昨年の第100回 全国高校野球選手権大会の車椅子席は早朝から並ぶのが条件でした。

「前売り当日券は〇月〇日の午前10時から発売します」(朝日新聞社HP)

さて、甲子園球場は 47,541席ありますが、

 

車椅子席は、グリーンシートに4席

3塁内野に4

1塁内野に4

1塁・3塁アルプス席に各2

ライト外野に10席・レフトに5

合計31席です。

 

この31席を購入するには、試合開始1間前には大会本部前に並び購入することになります。

 

  昨年100回大会までは、障害手帳を交付された障害者と介助者(2名可能 )は発売時間に大会本部前に集合しなくては販売してもらえません。

 

  前売り券が無いために、31席の当日券は争奪戦となっていました。

理不尽と思えわれませんか?

ただでも少ない席の取り合いですから、早朝に並んだ者勝ちです。私は地元ですから、並ぶのも可能ですが・・・遠方からの方は前泊するか、手に入るかどうか解らないのに出来るだけ早く並ぶことになります。

 

  ゲットできればラッキー!!

 

私の朝日新聞社への質問状の回答には改善したいと書かれていました。

 

今年はどうかというと予約販売になっています。

チケットぴあやローソンチケットです。

朝日新聞に書いてあったチケットぴあに電話するとすでに売り切れと自動音声が言っていました。しかし、現場では空席になっているのです。

その事を主催者へ問うとネットで予約するシステムだそうです。

朝日新聞には購入先の電話番号とHPアドレスが簡単に書かれておりますが、この電話は何度電話しても「完売した」と自動音声が繰り返すだけで、HPを詳しく追っかけるとやっと販売予約に辿り着くという不親切さ極まりないのです。

 

さらに、応援団アルプス席は学校関係者が試合の都度押さえるために一般の応援をしたい方には販売されません。外野は予約販売がありません。

 

相変わらずの争奪戦で介助者と障害者本人が窓口で並ぶシステムは何ら変更されていませんでした。

 

甲子園球場で高校野球を見たいとする車椅子利用者と介助者が炎天下で並んで販売を待っている姿を想像してください。

中には呼吸器をつけている方もおられます。

 

一般の席は誰が並んでも販売されます。

でも車椅子席は全員で並ぶのです。理由は本人確認をするためだと言いますが

入場する時に手帳を確認すればいいだけのことです。

 

人権に積極的と言われる「朝日新聞社」所詮はこの程度なのです。

高校野球連盟に抗議しても、主催は朝日新聞社だと逃げる始末です。

 

高野連側の積極的な姿勢が見られないのも残念です。完全に商業新聞社に依存しています。これを癒着体質というのです。

 

早く、高校野球を独占している朝日新聞と毎日新聞は高野連の役員を排除して、商業ベースの高校野球から脱却してもらいたい。

 

たった一人でもこのことを言い続けたいと考えています。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201809/0011651231.shtml