時間が欲しい!長くなりますが、、、
高校3年の5月に、私は突然 「ネフローゼ症候群」 という病気にかかりました。
この病気は、尿にタンパクがたくさん出てしまうもので、そのために血液中のタンパクが減り、全身のアチコチにむくみ (浮腫み) が発生するやっかいな病気です。ひどい場合は胸部や腹部に水がたまる(胸水、腹水)こともあります。
さまざまな合併症の危険もあり、やむなくその治療のため、特効薬だったステロイドホルモン剤を大量に投与しました。
その当時は「生きる!死ぬ!」その毎日で高校3年生の私には耐え難い苦痛でした。
将来にも絶望したし・・・その経験は生涯忘れることはないでしょう。
その後 「ネフローゼ症候群」 は治療によって克服できましたが、当時大量に使った薬が、知らず知らずのうちに足の骨をむしばんでいたようです。
大学に進み、社会人となり、その後一念発起して、生まれ育った芦屋のために平成3年に市議会議員に!
住みよさで知られる芦屋ですが、見えないところでは問題が山積、その解決に懸命に働く気持ちで活動を続けていた私に、予期せぬ試練が訪れました。
平成7年、あの阪神淡路大震災の頃です。その復興に向けて全力をあげると決意したとき、ステロイド剤が原因で足の骨をむしばまれ自由が奪われてしまったのです。
10回を超える手術の末に・・・歩いての生活には「さよなら」しました。
「不便なんことはありますが、不幸じゃない!」
これは悔しくて言っているのでも何でもないのです。
「命に勝る宝無し」まだやれるぞ!その精神力が身に付いています。
あの頃の経験と皆さんからのサポートが、私に大きな力を与えてくれたのです。
今、私の関節は入れ替えをする時期を迎えています。
もう少し歩けるようになればと期待しています。それには大規模な手術を覚悟しなければなりません。
しかし、私にはやらなくてはならない問題がたくさんあります。
時間が無い、、、、。
現状では、難しい選択なのです。
写真は新しい車椅子の仲間!
電動アシスト付き
ニューちんたらセブン号