3櫻井翔さんのファンからお勧めのドラマ「家族ゲーム」No3

 

2 弟が家庭教師の犬になる 

 

 茂之(浦上晟周)や佳代子は吉本先生(櫻井翔)に怯えている。

 1日も早く家庭教師を辞めて貰いたい。そう願う佳代子(鈴木保奈美)。 

 弟を気にしている振りを演じている慎一(神木隆之介)

 

 浮気相手である浅海舞香(忽那汐里)後に立花真希との出会いで頭がいっぱいで家庭の話には興味がない一茂(板尾創路)

 

 そんな家族の中をスマホで追いかけては盗撮をする吉本先生。(櫻井翔)

 

 朝早くからやって来る吉本先生。

 沼田家の庭でラジオ体操をしていますが、その爽やかな笑顔と反面、家族の様子を鋭く見つめる目。笑いながら見つめている。

これは怖すぎる。


 この作品は、櫻井翔さんの内なる心を目によって演じさせているのか?

 

 第2話はこのドラマのターニングポイントで、沼田家を観察いや監視する吉本先生の目線なのです。

 

 櫻井翔さんの迫真の演技が際立つ。

 

 サウナで父一茂との会話のシーンは?後で何かの意味があるのか?

 これはサスペンスドラマだったのか?妙な想像力が頭を過ぎる。

 

 脚本、演出家のテクニックなのだろう。  


 この時点で、ドラマの構成はそれぞれの人間にスポットを当てている。

 唯一、ホッとするのが、一茂と吉本先生のツーショットのシーンだろう。

 

「一週間学校に行ったら吉本が家庭教師を辞める、それが守れなければ今後吉本に絶対服従である」という約束を吉本先生としています。

 

 一方、人殺しの吉本先生を家から追い出すために必死になる茂之。

 

 茂之が学校に向かうと、案の定、山尾ら同級生から凄まじいいじめが始まった。

劇中にそのイジメの数々を作文にする茂之。

他人ごとのようには普通は書けるものではないのだか、、。

 

 吉本先生は「もっと醜いいじめじゃないと茂之君は屈しない」と同級生の山尾らをそそのかす。

 

 山尾らのいじめは中学生のレベルを超えています。一方、吉本先生に自分の本性を見抜かれている事を恐れていた兄の慎一は吉本先生ともに茂之がいじめられているところを目撃する。

 

 慎一は優等生を装い吉本のもとで正義感を見せるが、吉本先生はそれを見ぬく、慎一(神木隆之介)の演技には定評があるのですが、この2人の目での演技は凄くいい。

 

部屋で慎一と吉本先生がジェンガをするシーンがあります。

 セリフが無い分、リアリティが際立つのです。

 

「やり直せる人間はそもそも立ち止まったりしないんだ。」慎一の弟茂之に言った言葉を強烈に批判する。

 

 茂之のイジメは繰り返される。

 

 吉本先生は茂之の同級生全員に宛名付きの遺書を配り「いじめの実行犯はもちろん、その傍観者もみな共犯者。いじめの証拠を教育委員会やマスコミ各社に送りつければ立派な犯罪者になる。今度茂之がもし、いじめにあったらお前らの人生を台無しにしてやる」と同級生たちを脅す。

 

 この回のラストは一茂は浮気がばれ、東大卒業の吉本荒野先生は別人だと慎一が東京大学の卒業アルバムを見せて終わっている。

 

 とにかく、ドラマの展開は早い。