あしや温故知新 188 若葉町 芦屋の地名シリーズ47

 

「自然と調和した緑豊かな美しい街・都市機能の充実した安全で住みよい町・豊かな人間性と文化を育む健康で快適な街」これをテーマにしてシーサイドタウン芦屋浜が出来ています。


シーサイドタウン芦屋浜の面積126ヘクタール(約38万坪)の計画人口は6千戸、約2万人。国際文化住宅都市建設法に基づいた新都市が誕生したのです。

 

 全52棟の芦屋浜高層住宅は、階段コアを柱とするメガストラクチャーと呼ばれる工法によって建てられ、近未来的な町並みを形成しています。


最高階建ては29階。5階ごとに共用階(共用スペース)が設けられています。(1980年度の日本建築学会賞と1982年度のBCS賞を受賞しています。)ASTM(アステム)とはA=芦屋浜、S=新日本製鐵、T=竹中工務店・高砂熱学工業、M=松下電工・松下興産の意味です。

このシーサイド芦屋浜のASTMは各分野のトップ企業の頭文字をとった合同企業体が結成されました。

アステム芦屋と分譲構想住宅はその名前が入っています。


この建物の設計者はミノル・ヤマサキ(Minoru Yamasaki、山崎實、1912121 - 198626日)は、日系アメリカ人建築家です。ワシントン州シアトル出身の日系二世。ニューヨークの世界貿易センタービルの設計者です。

高浜町の高層住宅と宮川で対面している若葉町高層住宅は同じような形態です。


違うことは高浜町には「松韻の街」という元々は誘致施設の建設予定地が戸建て住宅用地として販売されていることです。


若葉町は全て高層住宅で占められています。高層住宅で空中公園と呼ばれる高層住宅からのパノラマは絶景です。

 

若葉町には地域を代表する宮川大橋があります。長さ49.4m幅が16.4mの橋でデザインは「波」のイメージになっています。これがシンボルになっています。


 そして、この地域で一番の芦屋中央公園があります。

完成したころは中央公園芝生広場でしたが現在は人工芝の寝っ転がれるグランドと野球場、

公園内に梅林ロードがあり、梅まつりや地域の芦屋浜夏まつりが毎年開催されています。

中央公園の樹木は春になると町の名前の若葉が生い茂り、夏の木陰は都会の中のオアシスと言えるほどです。