神様のカルテ2 VOL4櫻井翔さんファン一押しの映画。 


 大学病院に誘われる一止。

揺れ動く、「私は分からなくなりました。自分が何をしたいのか?」

 

 君はもう答えがあるのではないか?大学病院の教授は一止にいう。

 

一方で、患者は胸の内を打ち明けた。

病むということは孤独です。それから手紙は続く。

「寄り添ってくれる先生が書いてくれたびっしりと詰まった記録、、、私には何が書いてあるかは分かりませんが、、。私にとっては、それは神様のカルテでした。」

 

「私に下さった暖かい時間をこれからも多くの人たちに作ってあげて下さい。たとえ病気は治らなくても、生きていることを楽しいと思えるように、、天国より、目一杯の感謝を込めて、、、」

 

一止は泣き崩れてしまう。

ハルはその一止を抱きしめる。

 

医師の苦悩は一人の人間としてどうあるべきか?

 

そんな映画も原作もそれを問うていたものだと思います。

櫻井翔さんは社会派ドラマがよく似合うと言われます。

確かに雰囲気が優しいので、人間くさいそれも社会派となるのでしょう。

しかし、私が知った櫻井翔さんは真逆の演技こそが似合っていると思っています。

主演したブラックボード・家族ゲーム・君に捧げるエンブレム・神戸新聞の7日間、いずれも名作です。

 

 主人公の人間臭さが際立つものです。

この神様のカルテでファンなら誰もがあの風体を見て「びっくり」したでしょう。

これは演出なのですが、見た目と現物が一緒でスタートし、ラストシーンを見たときにどう思うか。脚本・監督の思惑を推測すると見事に見抜いていたのです。

 

 櫻井翔さんがこの作品について語る特別映像がありました。

 すっかり、一止にしか見えないその立ち振る舞いです。どこまでも俳優なんだ。

 素晴らしい作品をありがとうございました。