川駅に着くころにはあたりも暗くなってきました。ここでそれなりに乗客は降りていきます。残っているのはたぶん北見まで乗り通す人たちかな。そんな上川駅の周囲の民家が途切れると、その先は全くひと気のない中を進んでいくことになります。道内屈指の閑散地帯となっています。あたりを見てもしばらくは民家すら見当たりませんし、当然駅もありません。次の駅まで約30km以上離れている、そんな暗闇の中を特別快速はひたすら走っていくわけです。しかも言うほどスピードを出すわけでもなく。そんなわけで上川駅を出てからそんな景色の中を走ること30分強、ようやくお隣の白滝駅に到着となりました。一応ここから乗車する方も何人かいたってのが驚きではありましたが。

 

その後、ちょっとウトウトとしてしまいまして、次に気がついたときには久しぶりに街の灯りを見ることができました。そして程なく遠軽駅に到着となります。遠軽駅は駅の構造上、スイッチバックとなってますので、ここから列車の進行方向が変わります。車内のみなさまとともにクロスシートをバタバタ倒して対応しました。その後、特別快速は動き出しますが、あたりはすでに真っ暗になっていることもあって、車窓はほぼ何も見えない状態での移動となっております。遠軽駅を出てから45分ほどで留辺蘂駅に到着となりますが、こちらにて対向の特急列車を待ち合わせるとのこと。せっかくなのでその間にホームに降りてみたわけですが、まあとにかく寒かったです。車内の温度とのギャップがありすぎたんですかね。

 

その後、ふたたび車内に戻ってから移動を続け、ようやく終点の北見駅までやってきました。なかなかの乗りごたえのある列車でした。どうやら途中での対向列車の遅れがあったようで、到着が遅れたみたいです。その結果、次に乗車した知床斜里行きの普通列車は乗ったらすぐに発車となりました。こちらも途中の車窓はまったく楽しめないまま、黙々と移動を続けることになりました。北見駅を出てから1時間、途中の女満別駅にて対向の普通列車との待ち合わせになったので、例によって外に出てみました。なんか空を見上げると雲はなさそうな感じで、晴れてそうでした。そんな中、ホームに残った新雪を踏みしめる感触を楽しみながら、列車を待っておりました。

 

対向車両が登場したところで出発しましたが、2駅先の網走駅にて今回は列車を降りることにしました。今日の移動はこれまで。本日は網走にて一泊することにします。ホテルにチェックインしてから、荷物を置いたところで晩ご飯にいたします。網走の場合、駅前はかなり閑散としてますので、駅前10分ほど歩いて網走の歓楽街まで移動してまいりました。お正月明けということもありまして、空いているお店も少なく、特に網走でひいきにしていたお店がなくなっているというショッキングな出来事もありまして、しばらくそんな街並みを歩きながらお店を探しておりました。

 

そんな中見つけたのは「蒸汽船」というお店になります。店内に入ってからまずはビールを注文したら、お正月ということで振る舞い酒として日本酒ます酒もともにゲットいたしました。ちょっとラッキーですな。その後はタチポン、カキ焼、お刺身盛り合わせ、玉葱すりみといった品々とともにお酒をいただきました。やはり網走は海沿いの町ですから、お魚がおいしいわけでして、そんなお魚には日本酒がよく合うわけでして、今日もしっかり北海道の地酒もいただいちゃいました。お食事お酒も良かったのですが、大将との会話も弾んで、かなり楽しいひとときを過ごすことができました。ごちそうさまでした。その後はまた10分ほど歩いて網走の駅前へ戻りますが、その途中のセイコーマートで水分を補給してから無事にホテルに戻ってまいりました。