こんなに幸せで楽しい時間が10年後に待っているなんて、あの頃は誰が想像出来たでしょうか…。


生後すぐにダウン症候群があると判明した娘を連れて、就学までの約6年間、保育園と兼園しながら通った療育センターでは多くの貴重な出会いや学びがありました。

療育センターは、同じ区内に住む発達に支援が必要な子どもたちが医療的リハビリや教育を受ける場所で、親も一緒に子どもに付き添う必要があるため、通っているうちに自然に密な関係になります。


療育センターで出会ったお友だちやママ友たちとは年に数回、こうして集まる機会が今でも続いていて、皆んなご近所さんなので、いつもワイワイ楽しく過ごしていますが、今年のクリスマスは子供たちの10歳を祝う事ができました。

“普通”と言われている子どもたちよりも、成長がゆっくりで、感染に弱く身体も体力も少し弱いこの子たちの10年間というのは、本当に一日一日が大切で、育てる親も体力気力が必要になる時も多々あり、感慨深いものがあります。



自分の子どもに障がいがあると言われて悲しまない親はいないと思います。

でも…、

10年前あんなに辛くて苦しくて悩んで涙を流した私自身が、

今では本当にこの貴重な人生が素晴らしく、有り難く、幸せなものだと感じています。

10歳を迎えた子どもたち、色々な想いを共にしてきたママ友たち、これからもずっと子どもたちの成長を一緒に喜べる幸せな仲間たちに恵まれたことに、心から感謝しています。

生まれてきてくれて本当にありがとう。