阪神甲子園駅での対応が理不尽極まりなかった。


2023920日の甲子園駅で巨人戦の観戦後でした。


いつも西側から車椅子で混雑を避けて改札口に向かいます。


 甲子園駅の車椅子で通過できる改札口はちょうど真ん中あたりにありますが、ここに行くためには大変な混雑の中、車椅子の前輪が歩行者の方に当たったり、私の顔面にショルダーバッグが当たりまくり危険極まりないのです。

そこでもっと安全に改札ができる西側を並んで入ります。  



 しかし、その時の駅員は「中央部に回れ!ここからは入れない!」

と手すり越しにきつい命令口調の言葉を投げかけます。顔は忙し過ぎたのでしょうか厳しい。 




さすがに私も914日の対応と変わっている事に驚き、「もう一度最後尾に回るから駅員さんたちでガードして欲しい」「忙しいから出来ない」「危険な事を要求しているのだらかやって貰わないと困る」など数分のやり取りがありましたが、ようやく西側の入り口のゲートから入れました。その態度は高圧的です。


しかし、この対応はいつから変わったのか?不思議でならなかった。


平成305月の国土交通省通達に「公共交通事業者の接遇ガイドライン」というものがある。









阪神電車の駅員さんたちの名札にはサービス介助士と書かれています。民間資格ですがそれなりに知識もあるだろう。


 翌日、国土交通省接遇ガイドラインの担当部署に電話しました。


 このガイドラインから見ると車椅子利用者が混雑時に困っている場合の誘導の方法や顔にぶつかるための回避も記載してあるが、阪神甲子園駅の対応は正しいのでしょうか?それを確かめました。

 すると案の定、ガイドラインで甲子園駅の対応は「間違えであり、国土交通省から指導してもいい」とのことになりました。


 結論は出たようなものですが、甲子園駅に対策を考えてもらいたいと2日後の922日に阪神甲子園駅にガイドラインをコピーしたものを持参して参りました。

驚いた事に駅長はガイドラインがあることも知らない。

混雑時の車椅子利用者の状態も知らない。


※車椅子を混雑時に使うと車輪が当たっりして周りの人に迷惑をかけることになります。


さらに920日に訳の分からないそれまでのやり方を変えた理由を述べていました。


 私が論理的に説明し、私の提案に応じてくれない場合は国土交通省から本社にガイドラインを遵守する指導がある可能性も伝え、927日に再度、訪問することを約束しました。


27日に再訪すると態度は豹変して「やり方を変えました」


 このような車椅子マークの掲示物を出して、従来通りに西側から駅員が対応するというこれまでのやり方だそうです。







 元通りの対応なのですが、ガイドラインや現実を知らない駅員さんに指導されること、阪神電鉄各駅にも同じよう混雑が予想される場合は事前に対応策を考えておくことなど徹底して欲しいと要望しておきました。


 これがきっかけで阪神甲子園駅ですから、接遇も向上してくれることを願っています。