おはようございます。
 
今日は母校の「報徳学園(東兵庫)」VS「聖光学院(福島)」が第3試合に。
実は報徳は90回記念・80回記念大会にも出場しています。
前回の平成22年の夏は忘れもしません。
1回戦 3-2砺波工
2回戦 4-2福井商
3回戦 13-5佐賀学園
準々決勝 2-1 新潟明訓
準決勝  5-6  興南
もうちょっとで2度目の夏の大会優勝・・・走攻守そろったチームだった。
 
 
今年は、関西勢が集中して7日目に登場します。
第2試合には「市立明石商業(西兵庫)」も登場。VS「八戸学院光星」(青森)
第1試合には京都・龍谷平安(京都)VS鳥取城北(鳥取)
第4試合は白山(三重)VS愛工大名電(西愛知)
 
チケットもすぐに売り切れになるでしょう。
報徳学園は買えるチケットを購入して、OBや在校生応援席を準備していますが、不足しているのです
 
少しでも他の人に応援席のチケットが手に入るようにと先輩は東京からやって来て昨日深夜0時から並んでいます。

  報徳学園の校風三則の3番目に「分度推譲の美風を養う」があります。

「分度」は勤労することで日常のすべての行動が誠の状態から行われるため、当然それは消費活動にも現れます。
無駄がなくなり、贅沢を自ずから慎しむようになる。これを「分度(ぶんど)」といいます。

つまり、分度とはけちをすることではなく、至誠から勤労した結果に自然と使わざるをえないもののみを使うということを意味します。

「推譲」は、最後に分度して残った剰余を他に譲ることを「推譲(すいじょう)」と言います。

   分度と同様に、推譲は単なる贈与なのではなくて、至誠・勤労・分度の結果として残ったものを譲ってはじめて推譲になります。

   これを「分度推譲」というのですが、まさに先輩は実践されています。
 
  OBとして、学園側が用意したチケットで入場することは可能なのですが、※先輩は黙って並んでいるのです。
 
夜中に陣中見舞いにお伺いしましたが・・・・
 
「甲子園高校野球の現状を把握する意味でも実体験してみるんだよ。まあ、何かに気付くこともあるでしょう。それが楽しいもんだよ」
 
この果断速攻の行動力には感服します。
 
さあ、今日も試合結果はどうであれ、報徳学園らしい最後まで絶対に諦めない野球を見せて欲しい。
聖光学院と報徳学園の試合が永遠に語られるベストゲームになることを期待しています。
 
両校に栄光あれ!