「君に捧げるエンブレム」

4再放送とDVD化を!(その4

障がい者にも個性があって、

車椅子バスケでは私はローポインターになりますす。櫻井翔さんはハイポインターです。


ハンデがハンデになるある意味で面白い競技です。

ただ、車椅子を使用している者すべてが同じではありません。

少しなら立てたり、歩行ができる人もいます。2級重度は10m以内、片足立ち10分の目安がありますが、私は装具をつけて5mそこそこ。片足立ちとかはやれません。


車椅子利用者だって、ずっと座った生活をしているわけでもありません。


1ヶ月ほど前、週刊文春オンラインで、病院帰りに飲み物が必要で、自動販売機で薬を飲む為に購入した盗撮動画を掲載され、偽物障がい者にされてしまいました。


8回目の手術をした今、私は車椅椅子がないと生活ができません。


偽物と思うなら、一緒に生活して見ますか?

やればわかりますよ!


さて、

和也(櫻井翔)は必死でバスケに取り組むが、その強引なプレースタイルは逆に監督から退団を求められてしまう。


「それぞれの環境が違う。楽しみでバスケやっている者もいる」

 和也にはそれが理解できなかった。


 それは和也が元Jリーガーのプロサッカー選手の栄光が邪魔をしてしまうのです。


 ある日、トレーニング中

「生まれつきの障害だから挫折は元々ない」ライバルチームの得点王神村(安藤政信)が言う。

 途中障害者はハッ!とするはずの台詞なのです。


 私のような事故や病気で車椅子になるなどの人を障がい者は途中障がい者と言います。

 しかし、生まれつきの障がい者の方がおられます。

「お前、過去の輝かしい栄光を取り戻したいだけだろう・・」神村錬

「でも、取り戻したいんです。そう思っちゃだめですか・・」和也

「いいと思うよ!でも、それお前一人でやれよ・・」神村錬

和也はハッとする。

 そして2度目の挫折をする。

「俺が一番邪魔な存在だった・・・・」和也

 しかし中学生の頃から和也一筋に追っかけた雑誌記者(香川照之さん)に「お前、馬鹿か・・・俺の人生返してくれ、サッカーがダメになったら、今度は車椅子バスケ?同じように輝やいていやがる・・いいじゃないか今更、可哀想がられていい子ぶってんじゃねぇ」と一喝される。


これも分かる。

私も同じだった。医師から車椅子生活を勧められた時に「命があるんじゃないか。たかが車椅子だろ。贅沢言うなよ」そう言われたのは、不治の病に向き合っている病院仲間だった。


「命と車椅子」 天秤で測れるものではなく、自分の置かれた立場でどうしても見てしまう。                                                


 このドラマは単なる外から見た車椅子アスリートの話ではないのです。

 そのひとつひとつの映像や台詞、演じている役者さんたちが真摯に車椅子生活に向き合っている作品だからこそ、真実が描かれる名作になったのだと思う。


絶対にDVDにするべき作品です。

きっと、たくさんの人にほんとの事を知って貰えます、、、、。


つづく