櫻井翔さんのファンからお勧めのドラマ「家族ゲーム」No5


 第4 弟にラブレター?? 家庭教師強引にデートを仕込む!

 

  どうしても吉本先生の素性を暴きたい慎一は「吉本荒野を訴える会」というサイトを発見し管理人とコンタクトをとろうとする。「人間性が伝わってこない」と一方的に会話を中断させられる。「僕は自分以外の人を見下している。吉本のことを知りたいのは弱みを握られており、あいつの存在が邪魔だからだ」と本音を吐露する。


 その管理人の立花真希(忽那汐里)は自己紹介し、吉本先生が家庭崩壊に追い込んだことが原因で真希の家族が3年前に一家心中を図ったという衝撃の事実を知らされる。


 慎一役の神木隆之介の個性的な演技力に驚きました。

 ドママの中心が櫻井翔vs神木隆之介になりつつあります。

 

 一方、弟の茂之は自分に理解を示す吉本先生を絶対的な味方であり理解者だと信頼するようになる。


 

 そんな時に茂之に、中学1年時に同じクラスだった真野さくら(有川結女)から手紙が届く。 


 スケートを趣味とする彼女に「僕もインラインスケートが得意だ」と返事、その日から未経験のインラインスケートの特訓を始める。

 しかし、真野とのデートの承諾を得て喜んでいる茂之の様子が気に入らない山尾らイジメグループから、またもやイジメが始まる。


 一方、吉本先生は佳代子と一茂の馴れ初め探りだす。それをヒントにして茂之と真野のデートをセッティングし、佳代子にデートを見に行かないかと誘うのです。

 既に、母佳代子は吉本先生を信頼しているようになっていた。

 よほどやる事がないのか?佳代子はその提案に乗る。

 

 デート当日、インラインスケートの後に向かった店は、かつて佳代子が一茂にプロポーズされた店だったのです。


 ニヤリと微笑む吉本先生。

 無茶苦茶な行動に思いますが、実は緻密な計算がされています。


 これは脚本家と監督がドラマ全体に色々な仕掛けをしており、原作では味わえないダイナミックなものとなりました。



 デートをこっそり覗く、佳代子はプロポーズの言葉を思い出す。

 吉本先生のシナリオなのだ、こっそり微笑む吉本荒野!

 冷めた顔とにっこり微笑み顔。

 どちらが本物か、、、。

 ドラマのサスペンスは神木さんと櫻井翔さんのシーンで明らかです。この競演はお見事としかいえない。ある意味、完璧なキャスティングです。

 

 緊張している茂之の様子を当時の一茂に重ねる佳代子ですが、佳代子は昔、一茂に抱いていた恋心を思い出し、冷め切った夫婦関係からも脱却しはじめようとしていた。 

 

しかし、またもや反転させる。

上手くいきそうなると、失敗させる。失敗しそうになると成功させる。これを繰り返すのがこのドラマ独特の展開です。

 

このタイミングで、父、一茂は路上キスを盗撮されてしまう。

 

 しかも、一茂と浅海がキスしている写真が佳代子の主婦仲間のもとに送られ、佳代子はそれを見て気が動転する。

 

 すべて吉本先生の仕業であり、慎一がそのことを問い詰めると吉本先生は現在の教育制度のあり方や欠点を指摘し、得た知識に流されるだけで自分の頭で考える事を放棄しているのだと慎一を批難した。  

 

 瞬間、過去の吉本先生が出てきます。

 「お前たち崩壊するか、持ち堪えるか、これは家族ゲームなんだよ」

 迫力というか怖い!櫻井翔さん。

  毎回、違う顔になるのが、凄い。

  慎一は狂気の吉本先生を恐れるが、、。

 真希の元へ、現れたのは、なんと父一茂の不倫相手のだった。 

 

この回では、慎一役の神木隆之介さんの心の葛藤を表現するシーンが目立つ。


櫻井翔さんはそれを引き立たせるように、前に出るような事を避けているようだ。


つづく、