11櫻井翔さんのファンからお勧めのドラマ「家族ゲーム」No11


 第10話あの男が家庭教師になった理由?彼は誰を殺したのか?

 

 吉本先生は沼田家に仕掛けた盗聴器を回収しにきていた。

 帰り際、賭け事の約束を思い出した吉本先生は、「家族を再生させろ」と慎一にほんとうの願いを託す。 

 この時の目には、一切の雑念がなく真実である事が一瞬に伝わる。

中々の演技に拍手喝采。ファンはほっとしたでしょう。

 

 慎一は再び沙良と会う。田子雄大が吉本荒野を名乗る事になった理由を聞きたかったのだ。

 

 沙良は、今回の依頼を受けるときに田子が教えてくれたのだと経緯を教える。

 

 田子は真田の自殺後、自分自身を責めた。しかし一方で、仮に真田を救えたとしてもそれは一時的なものに過ぎないとも気づいたのだ。

 

 そこで田子は教師をやめ、世界中の危険な地域を回った結果、「自分が強くなるしかない」という信念を持つ。

「世の中の悪意を全て断ち切ることはできないが、悪意に立ち向かっていける人間なら育てられる」

 

 自分が悪意の体現者となって世の悪意を生徒にぶつけるために吉本荒野を名乗り、家庭教師をすることを決意したというのだ。


 真実が打ち明けられた瞬間だったのですが、ここまで、どんでん返しが何度もありますから、半信半疑のになる。

 

 田子が沼田家を調査する過程で第2の真田(=茂之)、第2の吉本(=慎一)を発見し、それを踏まえて家庭教師になったのだ。

 

 沙良は田子が残した記録を慎一に渡し、田子が本当に殺したのは田子自身であり、真田の死を平静と口にできるほど吉本荒野として生きているのだと田子の真実の覚悟を伝える。

 

 その頃田子は本物の吉本の病室を訪れ、「吉本の本性を隠蔽しようとしたのは単なる自己保身のためであり、吉本の人間性を形成したのはあなたである」と吉本の母親に叱責する。

 

 慎一は沙良の話を家族に伝え、田子が書いてきた記録を家族の前で全て読み上げる。

 そこには、田子の真実の思いが書かれていた。

 

 記録の総評。最後は家族に対する失望に満ちていたが、、。ここで終わるのは悔いが残り、悔しくて堪らない。その想いで一家は再生の道へ歩き出すことになった。

 

 迫真の演技を魅せる櫻井翔さんは劇的。

長いセリフ!鋭い目。

 

 家族を呼びだし、茂之は山尾をいじめから救う。「死を意識して初めて生きている実感がわく、だから人に優しくなれる。」田子が教えた言葉だった。


つづく、