芦屋公園(通称:松浜公園)その1vol.13
 
ここをご存知ない芦屋っ子はまずいないでしょう。
  ここのテニスコートは昭和31年の兵庫国体で昭和天皇陛下をお迎えしました。



「芦屋国際ローンテニスクラブ」
このテニスクラブは昭和30年9月に設立されました。内閣府のページでも紹介されています。

  世界的に有名なプロテニス写真家の川廷榮一さん(同志社大学テニス部OB)です。川廷さんの功績が讃えられて、アジア人初、ウィンブルドン名誉会員の名誉を贈られました。

2012年のロンドンオリンピックでは、テニス競技委員長に決まっていたのですが、直後に体調を崩され、2013年8月3日にお亡くなりなりました。私自身も車椅子テニスのことで2度ほどお会いしており、お元気で車椅子テニスにも積極的に取り組んで頂いている途中でした。
現東京都知事小池百合子さんもメンバーです。



芦屋市とテニスの関係は深くてその原点がこのテニスコートにあります。現在は、メンバー以外の市民テニスプレイヤーにもコートを解放しています。



 
さて、この芦屋公園は、松浜公園としての愛称があり、名前のとおり大きく成長した黒松がたくさんあります。芦屋市の市木も「クロマツ」ですから、芦屋市の象徴のような公園なのです。
  古くは「芦屋遊園」と呼ばれ、その入り口にあった当時の石碑は現存しています。
 
最南端にある東屋は大正時代のタクシー乗り場兼バス停留所です。
実はこの建物は大正時代の建物なのです。



しっかりした構造物で何度か補修していますが、外壁を剥がしていくと中は当時のままの状態になっているという歴史的な堅牢な建物です。
 
3ヶ月ほど前に屋根の補修をしていました。中のものを残してしっかり補修工事を行っていました。




 拘りの芦屋市と言われれば否定しません。寧ろアイデンティティ(identity)を大切にして欲しいと思っています。
 
 芦屋川のこの場所で大正ロマンに想いを馳せてください。