世界中でその国の建国記念日がありますが、その多くは植民地支配からの独立記念日とされていますが、日本はちょっと違います。


 さて、この日本国の出発点とされた日を、明治政府は長い歴史の中のいったいどこに求めたかといえば、初代天皇・神武天皇が即位した日と定めたのです。


 神武天皇とは、伊勢神宮の神さま・天照大神の5代後の子孫(来孫/ひ孫の孫)で、先祖が降臨したとされる土地、日向高千穂から大和へ向けて東征し、全国制覇をしたという神話が「古事記」や「日本書紀」で語られています。


   神武天皇が即位した日が、旧暦の紀元前66011日と日本書紀にあり、法令施行した年の旧暦11日にあたる日が211日であったことから、この日が「紀元節」となったのです。


古事記と日本書紀を同じ次元で語るべからず!と歴史の先生に聞いた事がありますが、この神話がどうやって出来たものか?

作者が誰か?


 気になる人も多いでしょう。


だから神話なんだよ!というのは簡単です。    


しかし、現代では建国記念日そのものに何か特別な思いを馳せることも無くなったようです。