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アナウンサー、会社経営者として働く日々とダウン症候群のある娘との日常ブログです
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後半はダウン症のあるお二人にご登場いただき仕事や余暇の過ごし方などお話を伺いました。
松山愛(なる)さん、神子彩(さや)さんがご登壇されると、
ゆったり、ほんわかとした、お二人のペースで、会場はとても心地よい雰囲気に包まれ、
ご視聴者からも「聴いていて穏やかな気持ちになりました」などコメントも寄せられました。
予定調和にしたくなかったのは、
なるべく、こうしたダウン症のある方のペースや、雰囲気をそのままお伝えしたかったというのもあります。
こちらは、本番前に緊張されていたご様子だったので、お二人の好きなレモネード🍋アイスティーを差し入れ、リラックスして頂いていた時の写真で、
娘もお姉様方の間に座らせて頂いて嬉しそうでした💛☺️
神子さん(写真左)は、普段、カフェで接客のお仕事などをされていて、
余暇は、日舞やピアノ、殺陣などの稽古にも励まれているご様子を紹介して下さいました。
ご自宅ではいつも自分の部屋で好きな歌を聴いているそうです。
一方、松山さん(写真右)は、
平日は毎日、保育園での勤務を終えて、サーキットトレーニングや、歌、バレエやタップダンスなど様々なレッスンに通われているそうで、
ご自宅では、テレビを見たり、ノートパソコンで好きな動画を流しながら、絵を描いているという、多彩でマルチな日常の過ごし方をご紹介くださいました。
お二人とも、仕事をして得たお給料で、
コンサートに行ったり、好きなCDやDVDを買ったり、習い事の月謝を払ったりと、
自身の収入で余暇も楽しんでいる様子がうかがえました。
「これからチャレンジしたいことは?」と尋ねたところ、
(松山さん)「明るく、健康的で、もっと逞しく仕事を続けたい」
(神子さん)「積極的に集中して仕事や趣味をやりたい」
など、お二人とも、もっと社会に積極的に出ていきたいと思っているというお答えでした。
そのためには、社会がもっと働き方の多様性や、人々にもっと余裕が必要であろうという話題に繋がりました。
配信をご覧くださった方にはお分かり頂けたと思いますが、ゆっくり待つ、相手のペースに合わせるということ、
なかなか、私自身も、今朝ほどもそうでしたが、普段ついつい娘に『早くしなさい』とか『何で何度言っても覚えられないの?』と捲し立ててしまったりするのですが、
本当は、慌ただしい社会のペースに合わせることを無理矢理に押し付けるのではなく、
当事者それぞれのペースを受容する、受け入れる側の余裕が求められています。
それは、諦めとは別物だと思うのです。
(90分間じっと最後まで座って聴いていられなかった娘…、ボランティアの『しんちゃん』にお世話になりました。二人は普段から同じデイサービスに通っていて、ペースも何もかも不思議なほど気が合う仲良しです)
さて、初めのうちはマイクを持ち、緊張されていたお二人でしたが、
最後には、緊張がとれて、楽しかったとお話しくださり、締めくくりには以下の素敵なメッセージをいただきました。
松山さん:「これからも前向きに楽しく元気にやっていきますので、皆様も応援してください」
神子さん:「皆様、今日はお集まり頂きありがとうございます。お招きいただきありがとうございます。またお目にかかれるのを楽しみにしています」
シンポジウムのアーカイブはこちらからご覧になれます↓
松山さん、神子さん、本当にありがとうございました。
応援したいです。もちろん!
そのために、これからも当事者の方々それぞれのペースで、ご自身の言葉でお話し頂く機会をもっと増やして行きたいと思いました。
社会の基準や固定概念、
勝手な思い込みや、先入観など、、
新しい気付きが得られる、そうした発信の機会を作っていけたらと思っています。