✴️あしや温故知新VOI.12 芦屋公園(通称:松浜公園)✴️懐かしのバックナンバー36

 

  私は物心がついたころ、母は私の手を引いてこの松浜公園にお弁当を持って遊びにきました。


 ベンチで広げるお弁当は格別です。

   お給料日前はたいていが近所の公園か浜でピクニックのようなことを母がやってくれました。


   阪神パークに行きたかったのですが、父に言えば甲子園球場(阪神タイガース)に連れていかれるだけでした。


   宝塚ファミリーランドは中山寺納骨堂お参りの法事ぐらいでしかありませんした。

でも阪神パークもいいですがこの松浜公園は子供たちが安心して遊べるように、それでもってアドベンチャー的な要素がしっかりとしていましたので私は大好きな公園でした。


   ジャングルジムも一回り大きく、大型の回転遊具も設置されていました。


  象徴として石組した山があり、ロックガーデンをイメージしたもので子どもが登れる鎖が着いていて上まで上がれるようになっています。


   その周りに池と川になっており、浅い池や川が水遊びの人気スポットになっていました。


   芦屋市にはこうやって、お猿や動物のいる公園、大規模な楽しい公園など、子ども目線でそれこそ「子どもファースト」な街として近隣市から羨ましがられました。

 

 お昼は子供たちの遊び場で、夜は若者たちのデートスポットになっていました。


   昭和38年までは海水浴場でもあったすぐ北側が松浜公園なので海の家でもあった「ひまわり」のおでんやおうどん、夏のかき氷は名物でした。


   夜になると元祖移動売買車のホットドッグ屋が出ていたり、夜泣き中華そばがやってきていました。


  下町風情があり、それでもって内容のレベルは高い。


   そんなテニスコートと松の公園が市民の憩いの場となりました。


   海岸を散歩して芦屋川や芦屋浜で「恋話」の思い出を持つ方も多いでしょう。

公園のベンチは夜になるとカップル(アベック・・)の世界でした。


   公園の北側にあった、和洋折衷の旧洋館で経営されていた喫茶店「仏蘭西(フランスかランセ)へ恋を語る男女が仲良く入っていく姿が懐かしい。

 

  私はこの芦屋公園(松浜公園)が今でも市民が好きな場所として上位にあがっていることがゆわば誇りでもあります。