あしや温故知新VOL127 芦屋の地名シリーズ朝日ケ丘町


 朝日ヶ丘遺跡は、兵庫県芦屋市朝日ヶ丘町に位置する旧石器時代から縄文時代(約6000年前)の遺跡が発見されています。

遺跡の一部は発掘調査後に緑地として整備され、出土品は緑地に隣接する朝日ヶ丘集会所内の「朝日ヶ丘遺跡出土品展示コーナー」にて展示されているほか、同集会所の前庭には芦屋市全域を300分の1に縮尺し、市内の遺跡を紹介した触覚模型も設置されています。

 

 この朝日ケ丘町は宮川の上流に位置しており、気温や気流のよい丘陵地にあります。

花崗岩は多い場所でもあり、芦屋市は北側地域の開発を昭和30年(1955年)7から宅地造成を行いました。


 古い町ではありませんが、坂から続くマンション街はポルトガル「リスボン」のようだと思っています。

 

 芦屋市民病院もこのような景観的にも恵まれています。

また。大阪湾が一望できるこの地に有名な芦屋霊園があります。

 景色もよくて、海も見えるこの風景が好きだという市民も多いでしょう。

 

 また、この場所に芦屋市民プールが完成しました。私の子供のころは2間の券を購入し、小学校3年生のころから楽しんだものです。

 2時間のギリギリまで、遊んで1分前に退場する。そのテクニックはお見事でした。



 当時はプールから大阪湾が一望できました。

 私の家の漁船や沖へいく貨物船やフェリーなんかもはっきり見えていました。

 この市民プールは子供たちだけでなく、近所の大人の人たちも来ておられましたので、芦屋マダムの憩いの場所でもあったようです。

 女優さんや俳優さんのような人たちも普通に見かけました。


 不思議なものは他にもありました。子供用プールにクジラかイルカの絵が描かれていましたが、それがどちらなのかは長く不明です。


 これを市役所に勤務されていた技術系の課長は「あれはクジラだった」と証言してくれています。


 入所された頃に何度も書き直したようですが、イルカに似たクジラを描いたようです。

 

 昭和44年頃には、水連学校もこの朝日ケ丘プールで行われ、私はこの水連学校で水泳を教えてもらいました。この伝統は長く続けられていました。

 

さて、この朝日ケ丘町は総世帯数3,052世帯(令和241日現在)は堂々の1位の世帯数です。2位は高浜町の2,278世帯。3位は翠ケ丘町の2,116世帯と続きます。


 朝日ヶ丘坂に立ち並ぶマンションの風景をリスボンやコートダジュールと表現された方がおられますが、ピッタリかも知れないですね。


 朝日ケ丘町の芦屋1位の世帯数、人口数は不動でしょう。



 【参考文献】

あしや子ども風土記 芦屋の地名をさぐる

 芦屋郷土史 細川道草著

わたしたちのあしや 芦屋市教育委員会