芦屋市教育委員会、生涯学習課は精道村発足130年記念事業に取り組み,その一環としてパンフレット『精道村のあゆみ』が刊行されました。


 今回の精道村記念パンフレットにつきましては,当初,「阪神間モダニズム」を中心に編集される予定だったと聞きました。

「精道村=阪神間モダニズム」ではなく、精道村全体を捉えた内容で構成されています。


 これが史実だと私は考えます。


 また、精道村初期の頃は芦屋は農業・漁業が盛んな村でした。

 美術博物館の和田秀寿さんが精力的に取り組まれた「手々かむイワシいらんかえ」も紹介されていました。


特筆される紹介として、

村役場は大正12年竣工、鉄筋コンクリート造3階建て

「日本一の村役場」と言われた建築です。


また、精道村役場の建物の模型が現在、芦屋市役所南館B1にケースに入ってひっそりと置かれています。 


模型の制作者は森本勝則さん(元芦屋市職員)です。当時の図面がなく、苦労されてコツコツと作られた力作です。


 しかもこの模型の中に、竣工当時に村役場に取り付けられた銘板が入っています。


 精道村役場は現存しませんから、この精巧な復元模型を見ていただきたいと思います。