潮芦屋ビーチを利用される方にお願いがあります。 

 

 日本全国のビーチも同じ問題を抱えているのです。




 芦屋市にはごみのポイ捨て禁止の市民マナー条例があります。


 公共の場所等での空き缶やたばこの吸殻などのごみのポイ捨てを禁止しています。ごみのポイ捨てはまちの美観を損ねるだけでなく、ごみが捨てられた場所の周辺の住民のかたに、大変な迷惑をかけることになります。


 つまりタバコのポイ捨ては芦屋市の条例違反になり、禁止行為なのです。


 さて、日曜日にビーチの清掃ボランティアをしている芦屋ビーチクラブの皆さんも今回オープンしてすぐ、これだけの吸い殻があるのは尋常でないと嘆いています。


 潮芦屋ビーチでは、タバコの吸い殻が大量にあったのです。



問題は

特にタバコのフィルターで、、。

専門家にお聞きすると、

「タバコのフィルターには自然界で分解されづらいプラスチックが使用されているため、これが使い捨てストローなどよりも海洋汚染に影響を及ぼしていることは明らかです。 もちろん浜辺に直接タバコの吸い殻を捨てる人もいますが、多くの場合は排水溝や河川などに捨てられたものが海まで流れることとなります。


 側溝に捨てるのも海に捨てるのも同じだそうです。


海洋汚染で本当に脅威となっているのはプラスチックではなく「タバコのフィルター」


 廃棄プラスチックが川や海に流れ、微小な「マイクロプラスチック」となり海洋汚染に大きく影響しています。

 こういった状況を解決すべく台湾では使い捨てストローやビニール袋の使用が段階的に禁止されており、他にもスターバックスがプラスチック製のストローを廃止すると発表しています。


 しかし、実際にはプラスチック製ストローは海洋廃棄物の0.02%しか占めておらず、タバコ(紙巻タバコ)の方が大きな影響を与えていると報告されています。


■1986年以来、海水浴場の清掃活動を支援してきたオーシャンコンサーバンシーによると、タバコの吸い殻は32年連続で世界の浜辺で最も多く集められたゴミだそうです。これは浜辺で収集されたゴミの約3分の1を占めており、過去32年間での総数は約6000万本にものぼるそうです。




 芦屋浜では、ビーチ来場者や釣り客のマナー問題と騒音、ゴミ被害等からビーチの夜間閉鎖をする事になりました。


 釣り客などのマナーも大切ですが、愛煙家の皆様もビーチでタバコを捨てないで、携帯灰皿を使う事をお願いします。


 海をこれ以上、汚さないようにみんなで守りたいものです。


 神戸市の須磨海水浴場や鎌倉市の由比ケ浜海水浴場で、神奈川は指定喫煙場所以外でのビーチ喫煙を禁止しました。


 芦屋市も既に市内4駅周辺の喫煙指定場所以外は喫煙禁止区域ですが、潮芦屋ビーチやキャナルパーク、市内公園に拡大するような事も考えないといけないのではないか?


 そんなご意見も多数寄せられています。


 規制ばかりの街にはなりたくありませんが、そんな事も考えなくてはならないかもしれません。