「私が愛したウルトラセブン」は、平成5年(1993213日と220日にNHKの「土曜ドラマ」(20時から90分枠)で放送されたテレビドラマです。


 実際に特撮番組ウルトラセブンに脚本家として参加した市川森一さんが、同番組のヒロイン・友里アンヌを主役として、ドラマ構成のために導入したフィクションを交え、「ウルトラセブン」撮影秘話と出演者や制作スタッフの青春群像を描いた作品となっています。


 20111210日に亡くなった市川への追悼番組してBSでも再放送されていました。


 NHKのドキュメンタリーとして、事実と思ったファンも多いようですが、フィクションなのです。


 昭和42年の放送以来、私はウルトラセブンの大ファンになり、セブンに関するあらゆる作品を見ていますが、このドラマは当時の作品がどうやって作られたのかなどの紹介を始め、ちゃんとドラマ仕立てになっていました。


 ノンマルト(地球人先住民)「ノンマルトの使者」はこのウルトラセブンが単に怪獣や星人と戦うドラマではないことを物語っています。


 現在の地球人こそが、侵略者だった。


 金城さんは沖縄出身の出自を隠して本土に暮らしながら、同じ「異邦人」であるウルトラセブンの物語を書き続けることに苦悩しています。


 それが、絶妙に描かれていました。


 このノンマルトの使者は続編、平成ウルトラセブンで完結しています。

「わたしは地球人」


さて、私が愛したウルトラセブン!


もう、27年前になりますが、今見ても色褪せません。


ウルトラセブンは私の永遠のヒーローなのです。

(写真は芦屋ロケを撮影したものです。同級生の伊藤裕子さんが撮影されました。)