032あしや温故知新VOL32 ウルトラセブン再び


  芦屋市政70周年記念の時に何かイベントの提案がないかと市役所ではもっぱら企画の話しがあったようです。


   私も以前からウルトラセブンの事を題材に

「市役所北館が地球防衛軍六甲防衛センター」と呼ばれたことや「ロケ地」に子供たちが押し寄せたことなどを話し、市役所の担当課が詳しく聞きたいということで「ロケの話を中心に」説明をしましたら、円谷プロダクションから企画が持ち込まれた事を教えてくれました。


  しかし、相手が市役所となるとなかなか民間ベースの採算との関係上、噛み合うことが難しかったのです。結局は70周年の事業として成立しませんでした。

 

 ところが、それから4年後


 私のところに「長谷さん・・ウルトラセブンのロケって芦屋であったんですよね」と若い青年が訪ねて来られました。


 私は知っていることをお話しましたが、彼も

ウルトラセブンの大ファンでした。

 

   すると3年後の「市政77周年にウルトラセブンの企画をやりたいので協力をして欲しい」そう彼が言います。市民による誘致活動「ウルトラセブン芦屋へ」


  77周年にセブンを足して777プロジェクトが始まりました。

  ウルトラセブンのヒーローショーや他に手作りのイベントで色んな企画が持ち上がり、円谷プロとの交渉は実行委員長の小泉星児さんが自身の仕事を忘れて行っていました。

   彼の粘り強い交渉力には頭が下がりました。


 実行委員会には私も参加させていただきました。ウルトラセブンの他にもエレキングやキング・ジョー、息子のウルトラマンゼロ・ガッツ星人も参加してくれました。


  その結果、昨年、50年ぶりに芦屋市にウルトラセブンが帰ってきたのです。

  小泉星児実行委員長やたくさんの実行委員。スタッフの 皆さんには感謝しかありません。


  ヒーローショーが精道小学校体育館で行われた初回、講演の場所で私は「おかえりセブン」と小学校2年生の時の少年のようにその舞台を見させてもらいました。


  私と同世代にはお孫さんを連れて来られてきた人もいました。


「ほら、あれがウルトラセブンだよ。強かったんだ!おじいちゃんのヒーローなんだぞ」

「へぇ~!ウルトラマンセブンって芦屋に来たことあるんだ?」

「ウルトラマンセブンじゃない。ウルトラセブンだよ」ウルトラマンセブンと呼ばれたことをしっかりと訂正していた。


   私は思わず、これが伝説の始まりになるのだろう。


  芦屋にウルトラセブンが2度もやって来たんだぞ!芦屋でキング・ジョーと戦ったんだぞ!


私の永遠のヒーロー!その名は芦屋に来てくれた「ウルトラセブン」

 

終わり